ブログ しみぬき見聞録

しみ抜きを生業とし昭和、平成、令和、不肖の二代目です
仕事を通して日々感じたこと、思うことを、勝手気ままに書いてみたい

ブースター接種 その3

2022年02月18日 | Weblog
十七日の午後、モデルナ接種しました
二十六時間経過したところです

昨晩は痛み、腫れ、熱も全く無く、チョット拍子抜けの感がありました
しかし、今朝起きてみると、接種部に鈍い違和感が出ていました

午後からになるとハッキリと痛みを感じて、腕が上げづらくなってきました
その他は、平常通りで、日常生活、仕事にも影響ありません

痛みの強さは平行線で腕を上げさえしなければ、気にならない程度です

さて、これから どうなりますか

ブースター接種 その2

2022年02月13日 | Weblog
ブースター接種の予約完了しました

初回、二回目ともファイザーでしたが、今回はモデルナになりました
ファイザーにこだわりもなく、モデルナへの交差接種の方が抗体価の結果が良いと言うデータもあるようで
楽しみです

とにかく、早期接種が最優先と短絡的に考えました
予約は急ぎたかったのですが、電話では取れなく、かかりつけ医に診察の折に申し込みしました

モデルナアームに心配はありますが、さて、どうなりますか?

ブースター接種

2022年01月30日 | Weblog
昨日、コロナワクチン三回目接種の案内と接種券が届きました
ブースター接種と言われる物です

予約を取って早く打ちたいとは思いますが、すんなり予約が取れるか不安です
日々様々な情報を見聞きしますが、我が身はもちろん、家族、接触する人達の為に打ちます

副反応の心配が全くないとは言いませんが、本家本元のコロナにかかるよりは、よっぽどましと言うのが
本音です

さて、どうなりますか??


つまづき

2022年01月18日 | Weblog
穏やかな年始と思ったのも束の間、雲行きが怪しくなってきました
倍々ゲームのように、この地でもパンデミックが起こりました

残念無念 今までの頑張りは何だったのか???  

駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人
世の流れは、それぞれの持ち場で頑張る事で成り立っています

私の仕事も 腕に覚えありと、いくら叫んでいても、それを支えていてくれる物があっての事です
資材が揃ってこそ、その仕上がりの品質が保証されていると感謝しています

しかし、昨今の状況から、根っ子になる資材が手に入りにくくなり、難渋しています

ピンチはチャンスとは言うけれど、新しい資材、手法に挑戦するしかありません

朝夕、通学路になっている店前で、元気に「○○ちゃん、おはよう」と挨拶をしながら歩いている小学生

元気とかやる気は、人に与えられるものじゃなくて、自分でかき立てる物なんだ

その子供達の明るい声を聴きながら、そう言い聞かせています

俯いていても、仕方がない    から元気も元気のうち

穏やかなスタート

2022年01月09日 | Weblog
仕事初めのスタートを切りました

四国山地と中国山地の谷間にある讃岐の国は、穏やかな天候に恵まれた年始となりました

しかし、メディアで流れるニュースでは思わぬ降雪や寒波に戸惑う映像が目につきます
追い打ちをかけるがごとく、コロナの第六波も取り沙汰され、新年というウキウキした気分に水を差されたようで
激動の年末年始と感じる人たちも沢山おられると思います

しかし、美容室に出入りしている新成人の振り袖姿を見かけると、パッとそこだけ光が差したようで 眩しいくらい明るい
送り迎えの御両親らしき人たちと嬉しそうに話したり、ぐるりと回って見せたり

携帯で写真を取り合っている    マスク姿でピースサインはチョット可哀想



更新 その後

2022年01月01日 | Weblog
伝統工芸士の更新結果が届きました

無事、伝統工芸士会審査委員会にて更新試験合格の承認をいただきました

今回の試験をきっかけに、和服 着物 何だろう? と考えてみました
和服が、KIMONO と世界中に認知されるようになって久しい
日本の文化、美の象徴と着物が認められているのは、この仕事に関わっている身びいきだけではないと思います

しかし、コロナの影響があるとは言え、着物から、日本人の心が離れていっていると感じるのは何故?

衣類、身にまとうものには本来、身体の保護が第一の目的で、衣食住の三本柱の一つです
着物は日本の四季の中で、時を経て風土に合い、残った結晶です

残された過去の絵画、文献を見ても、例えば 十二単 美しい お雛様のよう、時の権力の美の頂点かも 
しかし、普段の生活の中で、十二単を着て、台所仕事をする、掃除洗濯考えられない
当たり前だが、周りに、お世話をし、かしずく人達がたくさんいる事が前提です
身体的に不自由にすることが支障のない、つまり 冨と権力を持ちえた人のみに、許された事だと思います
下世話に考えても、グルグルひもで縛り、幾重にも重ね着をして、美しくなっていっても、ああ、しんどかろう

暴論かもしれませんが、不自由である事を許される自由 それを楽しむ、心の余裕があってこそです
経済的にも、もちろん 心の余裕なくして、伝統文化は継承されません
一部の人に許された事  その事へのあこがれの様なものが活力へとなっていったのだと思います
身体の動きを制限されることが、所作、振る舞いを美しいものへ変えていったのでは、ないだろうか??
おしとやか、上品の根源は、そこにあるのかも知れません

日々、街をあるいても、季節を問わず着物姿を拝見する事はまれです
でも、非日常を演出する道具として、着物に勝るものはない
着物は脇役、凛とした、ご本人様の心の余裕が、とてつもないオーラを醸し出している

