下腿の連結(脛骨と腓骨)
脛腓関節とは
※脛骨の右上端部と腓骨頭との間で関節を構成している平面関節
である。
※※平面関節とは双方の対立面(関節を構築する面)がほぼ平面で
僅かな滑走機能しか持ち合わせていないためこの呼称がある。
※※下腿骨間膜とは
脛骨と腓骨が相対する面に双方の骨間膜同志が連結
し合っている膜状で強靭な結合組織で作られている。
※※脛腓靭帯結合とは--
脛骨にある腓骨切痕には腓骨の下端がはまり込むよ
うな形状を呈していて、これだけでも関節として機
能するかのようであるが関節は構成せず遠位端で前
骨間膜や後脛腓靭帯などで固定されている。
※下腿の下端外側は外果で同じく下端内側は内果である。
距腿関節の学習
別名足関節ともよばれ脛骨と腓骨下端との間に関節構造
持った下面の関節窩と距骨(足根骨)上面との間に作られ
る関節で蝶番関節型のらせん状に構成される関節である。
距骨の最上部が滑車切痕でこの切痕部が骨頭になる。
※※運動は屈伸運動で底屈(屈曲)と背屈である。
※※三角靭帯は内側靭帯との別名もあるが呼称の様に
①脛骨と舟状骨間の部分と②脛骨と距骨間の部分、
③脛骨と踵骨との間の部分で④脛骨を中心にした
3地点に三角状の靭帯を強靭に構築し内反位防
御に対応している。
※※足関節の捻挫は過度の力学的内反が原因とする
もので三角靭帯は足関節保護に対応している。
※①距骨下関節
踵骨の上部に距骨が重なった形で作られる関節で
踵骨の上下運動に直接関与する関節で可動性(す
べり運動)が多用される関節である。
※②距踵舟関節
距骨の下面は踵骨と舟状骨が定位置でそれぞれが
連結し、3骨の間は複関節になっている。この関節
の下部にある距骨下関節は底面に張る骨間距踵靭帯
で隔てられている。
※③踵立方関節
踵骨と立方骨との関節で①不完全な鞍関節の形を呈してい
て、この関節は単独の関節腔を有し②の距舟踵関節から独
立して関節を営んでいる。
※機能的には位置関係が①距舟踵関節と②踵立方関節と並ん
でいるので、これを横足根関節(ショパール関節)と呼称する。
※底側足根靭帯など
足底にはショパール関節を跨ぐ形で強靭な靭帯数本が足底
を形成していて、底側足根靭帯 となり足底のアーチを形成
する。別名は足弓と呼ばれる。
※底側足根靭帯は---
①底側踵舟靭帯 、②長足底靭帯、③底側踵立方靭帯で構成。
※ 足弓※※(大小の足根骨と5本の中足骨が主体)
大(踵骨)、中(距骨・立方骨・舟状骨)、小(内・中・外の3楔状骨)
と中足骨5本が交互に靭帯を張り巡らせて構築されていているた
めに体重負荷に対応するクッションの役割を整え①高所からの着
地、(スポーツ)②走行(競技)③通常の(生活手段の歩行)に至るま
でこの足弓のクッションに支えられている。
※構築と形状
まず構築を文例にすると踵骨の前縁部の強靭な靭帯はと総称され
るが、詳細は①底側踵舟靭帯、②長足底靭帯、③底側踵立方靭
帯が全アーチの主流になる。特に※載距突起と舟状骨骨底とを結
ぶ底側踵舟靭帯は強伸展されてもバネ性の収縮が衰えず 反復性が
強靭でスプリング靭帯の別名が冠せられている。
※足根中足関節
この関節は遠位の足根骨と中足骨頭の関節で目視による観察は不能
のため詳細に記述すると①内側楔状骨、②中間楔状骨、③外側楔
状骨が第1から第3の中足骨頭と関節を作り、立方骨が4と5の中足
骨頭と関節を持ち合計5個のかんせつを構築している。
