胸郭上口
題名の通り胸郭の最上部の解剖学的用語で胸郭下口と
対称される。骨学的解説を加えると①第1胸椎、②第
1肋骨、③胸骨柄の上縁、の3点が骨性胸郭の上方境界
としている。これはあくまでも骨性の解説であって、
筋学、臓器学、神経学との関連で、この上方境界の解
剖学的意義は高い。一例には胸郭出口症候群がある。
胸郭下口の学習
※胸郭下口の骨性境界とは--
①第12肋骨、12胸椎、③胸骨の下端、(剣状突起)
は含まない。
※胸骨下角とは---左右の肋骨弓の相対的角度の度数。
(70゜--80゜)
胸骨の構成
※頚切痕(胸骨の中央上部に1個)、
②鎖骨切痕--2個、ここで左右鎖骨の胸骨端と関節。
③イ、肋骨切痕―2個--ここで胸肋関節を構成する。
④ロ、胸骨の肋骨切痕--(6×2)で肋軟骨と胸肋関節を
構成する。
⑤剣状突起--腹壁の中心部を縦に恥骨結節まで全長に
わたって走行する線維性の靭帯。
⑤胸骨角--胸骨柄と胸骨体の結合部で第2肋骨の軟骨
部が結合する。
肋骨の学習
①真肋部--上位から第7肋骨までをこの名で呼称する。
②仮肋部--下位の第8肋骨から第12肋骨までを呼称する。
③遊離肋骨--第11肋骨と第12肋骨(肋骨弓に参加せず
浮遊しているため)
④肋骨頭--肋骨が胸椎に関節する部位(肋骨頭関節と呼ぶ)
⑤肋骨頚--1--10までの肋骨には頸部が明確に目視できる。
⑥肋骨結節--肋骨頚の続きが同名の結節となる。
⑦肋横突関節--胸椎横突起の関節窩と当該の肋骨結節とが
関節する。
⑧肋骨角--⑥の肋骨結節より先方が肋骨角でこの部位で、
彎曲を強めながら肋骨体は弓状に扁平の骨型に
なるため、目視では明確ではないが角としての
形状に近くなる。
⑨肋骨溝--肋骨の臓側を観察すると肋骨角を前後にして浅
い溝が目視できる。外部からの衝撃に対応して
この浅い溝に肋間神経と同名の動脈、静脈が整
列して走行している。
⑩肋軟骨
※肋軟骨は--硝子軟骨で構成されるが第11肋骨、第12肋
骨は肋軟骨は持たない。
※前斜角筋結節は--第1肋骨の上内縁に有るの小隆起で前
斜角筋がこの位置に停止しする。
※胸骨下角--左右の肋骨弓の角度(70゜--80゜平均値)
※鎖骨下静脈溝、鎖骨下動脈溝。
※斜角筋隙--前斜角筋、中斜角筋は共にほぼ同列に第1肋骨
に停止部をがあり、こ両者の停止部の間隙を腕
神経叢と鎖骨下動脈が通うる。
※臨床的にも重要な部位である。(斜角筋症候群)
引用文献 ステッドマン医学大辞典
胸郭とは
胸骨はおもに心臓、肺などを収納する籠型をした---次ページへ