下手のチェロ好き

気づけばチェロ歴7年目に入った、アラフォー女子。
上達しない理由を息子や仕事のせいにする、言い訳日記です。

チェロコングレス3日目リレーコンサート

2011-02-15 19:58:34 | cello
晴れの3日目。
午前中はマスタークラスがあったのですが、私の住んでいるマンションで下水の定期掃除がありまして。
旦那は午前中おらず、掃除は一戸一戸立ち入りのため、泣く泣くあきらめ。

クライヴグリーンスミス先生は、全体アンサンブルにも参加されていて、是非マスタークラスを聴講したかった。。
くたくたな体にムチうって、業者が来るまで掃除。

立ち入り後、サントリーホールへ向かう。
旦那とそこで落ちあい、息子を預けるという段取り。
まだまだ開場まで時間があるのに、大ホール、小ホールとも、長蛇の列。
私と息子は、サントリーホール周辺の探索。

かくれんぼしたり、隣のホテルで挙式のカップルを冷やかしたり、オブジェの所で水遊びしたがる息子を止めながら旦那を待つ。
旦那到着後、あっさりと私から離れた息子にさみしさを感じながら、ブルーローズへ。

2時、リレーコンサート開演。
女性チェリストさんたちは華奢なのに、みんな力強い。
長谷川陽子先生なんて休養前なのに、そんなの微塵も感じさせない力強さ。
体調が悪くても、プロとしての仕事をしてしまうんだろう。
しっかり休養してきてほしい。

休憩時。
goshuさんにサンドイッチをいただきながらお茶している私たちのところへ、前半の演奏を終えたばかりの千本先生がお茶をしに。
「こういうコンサートだと、みんなの弾きたい曲がバッティングしちゃって、くじ引きになったりするんだよ」なんて内輪の話を、さらりとお話になる。
最前列に先生たちが座って、演奏の先生にプレッシャーをかけるという冗談まで飛び出す。
チェリストならではの、この敷居の低さが、すごい。

前半の先生も後半のどの先生もすばらしかったが、圧巻だったのは、堤剛先生。
演奏だけならばもっと正確な人もいると思うのだが、にじみ出てくるものが違う。
バッハのシャコンヌにのせて、人生、背負っているものが押し寄せてきて、すべてに圧倒されてしまった。

バッハにはじまり、バッハに終わった。
くたくたな体を奮い立たせて今日のコンサートに来て、本当によかったと思った。

さてさて、この後は懇親会。

笑顔の真相が明らかに…
(いや、あの、もったいぶって書いておいてなんですが、そんなに期待なさらず…)