余裕は与えられるのではなくて、生み出すもので、それに触れたり、感じたりすることで緩やかに、
広がって行くものだと信じている

逆に心の余裕の無さが、昨今の世情不安の元凶になっていると思います

温かく、良き年になってほしい

















振り返って その二

2021年12月28日 | Weblog
先日、店の前でスマホ片手に、探し物をしている様な若い女性二人をみかけました

いつも、一日三度ほど、店の前の歩道に出て、見回りをしている
仕事場に、こもりっきりの気分転換が目的です
ほんの数分であっても、人、車の流れや歩道の植栽を見たりするのが楽しみでもあります

タバコの吸い殻はもちろん、最近はマスクなんかも捨てられている
ゴミ拾いもかねています

先程の二人、余りにもこまったようなので、「何か、お探しですか?」と声をかけてみました
すると、スマホの画面を見せながら、「このお店を探しているんです」
直ぐ近くの洋食屋さんだった
しかし、そのお店は最近看板をおろし、閉店されたようでした
そこを指さし、其の事を伝えると
「えぇ~!!!」 彼女たちはがっかり  二人は顔を見合わせ 「どうしょう???!!!」

開店をして一年もたたないだろうと思いますが、コロナの影響をもろに受けてしまったのかもしれない
残念   余りにも時期が悪かった
改装、開店準備の様子を時おり見ていたので、オーナーの無念さが   他人事ながら、心痛い

どの様な仕事であっても、こんな状況の波を被って、大変な事に変わりはない
でも、頑張るしかない




振り返って

2021年12月26日 | Weblog
今年も、残り僅か
振り返ってみると、考えさせられることが、沢山あったように思う
コロナの影響は途轍もなく、個人の努力、頑張りなどでは、抗いようのショックでした
仕事も激減

人と人の関わりを制限されることの、つらさを思い知らされました
理不尽な事件や事故を、見聞きせざるを得ませんでした
クリスマスシーズンになっても、商店街のイルミネーションも無く、ジングルベルの曲も流れない
年の瀬、こんなに季節感の無い日々   静かすぎる

わが県は、コロナ新規感染者 ゼロを更新中です
でも、寂しい   これが本音です

先月、ご来店のお客様
年明けに、お祝い事が有り、どうしてもこの着物を使えるようにして欲しい
お聞きすると、形見の品で、亡き、その方と一緒に、その場に出席したいから、どうしても、この着物じゃないと

それで、火のつかない職人はいない
しみ抜き、柄直し 全力投球  納品

お客様の「これで一緒に連れていけます  ありがとうございます」この言葉を頂いた時、モヤモヤしたものが
吹き飛んでしまいました
お客様は有難い 温かい   これからも頑張るぞー!!

夕食後、その言葉を思い出しながら、ニヤニヤ、 だらしなく炬燵で寝そべっている私に、
「 もおーっ そのお腹、何とかしたら」家族の容赦ない声  

お年玉は無くても、来年は優しさをください








  





染める

2021年12月04日 | Weblog
染めると言う事には、知識のあるつもりで日々の仕事にも大いに利用しています
しかし、染めると言う作業の理論的な解析は不明な点があります
繊維の種類、色材 染料の種類が多々あり、染色技法、その組み合わせは天文学的な数字になります

染めあげて、水洗、仕上げをして、初めて 結果発表~!!! 
経験と知識の結果が仕上がりのすべてになります

やってみなくちゃ、わからない  そこに工夫、楽しみがある
着物の端切れで作ったバンダナがあるので、染めてみる事にしました
長年使って、くたびれ、遠慮なく、ゴシゴシ水洗いを繰り返していたので、スレも酷い

手芸店で酸性染料(絹に最適)を買ってきて、道具を用意する
卓上ガスコンロ、使わなくなった鍋、かき混ぜる為の菜箸

鍋に八分目ほど、水をはり、コンロ点火 染料と酢酸を投入、よくかき混ぜる
染料の取り扱いは要注意で、染料紛は細かく、飛び散りやすいので、開封、投入時に細心の注意が必要です
温度が少し上がったところで、水洗したバンダナを濡れたまま入れ、ゆっくり染浴の中で泳がせる
沸騰しないように火加減を調節、時折り、かき混ぜながら一時間

後は中性洗剤でバンダナを洗い、余分な染料を落とし、乾燥 仕上げ

結果、ムラなし、あれ程ひどかったスレも目立たなくなり、大成功
昔、小学校の、大好きだった、理科の化学実験のように、感動を覚えました 染めって楽しい 面白い

  





七五三

2021年11月28日 | Weblog
今日、昼食の後、「久しぶりに歩いてみる?」 と カミさんから声がかかりました
日頃の運動不足は自覚しているみたいで、その解消に引っ張られ、お付き合いする事になりました

港の方は、寒いから、氏神様の神社まで
ハイハイ、わかりました

歩き始めて、アレ?? スピードが違う
以前は、リードするぐらいだったのに、負けてる   これはアカン
顔には出さず、並んで歩く   しんどいです

氏神様に到着、 仁王門から一礼  参拝の人たちが、本殿前の階段からチラホラ見えています
静かな中に、子供たちの声
晴れ着を着た、女の子、男の子   七五三の参拝です
お父さん、お母さんが入れ替わりに、カメラマン

我慢、我慢のコロナパニックの影響から、フッと解き放たれた様な嬉しさを感じました
カミさんもニコニコしています

お賽銭をあげ、参拝  折り返し

心も身体も温まり、よかったなあ~  と 思った帰り道
「帰ったらロールケーキとカフェオレで一服  これが楽しみ」とカミさん呟く

え~っ!!! 何のために歩いたの???   お付き合いした時間を返して