※中足指節関節(英訳名はPIP関節)
この関節は中足骨頭と基底骨底しの間に営まれる関節で5本の中足
骨頭は深横中足靭帯で強靭に定位置に固定され手の親指に相当する
第1趾骨は地面を強く蹴る大型の関節構造で突出した形である。
※足趾の関節
中節骨頭と末節骨底が作る関節で蝶番関節の構造になっている。
運動は屈伸運動を行う。遠位指節間関節で(DIP関節)の英訳名
でも医療、介護現場では英訳名が定着している。
※ステッドマン医学大辞典 ※解剖学ノート編集委員会蔵書
股関節の学習
※※大腿骨頭靭帯(関節内靭帯で触知・目視ともに不能)
※股関節は大腿骨頭の球状に近い円形がその球状に大きさ
に対応した容積を整えた寛骨臼との2者によって構築され
ている。大腿骨頭は寛骨臼の深部にはまり込むため 周囲の
血管からの栄養補給だけでは賄いきれず、大腿骨頭靭帯は
それを補うため寛骨臼の下縁を走行する閉鎖動脈の枝を導
入し、骨頭への血行路を作っている。
※※大腿骨頭窩とは--
*大腿骨頭の最上部に小さな窪みがありこの地点(寛骨臼)
を起始部した靭帯を大腿骨頭靭帯と呼ぶ。極度の伸展等
でも骨頭関節窩から脱落せず固定が保持される。
同じ球関節でも肩関節とは、はるかに異なる形状を整え
た、この関節は強靭に構築されている。
※②腸骨大腿靭帯
股関節の関節包の表面で腸骨と大腿骨との間に張る靭帯で
股関節の前方、と上部を補強する靭帯で靭帯線維がY状に
張り合わされている為この名称がある。
※③恥骨大腿靭帯
股関節関節包の表面を覆う靭帯で位置としては下部を補強
する靭帯である。
※④坐骨大腿靭帯
当該の関節包の表面に張る靭帯で坐骨と大腿骨間に張って
いて股関節の直下を補強する。
※骨膜の骨学的意義
骨膜は不意の骨折時の修復要素の役割を担い緊急対
応前の骨膜の存在はその意義が大きい。
成人、高齢者ては大腿骨頭の血管退化は避けがたく
大腿頸部の骨折では骨頭壊死を招きやすい。
※膝関節
膝関節は大腿の下端にある外側顆、内側顆と脛骨上縁
の内側顆・外側顆がそれぞれ対峙して構築されている。
機能的には蝶番関節的要素のある顆状関節との2者を
合同したような関節とも言われる。
※膝蓋骨---大腿骨下端の前部に位置し膝関節関節面と
協同するように内面(関節面)は凸部は無く
滑走に対応した形状になっている。
膝関節の靭帯
※膝十字靭帯---脛骨上面の顆間隆起と大腿骨の間に張る
靭帯が2本あり前十字靭帯、後十字靭帯
からなり、関節の不意の動揺を防いで
膝関節の安定に寄与する。
※内側側副靭帯-大腿骨内側上顆と脛骨の内側縁を保護す
る靭帯で膝関包が肥厚して発達した靭帯
で、膝関節の安定に作用する。
※外側側副靭帯-大腿骨外側上顆と腓骨頭との間に張る靭帯で
目視が可能で膝関節の後外側で触知もできる。
この靭帯は性状が本来の靭帯で内側側副靭帯
のそれと成り立ちが違うため整形外科的な臨
床例も少ない。
※膝蓋靭帯--この腱は大腿4頭筋の停止腱の一部で膝蓋骨
と脛骨の間を結ぶ靭帯で膝蓋骨の安定で膝に関
連する安定の一部を担っている。
※膝蓋下脂肪体--膝関節腔の中に滑膜に被膜された脂肪体
が骨と骨の間を満たしている。
自由下肢の構成
※①大腿骨、②膝蓋骨、③脛骨、④腓骨、⑤足根骨、
⑥趾骨、
※以上①--から⑥までの骨によって構成。
※大腿骨、
①大腿骨は人体で単独では最長、最大の管状骨である。
