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ふるさとのチカラ 新しい和歌山のために

日々の活動の中で私なりに感じたことを私らしく素直に綴って参ります。

バッチの重み

2013年02月02日 | オピニオン

 

バッチの重み

 選挙後、あまりの忙しさに更新が滞っておりますことをお詫びいたします。

 

いよいよ第183通常国会が召集されました。昨年の総選挙において議席を頂戴し初めて臨む国会となります。会期は6月26日までの150日間です。年末の12月26日に初登院し襟元に付けていただいた「記章」いわゆる議員バッチ。60276名の方々からの付託と私の決意の結果として60277票の重みをずっしりと感じます。また絶えずその責任を忘れることのない様にしなければなりません。国会内、また周辺、各所にいらっしゃる衛視さんが胸元にこのバッチを見つけると敬礼をしてくれます。これは私に対してではなく私の後ろにいらっしゃる有権者の皆さんへの敬意だと思い、いつも謙虚に対応させていただいています。これからもこの気持ちを忘れずに参りたいと思います。

さてこの衛視さんの敬礼のように国会の毎日は初めての経験が多く戸惑うばかりです。

〈部会〉

朝はほとんど毎日8時から「部会」と言われる勉強会が党本部で開催されます。各部会のテーマに沿って有識者のお話を伺ったりまた懸案事項についての議論がなされます。同時刻にいくつかの部会が開催されるため「掛け持ち」も余儀なくされます。しかし、できるだけ自分が関心を持っているテーマや和歌山の皆さんに有益と思われる部会を選択して出席しています。この部会と同じような形で「議員連盟」の会合も暫時開催されます。自民党議員でまた超党派の議員でとこの会合も数えきれないほどたくさんあります。どれも意義深い会合ばかりですが、これもよく吟味して身の丈に沿った活動をして参りたいと思っています。

〈国会対策委員会〉

国会開会中、様々な折衝がこの委員会を中心に与野党間で行われます。私たち初当選議員115名はこの委員会に全員所属することになります。8つに班分けされ交代で党務にあたることになりました。これから開催される予算委員会にも交代で顔を出すことにもなっています。どの会合も時間厳守ではありますが特にこの「国対」は厳しく管理されます。

国会の委員会は「国土交通委員会」、「法務委員会」そして特別委員会は「東日本震災復興委員会」に所属することになりました。各委員会でしっかり勉強し活動をして参ります。

 


逆さ日本地図

2012年07月04日 | オピニオン

私たちは普段、上部が北を指した地図を見ています。

しかし、南北を逆さにして180度回転させて日本とその周辺の国々の地図を見てみますと

普段気がつかないことに気づかされることがあります。

「尖閣諸島」

何故、中国がここを攻めてくるかその理由がこの地図でよくわかります。

中国から太平洋に出ていこうとすると樺太、日本列島、琉球諸島、先島諸島が自然の「擁壁」のように行く手を阻んでいます。

まさに目の上のたんこぶのようなものです。中国がどこを打ち破ろうとするか。

一番手薄に見えるのが尖閣諸島付近であるということがすぐにわかります。

私たち国民はこのことに気づき、そしてこの国をどのように周辺諸国から守っていくかを考えねばなりません。

国境が洋上にしかない特異な国であるが故に普段から努めて「国境」を意識しなければなりません。

その上で政治家が政治家として責任を持って行動しなければなりません。


景気の回復でほんとうの「春」を迎えよう 2

2012年05月02日 | オピニオン

川の上流から下流に向けて大小様々な「水車」が並んでいるとします。

一番上流から水が流れれば水車は順々にまわり電気を起こしたり穀物をついたり色々な仕事をしてくれます。

私は経済も同じことが言えると思います。

川上からお金を流し経済の水車を一つずつ回していくのです。

しかし、現政権は一番川下にある水車にしか水を流すことをしていないように思います。

バラマキと言われる数々の保障制度や生活保護の支給などにです。

コンクリートから人への掛け声とともに公共工事を大きく削減し川下の水車への財源にしてしまいました。

もう一度、経済の川の流れを川上から源からに戻さなければなりません。

もちろん川上から水が流れれば一番川下の水車もまわります。万一、中流で滞ればその原因を取り除けばよいのです。

私たち自民党はもう一度川上から水を流す準備を始めました。

百万円のお金が金庫の中に眠っていても経済効果は〇円です。

しかしそのお金で百万円の買い物をすると支払われたお金がお店の仕入れや給料に使われその繰り返しが10回されれば一千万円になります。

早く川上から水車を回すべきです。

 


