この前の記事で書いた ”緊張する自分が好き！”っていう
本当の意味、分かりますか？
人前でにかをする経験が少ない、
もしくは自己顕示欲・大だけで嬉しくて人前で話しているタイプ、
こうしないと！ああしないと！って自分の思想にある意味自信を持っ
て
それを押し付けたい人などから見ると・・・
”緊張する自分が好き！”って言うのはナルシスト的な響きにしか
聞こえていないかもしれません。
まぁ、人間からそういう気持ちを取り去ってしまうのも
自分を大切に出来ない人!になっちゃうので
何でもバランスが大事かと思います。
２６年の司会歴の間に、色んな現場がありました。
選挙以外にもイベントの司会を数多くさせて頂いてきたのですが、、、
やっぱりある時期、どうしても慣れが出てしまうと言いますか？
ベテランの丁度仲間入りをしたころでしょうか？
司会は大きな式典まで、選挙は５０本ぐらいかな？
自分は何でもできる、だって経験こんなにあるし
周囲もそう言ってくれるし
いいか悪いかはお客様主体だから
自身を持って頑張ろうって時期。
３０代の前半かな？
その頃の自分の司会へのスタンスには、
今考えると良い所と悪い所と、、、
それにしても仕事への意欲は物凄くありましたね、、、
持て余していたぐらい。
でも、仕事の際、司会の場所から見えている景色と
客席からの景色は違っていることを忘れかけていたというか
もちろん本人は慣れて来たし、大体はこなせるし
そんなつもりは無かったと思いますが。
緊張って言うのは、お客様に対して
どのようなスタンスで接して行くか
が大きく関係しています。
緊張感を持って仕事にあたると言うのは、
実は非常に大切なことで、、、
では惰性なスチュワーデス、看護師、教師、保育士、
惰性なホテルマンを見て、あなたは許せますか
ああ、自分は慣れているから、でもあなたは初心者ね！
はいはい、ベテランの自分が教えてあげましょうってスタンス。
立ち位置は、一歩上からの目線です。
緊張なんて無いわ！する必要がないの、だって自分はベテランだもの
失敗なんてするはずがない。
緊張感を無くす！って、じゃあ、そこを目指しているんですか？って話でしょ？
緊張感は非常に大切な感情であり、
非常に自然なものです。
目の前に人が居て、自分が何か役目を果たさなくてはならない。
上手く伝えたい、結果良いと思われたい！
自分の理想の話し手に自分も思われたい！
大体はそこから発生する感情ですよね
目の前の皆さんに、今ある中の最善を尽くしたい気持ちの
どこが悪いのですか？
その気持ちを常に持ち続けているからこそ、
注意不足にならず、思考と経験をフル活用し、
目の前の皆さんとの時間を”良い時間”にして
シェアしたい！そしてそのように努力するわけでしょう？
緊張が行き過ぎて、感情の次の行動の段階で
感じた緊張感をどのようにエネルギーとして動かし使っていくか？が
一番のポイントなんです
緊張感は、すなわち、周囲の期待に応えたい気持ちの表れですから、
それを感じなくなったら、演者としてどうなの？
常に最新の注意がはらえる、そうした気持ちを持ち続けられる
それはその目の前の仕事なり、人なり、、、自分自身も
良くしたい
そうした気持ちの ”変化球”に他なりません。
ナルシストはきっと、その気持ちさえ誇大な自己万能感で
埋め尽くそうとするでしょう。
そうではなく、もっと自然な心の流れに沿った、
”緊張”との向き合い方もあるのですよ
幸慶美智子（安東美智子） @uguisujyo_KCCo
