9月16日
中山風穴地特殊植物群落地を歩く
場所・・・福島県南会津郡下郷町湯野上
今日は「テクテク会」のハイキング日です。
あいにくの朝から雨降りで、予報では1日中雨のようです。
現地に着いてから案内人の人がつき、第3群落の遊歩道から
説明を聞きながら歩きはじめました。
初めて来る所で風穴とはどのようになっているのかと興味深々でした。
中山風穴は国指定天然記念物で特殊植物群落地です。
中山風穴中腹は標高わずか800mの所ですが、一帯には6個の風穴群があリ、
高山植物が群生しています。
これは風穴と呼ばれるこの地の特殊な構造にあります。
(角柱状の岩石が無数に露出しており、この隙間から夏季に冷風が噴出す)

↓の画像は貯蔵庫です。冷風が噴出しており白くかすんでおりました。
ここのところへ入ったらヒヤッとしました
○野菜や果物を夏場の保存にこの穴を利用し、適時各家庭に持ち運んで食していた。
○昭和の初期には隣の田島町の業者が、この風穴を借用し野菜や果物・食品類の夏季の保存に利用し、
時期をずらして販売した。
○養蚕にも風穴が利用されていた。業者から購入した蚕(かいこ)の卵を幼虫にかえす(掃きたて)の時期まで保存した。】
との説明ありました。


小雨の中傘をさしながらの中山風穴の散策

この日は雨降りの涼しい日で、風穴に手をあててみたのですが、残念ながらあまり冷気は感じませんでした。
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この季節に咲く野草がいろいろ咲いていました。
紫や黄色いツリフネソウが雨に濡れながらたくさん咲いていたのが、とても印象に残こっています。
おとぎの国に出てくるような赤い可愛らしいきのこに出会いました。

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中山風穴に5,6月頃咲く「オオタカネバラ」の群落は本州最大のものなそうで
その季節に是非また行ってみたいと思いました。

中山風穴散策の後『大内宿』へ行ってきました。
山あいにひっそりとたたずむ『大内宿』はコスモスやシュウメイ菊が咲いていて、
とても優しい風景でした。
今では数おおくの観光客が全国から訪れておられます。
名物の生蕎麦を食べたり、ひなびたお店をのぞいたりして、
茅葺屋根の町並みを楽しんでおられるようでした。

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