②最上部の 球状の部分が大腿骨頭で股関節の寛骨臼との
間に股関節を形成する。
③大転子と骨頭間を大腿頸と呼称し骨折好発部位でもある。
④大転子と小転子の間には前側が転子間線と呼ぶ小結節が
あり、後側が隆起のやや大きい転子間稜がある。
⑤転子間稜の下方には大殿筋が停止する殿筋粗面がある。
⑥骨幹は大腿骨体とよばれ、かなり円形を呈した管状である。
⑦大腿骨の後面を観察すると中央部に粗い小さい粗面を縦
長に展開する。この線を大腿骨粗線と呼ぶ。
⑧この粗線をよく観察すると縦軸に内側と外側に筋の停止
部が確認できる。内側を内側唇 、外側を外側唇 と呼ぶ。
⑨大腿骨の下端は関節構成部が大きく肥厚して左右に突出
した部分を内側を内側上顆、外側を外側上顆とよぶ。
⑩外側上顆、外側上顆は膝関節の形を整えてているが両者
の下端が外側顆と内側顆をつくり、この2者が脛骨上面
の関節面とで関節し、膝蓋骨を動員して膝関節を完成さ
せている。
※※脛骨と腓骨の学習
⑪脛骨の下端は内果が隆起して「内くるぶし」を作る。
⑫腓骨は脛骨の外側に位置し上端は脛腓靭帯を介して脛腓
関節をつくり、下端は脛骨との間に下脛腓関節をつくる。
⑬腓骨の太さは脛骨と比較するとかなり細くなるが、腓骨
は前脛骨筋、長腓骨筋などの走行によって触知は可能だ
が目視は不能に近い。(足部の背屈で目視・触知可能)
⑭腓骨、脛骨2者の下端は足根骨との関節(距腿関節)を形
成し力学的には全体重から足部の重量を差し引いたほぼ
体重に近い負荷重力を負おうことになる。
足の骨
※脛骨と腓骨、それに距骨の3骨が足関節(距腿関節)を保持
し、この関節から先の骨の構築は距腿関節から伝導する重
力は踵骨また他の足根骨や趾骨に分散させていて、歩行や
走行、跳躍、を基本に多種多様な歩行態勢を瞬時の決断に
基ずき行わせている。
足根骨
①踵骨、②距骨、③舟状骨、④内側楔状骨、⑤中間楔状骨,
⑥外側楔状骨、⑦立方骨。合計7個。
※※距骨と距腿関節
距骨の最上面の距骨滑車は脛骨と腓骨の最下端の関節面と
で距腿関節を構築するが距舟関節、踵骨との距踵関節など
複雑に足根骨間関節が交差している。
※※足根骨の近位骨は---距骨と踵骨の2骨である。
※※足根骨の遠位骨は---①舟状骨、②内側楔状骨、③中
間楔状骨、④外側楔状骨、⑤立方骨。
※※足の趾骨、
中足骨5本、基節骨5本、中節骨4本、末節骨5本。
※※趾骨1本全体の観察とそれぞれの呼称。
①近位端は「底」・中間は「体」遠位端は〔頭〕とよぶ。
※下肢帯の構成
①下肢または下肢帯の骨は股関節を介して下肢帯が
下肢と連結している。
②股関節より上の領域を下肢帯と呼称される。
③股関節より下部を自由下肢と呼ぶ。
④片側8種、31個の骨で成り立っている。
⑤下肢帯は--寛骨1個
⑥自由下肢--大腿骨-1個、膝蓋骨-1個、脛骨-1個
腓骨-1個、足根骨-7個、中足骨-5個、足趾-14個。
寛骨の学習
※寛骨は人体中最も大きい扁平骨で骨盤の左右を形成し
思春期までは腸骨、坐骨、恥骨は軟骨で境界(分界)を
もって分かれているが成人に達する頃にY字軟骨が骨
化して軟骨結合が完成する。
① 腸骨
成長で骨化が完了した寛骨の最上部の かなりの面積を
有し形状は扇状である。
※腸骨窩--腸骨前側の多くの部分を占めている。
※腸骨稜--腸骨の最上部で外側縁をなし、体表からも目
視でき、計測線としても重要である。
