さいたま市浦和区  小泉漢方堂鍼灸療院

~全ての人々に健康と幸せを~  

TVの弊害

2011-03-23 22:06:34 | 健康・病気

アメリカでの9.11事件のとき

現場に居合わせていなくても

繰り返し流される画像を見てPTSD(心的外傷後ストレス障害)になってしまった例がある



私のところにも

震災の直後から

普段にはない様々な症状を訴える方々がいらしている


発症の原因は「不安感」


TVから垂れ流しの映像に強く影響を受けている

被災地の悲惨な状況

原発からの放射能汚染


最低限、必要な情報は取り入れなければならないが


果たして、報道は正しくされているのだろうか?


視聴者の為・・・という視点ではないだろう


百歩譲って事実だとしても

過剰に知ることに意味はあるだろうか?



苦しんでいる方々

どうか、必要以上に映像を見ないでください


先の見えない未来を不安感で埋めないでください

海外にでも高飛びするつもりであれば良いかもしれないが

今、暮らす街に住むのであれば


放射能や余震に不安を抱いて暮らすより

今出来ることに集中し、気分良く暮らす方が

如何に健康か


同じところに居ても

心持ち一つで

心身の平穏は180度変わる



どうか

自らを痛めつけないで


東北関東大震災について

2011-03-22 23:43:47 | 日記・エッセイ・コラム

私は学生時代、被災地の中心あたり

海まで徒歩でいける高台のアパートに住んでいました


震災が起こった翌日

TVを見たときに

見覚えのある街並みが、瓦礫まみれになっていました

友人たちが住んでいた街が・・・

お世話になった人たちが住んでいる街が跡形もなく

懐かしいはずのあの街が・・・




被災地では、医薬品が不足し

風邪が猛威を振るっていると聞きました

薬を必要としない我々鍼灸師は、1本の鍼さえあれば

いくらでも風邪の引いた方々の治療に当たれる

外科的な手術を必要としている外傷でない限り、鍼灸で苦痛を緩和し治癒に導ける

精神的な傷を負い、疲労困憊し眠れないような方々にも、精神安定に貢献できる

様々な症状で苦しんでいる方々の苦痛を和らげることができる

悔しいではないか

微力ながら、その場にいれば・・・




患者様にも、被災地に家族がおられる方々がいらっしゃいました

中には、ご家族やご親戚、ご友人が未だに行方不明であったり、亡くされていたり・・・

その心配で、ご自身も体調を崩されている




しかし、自分が被災地に出向いて動くことに意味はあるだろうか

一人で動くことは、被災地の足手まといにしかならないのではないか




今出来ること


募金はしましたが

一番の貢献は

何なのか・・・


色々と考え方はあるかと思いますが

私なりの結論が出ました


今出来ることに集中すること


目の前にいる方に元気になっていただくこと


そうすれば

元気になった人たちが

一生懸命に仕事をし

経済を潤し

身近な人を助け

愛する人を支え

傍を楽にさせて行く


巡り巡って

被災地に届くはず



今、自分にできることはそうゆう事かと



この度の地震により被害を受けられました皆さまに

心からお見舞い申し上げます