かぎろひのうた

無系譜の短歌集団として50年の歴史をもつかぎろひ誌社に参加して、かぎろひ誌社と旭川歌人クラブの活動をお知らせしたい

2018年1月号 合評の歌

2018-04-07 22:05:33 | 仲間の歌
           抄出 丹呉ますみ

木の命知り尽くしたる鑿の技滅びし狼の声も聞こえ来る       石山 宗晏

裸木になりゆく沙羅の木の下に薄紫のサフラン咲きおり       柊 明日香

冬支度終へて窓辺に微睡めば晩秋(あき)の陽射しの温もりやさし   犬飼  蕃

ポストへの道に犬曳く人と会ひ言葉交せり無言の日暮れ       佐藤嘉江子

ビリビリと凍れる音の利鎌月輝きてわが犬を照らせる        赤江 紀子
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