言ノ葉 アルファ葉

何もしないためにわざわざ 旅に出る必要が 我々にはあるのだ

妹の話(寝言編)

2006-02-12 01:12:42 | 武勇伝
私には妹がひとりいる。私が中学生ぐらいまでは非常に仲が悪く、なんかもう若貴の次くらいに仲悪いんじゃねえのかぐらいの憎みあいっぷり。何せ妹は中学に入るまで「お姉ちゃん」と言う単語を知らなかったワケですから。「バカ○○(名前)」…それが私に対する呼び方でした。
ところが私が高校生になった頃から段々変わり始め、家を離れてからは、三重―静岡の距離と双子じゃないという点を差し引けば、マナカナの次くらいに仲いいんじゃねえのかぐらいになりました。
ブーツを履いて実家に帰った日のこと。玄関から「何でコレここにあんの!!??」という妹の叫び声が。わしのもんじゃと言うと、「これあたしが買ってもらおうと思って写メまで撮ってきたヤツ!!」と言って見せられた写メは全く同じブーツ。
愛用のシャーペンは同じ形同じ色。
スカートが色違い。
すべて偶然である。
ところで、うちの妹は寝言がうるさい。これは父譲りで(父はもっとうるさいのだが、父の話はまた後日)ホントに寝てるのかとまぶたをこじ開けたことも何度かある。
ちなみに写真は妹のケータイ。さすが現役女子高生!
…で、どんな寝言なのかと言うと…
「○×(先輩の名前)かよ~ありえねえし…いや、それはないな。」みたいな現実的なものから
「お弁当もって~、丘の上まで行って~ムフ…」みたいな夢見がちなものまで様々です。
私が部屋へ入った瞬間に「キモッ!キモイキモイキモイ!うっわマジキモッ!!」と言いやがった事もあります。たまに起き上がってちゃぶ台(?)の上を漁り、「ない…」と呟いてまた寝ます。キモイです。
「おやすみ、おやすみおやすみおやすみ~。」と言ってニヤリと笑うとかキモ過ぎて畑に埋めたろかと思います。
1番ムカついたのはコレ。
夜中まで遊びほうけて帰ってきた私に向かって吐き捨てるように一言。
「…片腹痛いわ!」
バッチリ目が開いてたのに眠ってる状態。しかも意味が解らん。解らなすぎて腹が立ったのでオコジョのぬいぐるみをぶつけて憂さ晴らし(レベル低っ)
妹にはその一切の記憶がないのです。
そんな寝言がやかましい妹からつい先日の夜中に届いたメール。
「『ジレンマ』って何だっけ??!!」
…は?「何だっけ??!!」の意図がつかめず「意味?」と聞き返す。
「ぅん。」と来たので「板ばさみの状態」と送ろうとして、妹のケータイには辞書がついていたことを思い出し、「アンタのケータイ、辞書ついとるやろが。」と送り返しました。そしたら返事が返ってこなくなったので、自分で調べとるんやな~と思い、解決したことにしました。
次の日の夜。
「昨日のメェル、本当無意識だっけ↓↓↓申し訳↓m(_ _)m」というメールが。私はてっきり「辞書ついてるのに意味聞いてゴメン」と言う意味だと思ってその旨の返信をしました。が。
何度かメールのやりとりをするうちに二人の間でズレが生じているのに気付く。その決定打がコレ→「ぁたし夢遊病かも…笑”」
…夢遊病?
…。
……。
……寝メール?
ついに寝言だけでは飽き足らず、寝メールまで始めた模様。意味が解らないので家の裏の水路にでも放り込んでやりタイ。

そういえばヤツは昔夜中に突然むくりと起きて窓を睨みながら
「キタ…」と呟いてばたっと寝るという、傍にいる者を何だか恐怖のどん底に突き落とすような行動をとったりもした…。
何がキタのか教えてくれ。

次は「妹の話(バイト編)」