※上前腸骨棘--腸骨稜の最前端で計測点として重要項目。
※上後腸骨棘--腸骨稜の最後部の端にあり計測点で重要。
坐骨の学習
坐骨は
※寛骨上部が腸骨が占めていて全体から観察すると寛骨
下部にL字型で位置する。
※坐骨結節は寛骨全体でみると最も低位に位置し人類が
座位をとる場合はこの坐骨結節が最も床に接地する。
※坐骨結節の上部には坐骨を形成する大小の坐骨切痕が
くねった曲線を呈していて、最も後方に突出している
箇所が※※坐骨棘である。さらに近くにある仙骨、尾
骨との間に仙棘靭帯を張り、仙結節靭帯と共に大坐骨
孔、小坐骨孔を形成する。
恥骨の学習
※恥骨は寛骨全体から位置的な説明をすると前方の下部
となる。性器を恥骨結合の前方と規定すると恥骨結合
の両翼が恥骨上枝となり、恥骨結合の左右を下方に枝
を伸ばした部位が恥骨下枝となる。
上前腸骨棘との関連では鼠径靭帯が同側の恥骨結合の
周辺に停止している。
骨盤の学習「骨盤の形成と機能」
※骨盤は①左右の寛骨と仙骨・尾骨で構成される。
※前方では左右の寛骨は恥骨同士が恥骨結合して形成。
※後部では仙骨の耳状面と腸骨の耳状面が関節して仙
腸関節を構成する。
※骨盤は仙腸関節のほか仙腸靭帯、仙棘靭帯、仙結節
靭帯などで強靭に連結している。
※①骨盤上口の前後径は恥骨上縁から岬角までの計測値。
※②産科結合線--岬角から恥骨の内縁まで計測値。
※③対角結合線--岬角から恥骨下縁までの計測値。
※④骨盤前後径--骨盤下口の前後径。
※ステッドマン医学大辞典、解剖学ノート編集委員会資料
※頭蓋骨、
※全身の骨数--210個---205個、(平均数 206個)とされる。
※骨の分類---①長骨、②短骨、③扁平骨、④含気骨、⑤不規則骨
の5種類である。以下に解説。
①長骨には次の名称を持つ骨がある。
※イ--大腿骨、ロ--脛骨、 ハ--腓骨、二--上腕骨、ホ--尺骨、
ホ--橈骨。
②短骨は次の名称をもつ。+9
※イ--手根骨、ロ--足根骨。
③扁平骨にはつぎの骨があげられる。
※頭蓋冠を構成する--イ--前頭骨、ロ--後頭骨 ハ--側頭骨、
二--頭頂骨、ホ--胸骨、へ--肩甲骨。
ト--腸骨、 チ--肋骨。など
④含気骨には次の骨が分類される。(骨自体が空気を蓄える)
※イ--前頭骨、ロ--上顎骨、ハ--篩骨、二--蝶形骨など
※上顎洞は上顎体の中の最大の副鼻腔とされる。
⑤不規則骨--形状が個々に全く異なる為にここに分類される。
※イ--椎骨、ロ--上顎骨、ハ--顔面頭蓋、二--下顎骨、
ホ--頬骨。
⑥種子骨--膝関節を構成する膝蓋骨は種子骨の代表的な
骨である。
骨連結の学習
※骨単独の1個では機能は全くゼロであるが他の骨の連結を
成立させて初めてその機能を発揮できる。
骨結合の様に結合状態で個体をなし生理的機能を果たす骨
以外は骨の連結部で屈伸、回外、回内、回旋などを行なえ
るのが骨連結の正常な機能といえる。
線維性連結
①※靭帯結合--強靭な線維性結合組織による結合で広く膜状
を呈した結合には*脛腓靭帯結合と前腕骨間膜がある。
②※縫合--板状、一部冠状の骨間の結合で多くの膠原線維束
が対面する骨の結合を保持させる。
③※釘植--歯根の表面と歯槽骨との連結では結合組織性の歯
根膜が2者の結合を完成させる。
軟骨性の結合
※軟骨結合--硝子軟骨によって結合を整えているが寛骨の結
合が成長期には必ずあり、思春期以降に終了する。
