駅舎巡り

小学生の頃は鉄道車両が好きだったはずが、おっさんになったら駅舎が好きになったので、駅舎の写真を貼っていきます。

国道駅

2013年04月29日 | JR東日本
鉄道会社:JR東日本
開業年月日:1930年10月28日
駅舎建築年:1930年
撮影日:2013年4月28日

鶴見線の駅で、京濱國道(現国道15号線)との交点に作られた駅だから「国道」という、ある意味分かりやすい駅名。
高架駅で、現在までその姿を変えることのなかった駅です。

駅入口

国道15号線側から改札口へ続く通路への入口。
駅舎というものはありません。強いて言えば、この高架が駅舎。
ここで注目したいのは、歩行者信号器の右横にある穴。
もっと見やすいのは以下。

網になっている部分の壁の所々に穴が開いていますが、wikiによると、戦時中米軍機の機銃掃射の痕との事です。非軍事施設への攻撃とは、今も昔もアメリカは容赦ないな…鉄道は軍が使っていたか。
高架下に入り、中を進んで行きます。



駅ができた当時のままの姿が残っています。
自動販売機とか、看板があるから現代であると分かりますが、それがなければ、昭和中期と言っても分からないでしょう。
試しに白黒にしてノイズを入れてみたのが以下。

昭和中期に写した写真のようになったかな?(笑)

駅構内
無人の改札口を通り、ホームへの階段を撮ったもの。

反対ホームへ渡る通路から改札口を撮ったもの。

改札口の木製ラッチが見えます。

ホーム


構造は相対式ホーム2面2線。
カーブしたホームとアーチ状の架線柱が特徴的です。

今回は駅舎らしい駅舎がない駅でしたが、高架駅でありながら、昔のままの姿を残しているという珍しい駅であることから、取り上げました。
今となっては人気もなく、古めかしさが特徴となってしまった国道駅も、開業当初は「臨港デパート」と呼ばれるほど、この高架下は賑わっていたとのことです。
そんな時代を思い描きながら、この風景を眺めるのも一興でしょう。
また、鶴見線の駅は、首都圏にありながら、古き駅の姿を残した、個人的には味わい深いものが多いと思います。また別の駅も写しに行きたいと思います。


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