景気の回復でほんとうの「春」を迎えよう 1

2012年05月02日 | オピニオン

長く冷たかった冬が過ぎ待望の春がやってきました。

桜や桃、様々な花が咲き乱れ皆様も春の温かい光や風を満喫されたのではないでしょうか。

季節は確実に巡って参りますが実際の世の中はまだまだ長い冬のトンネルの中にいるように思います。

残念ながら春はまだまだ遠い先にあるようです。

デフレ不況が長く続き一向に景気回復の糸口が見えません。

また昨年の東日本大震災で被災された地域にも桜前線は北上していますが

復旧や復興の状況を考えますとまだまだほんとうの春の訪れとなっていないように思います。

春は新しい生活が始まる季節でもあります。

先日、知人のお嬢さんがこの春から就職をされたお話を聞きました。

親元から通える職場に就職してほしかったのだがこの和歌山では見つからず

やむにやまれて家族と離れて大阪で働くことになったと伺いました。

この厳しい就職環境で職に就けたことは有難いことだけれども、できれば地元で居てほしかったという本音でした。

私は人生についての価値観は人それぞれだと思います。

しかし、故郷でずっと生活して来れた私はこの親御さんが思っておられるように

まず地元で働くことが出来る世の中をつくることが大切だと思います。

農業や漁業などの一次産業で生計を立てられたり、工場や商店で働くことが出来たり

親元や育った地域で暮らしていける環境がまず実現できなければなりません。

様々な選択肢がある地域経済をつくることが第一だと考えます。

その上で、自分はこの能力を活かしたいからとか、地元にはない職業や分野に挑戦したいからというような果敢な気持ちで

東京や大阪に故郷を離れて出ていくことがあるべきです。

泣く泣く仕方なくこの街を出ていかなければならないような状況をなくすためにも

今こそ政治が、行政が地域の経済的発展や雇用の確保にリーダーシップを発揮しなければなりません。

高齢化が進み人口が減少していく中では困難な課題です。一朝一夕にはなしえません。

しかし今こそ景気回復を政治が真剣に考えるべき時期にあると思います。

残念ながら現在の政治からはなかなかそのメッセージが伝わってきません。


消費税 増税を考える。(2)

2012年04月01日 | オピニオン

具体的対策

状況や原因がわかれば次は対策です。

民間の場合、最も大きいコストの原材料費や人件費を中心にありとあらゆるコストを見直します。

単価×数量、品質を総合的に厳しく見直すのです。

行政機関においては人件費が最大のコストのひとつでありますが「%」でなく「額」で削減目標を厳しく設定し実行するべきだと思います。

また遊休資産や余剰な物の処分も徹底して行います。

私自身も社員寮の閉鎖や売却、社員食堂の閉鎖、社用車の削減など先頭に立ってやってきました。

多少の不便や不都合があっても生き残るためのサバイバルです。辛抱しなければなりません。

「公務員人件費の削減、議員定数の削減」などタイトルは踊っていますがそれ以外のコストへの切り込みも必要です。

法律の改正や制定で時間をかけずにやれることをどんどんやるべきです。そ

うすれば更なる改善財源が捻出できるはずです。今どき公設の公務員住宅など必要ないと思います。

 

「知恵」を出せ

私が今回の消費税の「値上げ」について最も不満を感じているのは業績の改善に「知恵」が働いていないということです。

企業の場合、不振に喘いでいる時でもかけるべきコストをかけ営業もするし宣伝や広告を行います。

また商品や新しいサービスの開発や研究も怠りません。その中から苦境を克服する術を見つけようとするのです。

そこには「知恵」が働き創意と工夫が生まれます。値上げ(増税)と経費削減だけでは何とも知恵のない方策に思えてなりません。

景気、経済を立て直しその延長線で財政の健全化を図る。

日本国が国際経済の中でどのような行き方で繁栄を勝ち取ろうとするのか。

そんなビジョンを打ち出すことが最も求められていることだと思います。

今、行われていることは短いスパンでの「対症療法」に思えてならないのです。