駅舎巡り

小学生の頃は鉄道車両が好きだったはずが、おっさんになったら駅舎が好きになったので、駅舎の写真を貼っていきます。

西小泉駅

2013年01月13日 | 東武鉄道
鉄道会社:東武鉄道
開業年月日:1941年12月1日
駅舎建築年:不明
撮影日:2013年1月12日

本来は、東武鉄道小泉線の支線の終着駅。
元々小泉線は館林~小泉町までだったが、太平洋戦争の関係で、貨物輸送のために小泉町から線を延ばしてきたらしく、ここも終着駅ではなく、1976年までは仙石河岸線という貨物線が更に先まで延びていましたし、熊谷まで繋ぐ計画もありました。
ちなみに小泉線自体は、館林~太田が主線。
また、この辺りはブラジル人が多く住んでいることから、駅の周りにはスペイン語と思われる看板が多く見られます。

駅正面

昭和の木造建築という感じで、味があります。
駅舎がいつ建てられたのか、詳しい年月は不明ですが、部分的なリフォームはされたにせよ、少なくとも1978年には今と同じ駅舎だったようです。
地方の終着駅としては結構大きいです。
駅ができた当初は、大きさに見合う貨物量を扱っていたので、大きな駅舎だったという話をちらほらネット上では見ます。

駅舎の中

昼間は一時間に一本しか走らず、当然利用客の数もそんなに多くないのに、無駄に広いです。
やはり、当時は…という話なんでしょうね。

ホーム

改札口を通って右手側がホームに繋がっています。
ホームは島式1面2線。
木の柱で作られた屋根が良い感じです。
1番線の向かい側に、廃止されたホームも残っています。


駅名標



駅舎と反対側になるホーム先端から駅舎を見る。

現在は二両編成しか止まっていないため、ホームの長さに余裕があります。
多分、四両編成くらいまでは止まれるのでは?

ホームから、小泉町駅方面を見る。

これだけ見ても、敷地が広いことが分かることから、昔は栄えていたんだろうと思います。
諸行無常ですね。
駅の全体的な作りが、何となく以前行った流山駅を彷彿させるものがありました。

浅草駅

2012年11月18日 | 東武鉄道
鉄道会社:東武鉄道
開業年月日:1931年5月25日
駅舎建築年:1931年
撮影日:2012年11月5日

浅草駅は、東武鉄道、都営浅草線、東京メトロ銀座線の三つ(つくばエクスプレスの浅草駅は乗換駅扱いになっていないので別物)がある。このうち唯一地上に駅舎があるのが、東武鉄道の浅草駅。
地上7階・地下1階のビルの中の2階にホームがある、東京では少し変わった作りの駅。
駅の他の階は松屋がテナントとして入っており、Wikiで調べてみたら、東京で2番目のターミナルデパートとのこと。
建物の外壁は味気ない感じだったが、今年(2012年)の5月に工事が完了し、建築当初のアール・デコ様式のビルに戻った。


全体像

駅と言うよりは、老舗デパートという外観。実際老舗デパートですが…

正面

上にある時計が好み。
側面



白く、模様も綺麗です。
いつまでも綺麗なままであって欲しい。

駅の中

駅舎の長さの関係で6両まで(一番線は8両まで)しか止まれない構造になっています。
昔はこれくらいの長さで良かったのでしょうけね。

ホーム自体も右に曲がっていますが、駅を出たらすぐに右に大きく曲がり、隅田川を横切ります。
より長い編成数の列車を停車出来るようにするため、仮に駅舎自体を長くしても、結局橋を架け替えたり、業平橋(東京スカイツリー)方面へ向かう現在の線路の位置を考えると、最早お手上げでしょう。
今後ターミナル駅としての機能は、押上が担うようになっていくのかもしれません。