線維性軟骨結合
※恥骨結合と脊柱の椎体間結合は密性結合組織の中に軟骨質
が混合する線維軟骨で構成されている。
滑膜性の連結
※通常よく観察できる関節のことで①関節窩と②関節頭を有
する2つの骨が所定の位置に収まり滑膜を緩衝として利用し
あいながら骨の連結を営む。
※※滑膜とは--関節腔の内面に沿って存在する結合組織性の
構造を持つ強靭な膜で骨の内面を広く覆っている。
※※滑液はこの結合組織膜で産生され泌度に対応して分泌さ
れる。
関節の学習
※人間が運動する場合の大部分は1個、または2個以上の関節
の作動により収縮や伸展を行い筋活動を行っている。
また、多くの骨が必ず骨頭(関節凸部)と関節窩[関節凹部]を
もち作動させる目的に沿って関節活動を営んでいる。
※蝶番関節または車軸関節
上記2つの関節は骨が特定の1軸のみを動かす1軸性関節で
である。
※楕円関節の様に直に交わる2軸を持つて関節運動を営む。
※多軸性関節は球関節の様に運動軸か3軸以上ある関節さす。
※半関節は仙腸関節の様に可動性はほとんどない関節を指す。
関節の種類
※球関節--球関節には①肩関節、②股関節の2点があるが
肩関節の性状は凹部が浅い構造になっているが肩関節頭
の方で凸部は大きな球状で可動性を重視した作りを呈し
ている。②の股関節は凹部は極めて深く大腿骨頭の大半
が関節窩にはまり込む性状で強靭な関節であるが可動性で
は肩関節に及ばない。
※蝶番関節。
関節の性状として蝶番の形を作っていて1軸のみを軸に作動
する構造になっている。
※※腕尺関節や指骨と指骨を連結する指節間関節が相当する。
※※平面関節--椎骨の様に関節面に窩と頭を持たない平面で
あって関節運動は横滑りに椎間板が対応して
て強弱を吸収し連結に関与する靭帯によって
平衡を保持している。
※※鞍関節----互いに対向する面が馬の背上にある鞍に例えて
この呼称がある。2軸のみの運動が特性である。
※※顆状関節--他の関節と異なって関節窩が浅く、関節頭と並
ぶように位置し、靭帯はこの関節の運動を強く
制限している。
※※車軸関節--上橈尺関節がこの例に適合する関節で回転軸が
橈骨頭で関節窩は尺骨体上部に移動性を確保さ
れた面積を有している。
※※楕円関節--関節頭が楕円形を呈していて長軸と短軸を回転
軸とする2軸性で回旋は出来ない。
※参考文献 ステッドマン医学大辞典、資料-解剖学ノート編集委員会蔵
筋の作用(屈伸)
※長掌筋は①橈骨手根関節を屈曲させる作用がある。
※大殿筋は大腿の伸展時に作用し、特に①階段の登り、
②座位からの立ち上がり、③屈曲位からの伸展など
に働く。
※広背筋は胸郭体肢筋の一つで
①上腕の外転、内転と②伸展を行なう。
(支配神経:胸背神経:)
※ヒラメ筋は下腿後側の浅層筋の一つで腓腹筋と共に
アキレス腱を構成し足部の①底屈を行う。
※腸脛靭帯
この靭帯は大腿の①外側面にあって、②大腿筋膜の
補強線維でもある。③大殿筋の静止状態の時、腸脛靭
帯を緊張させて膝関節を固定させる。
:本人に意識させず伸展している膝関節の後面に微弱な
屈曲刺激を加えると、あえなく屈曲に抗せないで屈曲
位になる。
※鵞足の定義、
①脛骨粗面の内側縁に展開される。②薄筋、半腱様
筋、縫工筋の3筋が関与する。③3筋膜の停止腱
が膜状を呈している特性がある。
※種子骨の形成 出生後に腱の中に形成される。また特
