解剖学ノート

解剖学ノートのミニコミ版

国試基本   自由下肢「大腿骨から足部まで」

2016-03-07 17:07:36 | 解剖学ノート全編集版「筋骨編」

由下肢の構成

大腿骨、膝蓋骨、脛骨、腓骨、足根骨、

 趾骨、

※以上--からまでの骨によって構成。

※大腿骨、

大腿骨は人体で単独では最長、最大の管状骨である。

最上部の 球状の部分が大腿骨頭で股関節の寛骨臼との

 間に股関節を形成する。

③大転子と骨頭間を大腿頸と呼称し骨折好発部位でもある。

大転子と小転子の間には前側が転子間線と呼ぶ小結節が

  あり、後側が隆起のやや大きい転子間稜がある。

⑤転子間稜の下方には大殿筋が停止する殿筋粗面がある。

⑥骨幹は大腿骨体とよばれ、かなり円形を呈した管状である。

⑦大腿骨の後面を観察すると中央部に粗い小さい粗面を縦

 長に展開する。この線を大腿骨粗線と呼ぶ。

⑧この粗線をよく観察すると縦軸に内側と外側に筋の停止

 部が確認できる。内側を内側唇外側を外側唇 と呼ぶ。 

⑨大腿骨の下端は関節構成部が大きく肥厚して左右に突出

 した部分を内側を内側上顆外側を外側上顆とよぶ。

⑩外側上顆、外側上顆は膝関節の形を整えてているが両者

 の下端が外側顆と内側顆をつくり、この2者が脛骨上面

 の関節面とで関節し、膝蓋骨を動員して膝関節を完成

 せている。

※※脛骨と腓骨の学習

⑪脛骨の下端は内果が隆起して「内くるぶし」を作る。

⑫腓骨は脛骨の外側に位置し上端は脛腓靭帯を介して脛腓

 関節をつくり、下端は脛骨との間に下脛腓関節をつくる。

⑬腓骨の太さは脛骨と比較するとかなり細くなるが、腓骨

 は前脛骨筋、長腓骨筋などの走行によって触知は可能

 が目視は不能に近い。(足部の背屈で目視・触知可能)

⑭腓骨、脛骨2者の下端は足根骨との関節(距腿関節)を形

 成し力学的には全体重から足部の重量を差し引いたほぼ

 体重に近い負荷重力を負おうことになる。


足の骨

※脛骨と腓骨、それに距骨の3骨が足関節(距腿関節)を保持 

 し、この関節から先の骨の構築は距腿関節から伝導する重

 力は踵骨また他の足根骨や趾骨に分散させていて、歩行や

 走行、跳躍、を基本に多種多様な歩行態勢を瞬時の決断に

 基ずき行わせている。

足根骨

踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、中間楔状骨,

 外側楔状骨、立方骨。合計7個。

※※距骨と距腿関節

 距骨の最上面の距骨滑車は脛骨と腓骨の最下端の関節面と

 で距腿関節を構築するが距舟関節、踵骨との距踵関節など

 複雑に足根骨間関節が交差している。

 ※※足根骨の近位骨は---距骨と踵骨の2骨である。

 ※※足根骨の遠位骨は---①舟状骨、②内側楔状骨、③中

          間楔状骨、④外側楔状骨、⑤立方骨。


 

※※足の趾骨、

 中足骨5本、基節骨5本、中節骨4本、末節骨5本。

※※趾骨1本全体の観察とそれぞれの呼称。

 ①近位端は「」・中間は「」遠位端は〔〕とよぶ。


 

 


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