博報堂、サントリーに広告制作費を過大請求…書類の金額を上書きするなど改ざん
博報堂が、広告制作費を故意に過大請求していたという記事。
「実費で精算するルールだったが、下請けの制作会社が作成した書類の金額を上書きするなどして改ざんしていた。」
金額は公表していないそうです。
請求できないものを売上計上していたとすると、売上の虚偽表示(しかも故意なので不正)となりますが、不正会計以前の商道徳の問題なのでしょう。
広告制作業務における不適切な請求について(2023年11月22日)(博報堂)
「当社の広告制作取引に関しましては、各得意先様と取り決めた個別の取引ルールに基づいて請求させていただいており、サントリー様とは、実費精算方式という取引ルールとなっております。今回判明した不適切な請求は、実費精算時に提出する制作会社などからの請求金額のエビデンス書類について、当該書類の上書きなどの操作をしていたことによるものです。サントリー様にはわからないような形で行ったもので、お得意先様からの信頼を悪用したあってはならないことでした。当社のコンプライアンス意識の低さはもとより、収益拡大を優先し利益をあげる認識が当該現場に強く浸透してしまった結果であると深く反省しております。当然のことながら、サントリー様から値引き要請などの利益圧迫等はされておりません。」