性として必ず腱が関節を超える部分に所在する。
※半腱様筋
大腿の後側にあって①坐骨結節を起始部とし、②停止
腱は脛骨の上部4分の1の部位の内側。③作用は大腿
の伸展。④下腿の屈曲と若干の内転も行う。
※梨状筋腱は①内仙骨孔(2--4)の辺縁から起始し②大坐
骨切痕を通過して大転子の上縁に停止する。
③支配神経:は坐骨神経叢の梨状筋枝である。
頭蓋「内頭蓋底」の学習
※脳頭蓋の底内面に属する部位で多くの凹凸や孔、大きく貫通する
大後頭孔がやや中央の後頭よりにあり、これらの臓器、器官など
を収納する窪みを頭蓋窩と呼称する。
①前頭葉を定位置に収容する窪みを前頭窩とする。②側頭葉を
蓄える部分を中頭蓋窩で③後頭葉と小脳が入る部分を後頭蓋
窩がある。
④後頭蓋窩の中央には大後頭孔(大孔)が開き延髄はここから出入
りしている。
※※前頭蓋窩
前頭蓋窩を構成するのは、ほぼ前頭骨が占めていているが、そ
の中心部に篩板が構えている。この篩板最上部地点は鼻腔の天
井で頭蓋腔はこの薄いイ、篩板によって隔てられている。
篩板の中央には、ロ-鶏冠と呼ぶ突起を持っている。
篩板は多数の小孔で構成され嗅神経を通す。この隆起の近隣に
蝶形骨小翼があり、前頭蓋窩の後縁となる。
※※中頭蓋窩
中頭蓋窩は蝶形骨の後方部と側頭骨の前方部で成り立っている。
この中央部の隆起部はトルコ鞍が形成される。①トルコ鞍上の
窪みが、②--下垂体窩で内分泌器官がである下垂体を収納する。
③トルコ鞍の両側でこの部位は中頭蓋窩の主体を占めるのが④
蝶形骨大翼である。大翼と小翼の間隙は眼窩と交通していて
この部位を⑤上眼窩裂と呼ぶ。この窩裂には⑥動眼神経⑦
滑車神経、⑧外転神経⑨三叉神経の(V1)交通する。
※蝶形骨大翼の基部周辺からは---
①正円孔が開き上顎神経が(V3)通行する。
※蝶形骨大翼の後縁からは---
卵円孔が開口し②下顎神経が通行する。
※棘孔は卵円孔の外側にあるちいさな孔で中硬膜動脈を通す。
※※後頭蓋窩
部位は呼称のとおりほぼ後頭骨によって形成され椎体後面に
内耳孔が開き①顔面神経、②内耳神経が交通する。
椎体後面と後頭骨の前縁が縫合する地点に③頚静脈孔があ
り、S状洞溝から連結する孔で内頚静脈が通じ舌咽神経、迷
走神経、副神経がとおる。
※S状洞溝とは--後頭蓋窩にあるかなり広い溝で後頭骨の外側にあり
頸動脈突起と乳様突起の臓側で横静脈洞をつくる。
外頭蓋底
外頭蓋底が頭蓋骨の底(外部)に該当する部位に対して内頭蓋底
は頭蓋実質が格納されている部位であるが骨学的には脳実質を
除去した空室の状態の骨理論である。
※前頭蓋窩とは--大脳の前頭葉を格納している室の部分でこの
部位に鶏冠と蝶形骨の小翼を蔵している。
:鶏冠とは--篩骨の篩板から上方に伸びる三角形の突起のこと。
蝶形骨小翼--蝶形骨体上外側に伸びた先細りで三角の骨板を
有している。内側端は2脚をもって骨体に付着
視神経管を形成し、なお上眼窩裂を構成する。
蝶形骨の学習(蝶が両翼を開げた姿の骨)
※1、体部--中央部にトルコ鞍を内包する斜台(鞍背)があり、
トルコ鞍の前部に小翼が位置し、鞍の側方には視神経
管がある。ここで視神経管が交差する。視神経管の直
下の大翼(蝶形骨)の基部には正円孔があり、上顎神経
を通す。更に大翼の同じく基部寄りに卵円孔があり下
顎神経を通す。※下垂体窩と称される部位に下垂体を
入れる。
