最近の監査人交代事例です(2025年4月22日発表分)。
1.オープングループ(東証プライム)
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
あずさ→監査法人アヴァンティア、の交代です。
監査報酬増額が見込まれることを理由に挙げています。
「同会計監査人については、会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えていると考えておりますが、監査業界を取り巻く環境が変化する中、段階的な監査報酬の増額が今後も見込まれることから、当社の事業規模に適した監査対応と監査報酬の相当性等を踏まえ、複数の監査法人を対象として総合的に比較検討を行ってまいりました。」
アヴァンティアを選んだ理由。
「監査等委員会が監査法人アヴァンティアを公認会計士等の候補者とした理由は、当社の事業規模に適した新たな視点での監査が期待できることに加え、会計監査人に必要とされる専門能力、独立性、職業倫理、品質管理体制及び監査報酬の水準等を総合的に勘案した結果、当社の会計監査人として適任と判断したためであります。」
現監査人の就任年は、2017 年です。
2.エスポア(名証ネクスト)
会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
海南監査法人→監査法人アリア、の交代です。
監査対応・監査費用を理由にしています。
「事業規模に適した監査対応と監査費用の相当性の観点も勘案し、他の監査法人と比較検討してまいりました。」
アリアを選んだ理由。
「監査役会が監査法人アリアを会計監査人の候補者とした理由は、新たな視点での監査が期待できることに加え、会計監査人としての品質管理体制、専門性、独立性及び監査報酬の水準等を総合的に勘案した結果、当社の会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を整えていると判断したためであります。」
現監査人の就任年は、2022 年です。継続年数は、「新たな視点」が必要なほど長くはないような気もしますが...