ブログにはブログのよさが＆「棄てられる人」になる！

SNSに手を出すと、そっちにかかりっきりになってブログに向かう時間がほとんどなくなっていたけれど、
ブログにはブログのよさがある。

SNSは楽しい面もある反面、気を遣うので疲れる、くたびれる。
愚痴やネガティブなこと、だらだらした長文、深刻すぎることなどは読む人のことを考えると控えてしまう。
なかには、そんなことお構いなしにめっちゃ長文、リアクションしずらい深刻なことを
何度も書き込む人もいるけれど、それは私にはできないな。

その点ブログは気楽だし気まま。
吐き出して楽になったり、考えながら書くことで気持ちを整理したりできるのがいい。

突然だけど私は物を棄てるのが苦手。
捨て方がわからないというのもある。

例えば、市町村のゴミの捨て方に載っていない、書けなくなったボールペンや水性ペン、これは燃えるゴミなのか
燃えないゴミなのか、わからないと結局棄てられない。。

服も、一般的にはワンシーズン着なかったらもう着ないから棄てるべし、と頭ではわかっているけれど、
汚れていない、破れてもいない、まだ着られる服を棄てるのができない。

いやできないでいた。できないできた。

「ときめきの魔法」で一昔前に大注目され、今は米国移住を果たし海外の人からも支持を得ている片付けコンサルタント
こんまり（近藤麻理恵）さんの本も読んだことがあり、「ときめかないものは棄てる」というメソッドも知っているけれど、
いまいちピンとこなかった。

けれど、不定期で読売新聞に連載中の片付け小説（こんまりさんの体験をベースに小説家・川村元気さんが編み出す共作小説）を読んで、ものすごく刺さることばに巡り合い、考え方が変わりそう、物が棄てられる人に近づけそう！と思えたのだ。

その小説の中のことばとは・・・・



人がモノを棄てられない理由は、ふたつしかありません。
それは過去に対する執着か、未来に対する不安です。
そしてモノに対してわたしたちが選べる道は三つ。
今向き合うか、いつか取り組むか、死ぬまで見て見ぬふりをするか。
わたしは、いま向き合って時を前に進めることをお勧めします。
空間は過去の自分ではなく、未来の自分のために使うべきだと思うんです。


離婚後、妻と子どもと別れ、当時からのモノに埋もれて暮らす一人暮らしの男性に向けたことば。

特に最後の1行、＜空間は過去の自分ではなく未来の自分のために使うべき＞
これはストン！ときた。

棄てられないで部屋を、クローゼットを、押し入れの中を占拠しているあふれるモノたちは、
単なるゴミなのだよね。

時々想像することがある。
もし自分が突然なんらかの理由で逝ってしまったら、
あふれるガラクタを、ゴミを、誰が片付けるんだろう？
旦那さんがいるから旦那さんだろうけど、きっとなんでこんなにモノがあるんだ・・・と
うんざりするに違いない（汗）。

断捨離、終活ということばも流行ったが、自分はモノをもちすぎだ。
体力・気力がなくなってからでは、きっとあふれるモノを片付けられないだろう。

前に新聞記事かなにかで、終活のモノの整理は、気力体力のある50代から始めるのが理想、とあって
そのことも頭の片隅に残っていた。

これまで全然棄てられなかった私が、いきなり棄てられる人になれるかはわからないけれど、
意識として、だいぶ革命が起きたことは間違いないので、
棄てられる人に近づこうと思っている。

衣替えの時期、手始めにビニール袋一つ分のいらない服を詰めることができた。
自分としては進歩だと思う。

なにかで、ワンシーズンで着るものは、トップス、ボトムス各5着（だったかな？）で事足りると読んだことがある。
確かに、そんな気がする。
結局、着心地がよく気に入っているものは、そのくらいの数だろうと思う。


冬の終わり、車の点検の待ち時間につい訪れたイオンで、タイムセールにつられて
冬のキャンプにいいかもと暖かそうなズボンを2本、薄手のダウンベストを買った。
でも結局、買ってから一度も身につけていない。完全に来シーズン専用となったが、
安いからと安易に手を出すのもどうかと反省した。

去年、ブーツで同じことをやらかしていた。
きれいなターコイズブルーのニコアンドのブーツ、結局今年一度も履かないで冬が終わった・・・。

そもそも、コロナ渦となり出かける機会が減った。
いや、キャンプには結構行ったけど、都内で友達に会うとか、そういったことは全くしていないので
おしゃれをして出かける機会が減った、ということだ。

もっと服を減らしたい。
安いからと安易に買わないようにしたい。

そんなことをつらつら考えた4月の初め。