※翼状突起とは--両翼を広げた大翼の下方に位置し。
※器官、臓器と関連する骨学的記述は頭蓋底の項を参照。
鼻腔とその周辺、
※ 鼻腔の構成は4個の壁に隔てられてそれらの総称が鼻腔である。
①鼻腔上壁とは--篩板は篩のように多数の小穴をぎっしりと並べて
嗅神経の通路の働きもする。
②鼻腔下壁とは--上顎骨の口蓋突起とともに口蓋骨の水平板と共に
骨口蓋を形成する。
③鼻腔内側壁は--鼻中隔を構成し篩骨の垂直版等関連する骨で左右
の室に隔てる。
④鼻腔外側壁は--上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介て構成される。
⑤鼻道とは---最も奥が①上鼻道、②途中が中鼻道、③その先が下
鼻道、④最後が総鼻道で全部の総称が鼻腔と呼ぶ。
⑥副鼻腔とは、鼻腔周辺の骨の内部に収容できる含気腔の部位
①上顎洞--(2室)あり、中鼻道に開口する。
②篩骨洞--は多数の小孔があり空洞は小さく上鼻道
中鼻洞に開口する。(1室)
③前頭洞--2室あって中鼻道に開口している。
④蝶形骨--1室で上鼻道を連絡通路とする。
筋の学習
※棘上筋は棘上窩から起始する。
※棘下筋は棘下窩に起始を持つ。
※小円筋は肩甲骨外側縁の中下部に起始する。
※肩甲下筋は肩甲下窩から起始する。
頭蓋の3要素
※脳頭蓋骨は脳を格納し外力から骨を盾に保護する。
※顔面頭蓋は顔面を構成し呼吸、摂食、視覚、聴覚
嗅覚、言語の発声、その他感覚器の全てを統合調
整する。
①脳の保護、②顔面の構成、③感覚器の格納。
※頭蓋骨は15の種類と23個の骨で構成される。
※頭蓋は2つに分類される。1、脳頭蓋、2、顔面頭
蓋である。
※脳頭蓋は5種7個
①前頭骨、②後頭骨、③頭頂骨、④側頭骨(2個)、
⑤蝶形骨(2個)で構成される。
※それぞれの骨の連結は大半が不動関節で多くがが縫
合で連結されている。
※顔面頭蓋は10種16個で構成。
①上顎骨、②下顎骨、③頬骨(2個)、④鼻骨(2個)
⑤涙骨(2個)、⑥篩骨(2個)、⑦鋤骨(1個)
⑧口蓋骨(2個)、⑨下鼻甲介(1個)、⑩舌骨(1個)
※顔面の骨と骨は不動関節或いは縫合で成立している。
頭蓋骨の概況
脳頭蓋、顔面頭蓋はそれぞれが分割しての観察は不可能で
概況の全体像は通称(頭蓋骨)または(骸骨)と呼ぶ。正面か
らの観察は先ずもって眼窩が左右に大きく開口している。
次に眼窩から一段下がってまさに正中線上に鼻部がある。
眼窩下縁の両側に突出した部分は頬骨で頬の高い部分を
構成している。更に眼窩上部の観察ではドーム型の冠が
頭蓋部である。脳を収納し人間が生息する生命活動を全
ての機能を統合し指令、制御を司っている。
また鼻部の直下には上顎骨が歯列を蓄えて定位置にある。
頭蓋骨の最下部には下顎骨関節突起が顎関節を構成する。
眼窩の形成「構成と構造」
眼窩の骨学的構造
※①上顎骨、②頬骨 ③篩骨 ④蝶形骨 ⑤口蓋骨
⑥涙骨 、以上6個の骨で成り立っている。
頭蓋底の観察と概況
※頭蓋骨(脳頭蓋、顔面頭蓋)の底面を観察するには平易に
記述すると頭蓋骨を上下(逆さま)にしてになる。
下顎骨は取り外す。上顎骨の歯列を前方に定める。
(安定するように補材を用いるる)
※頭蓋底を構成する骨学的要素。
①上顎骨、②口蓋骨、③頬骨、④頭頂骨、
⑤後頭骨、⑥側頭骨、⑦蝶形骨、⑧鋤骨、
※頭蓋底を介して機能する臓器・器官
①茎乳突孔、 ②茎状突起、③卵円孔、④棘孔、
⑤頚動脈管、 ⑥破裂孔,⑦頚静脈孔,⑧下顎窩
①茎乳突孔--顔面神経の通路、
②下顎窩--顎関節の構成、
③卵円孔--下顎神経が通行
④棘孔----中硬膜動脈と下顎神経の硬膜枝を通行する。
⑤頚動脈管--内頸動脈を通す。
⑥頸静脈孔--内、副神経、舌咽神経、迷走神経の通路。
⑦破裂孔--線維性軟骨でほぼ閉ざされている。
頭蓋底の観察2 (脊柱との連結)
※大孔(大後頭孔)-①-脊柱の最上部の環椎と環椎後頭関節
を構成する。
②延髄、椎骨動脈、同名静脈、副神経を
を通す。
※後頭顆--環椎の上関節窩と「環椎後頭関節」を構成する。
※上記の骨学的構造は頭蓋底に限定している。
附記
※乳様突起--胸鎖乳突筋が起始する。
※外後頭隆起--僧帽筋が起始する。
※顆管--左右の後頭窩の後方にあって非常在の後頭静脈
を通す。
※舌骨--下顎骨と咽喉の中間にあるU字型の小骨で細
い茎突舌骨靭帯により茎状突起から釣り下が
るように定置している。
※舌骨の前部を「体」とし後部を「大角」前者と
後者の間を「小角」と呼称する。
※舌骨の解剖学的位置は第3頚椎の高さにある。
※喉頭--咽頭と気管の中間にあって発声器官や声帯ひだ
を含む弾性膜でそれらを調整する器官である。
※他の骨との関節は無い。
※ 参考文献 ステッドマン医学大辞典。
参考文献 解剖学ノート「骨学編」。
脊柱の学習(脊柱の全貌)
①解剖学的意義--体幹の中心的位置にあって脊柱内には
脊柱管に脊髄 を蓄え身体の平衡を保持し、臓器の保護
などの中心的役割、また指令的役割を果たしている。
②脊柱は上位から下位までの椎骨間に椎間板を緩衝材と
して機能させ、連結の連続性を確保しつつ脊柱のすべ
り運動の役割も果たしている。
③脊柱の前彎は生後生後3--6か月で形状が整い、腰部は
ほぼ1年前後で形が出来上がる。
④脊柱の後弯は妊娠中期の胎生期にほぼ整っている。
椎骨の基本構造
①椎骨は基本的にはイ、椎体と椎弓で構成されている。
※椎弓板とは椎弓の平いらなの部分で椎弓根と正中 線
の間にあって脊柱管の後壁を構成していて、両側の
椎弓板同志が合流する部分が棘突起である。
②上位の椎骨(上椎切痕)と下位の椎骨の間(下椎切痕)
には椎間板を入れていてこの3者で椎間孔を形成し
ている。(椎間孔の解剖学的定義の参照)
(1個の椎骨には1個の椎孔が解剖学的呼称である)
※椎間とは2個以上の椎骨と椎間板を呼称する。
③第1頸椎(環椎)の前結節
※前弓の中心部にある前結節は軸椎(第2頸椎)の歯
突起と連結している。
※後弓は環椎の棘突起に相当し環軸関節の構成に関
与している。
※歯突起は環椎との間に正中環軸関節を構成する。
※第7頚椎を隆椎と呼称し体表計測の重要な計測点。
※肋骨の長短
肋骨の長さの計測では通常は骨部(肋軟骨は非計測)
が解剖学的に正しい。分類するとすれば肋軟骨部と
呼称する。
肋骨の長短は
①最短はで第1肋骨あるいは第12肋骨で②最長は第
7肋骨である(第12肋骨の長さには個人差が顕著)
②真肋--第1肋骨から第7肋骨までは直接単独で胸骨
に関節するためこの呼称がある。
③第8肋骨から第12肋骨までの肋骨は第7肋骨の肋軟
骨(仮肋)と合流し肋骨弓に吸収されるので、この呼
称がある。
④第11肋骨と第12肋骨は停止部を持たないため下肋
と呼称する。
以上 参照文献 ステッドマン医学大辞典