フランスの温泉は、混浴。

フランスの温泉は、すごい。混浴だ。

当たり前なのだが、水着を着ているからだ。

夕食を頂く前に、友人たちと5人で、山の中の温泉に行った。かわいいホテルのチェックインをするように、入場料を支払って、カギをもらう。まぁ、この辺は、同じだと思うが、ロッカーの入り口が男女、分かれていない。

小さい更衣室は、ドアがあるがカップルで入って着替えたり、家族で入って着替えていた。私と主人も当たり前のように、2人でここね、みたいな感じだった。出てくる人は、ほとんどビキニタイプの水着で、そこそこもう寒かったので、小走りに外の温泉に行く。

大きな木の桶（入ろうと思えば、10人ぐらいは入れる）が、外に点々とある。かなり広く、屋根がついて屋内の温泉もあるようだが、誰もそこにはいかない様子だ。だって、そこは見渡す限り美しい、アルプスの山々が目の前に広がっているからだ。

私はストレートの男性4人に囲まれ：）、1人女性でその大きな桶に入った。逆ハーレム？状態で、お湯の中で、最高のひと時を過ごした。

そのフランス人たちは、皆英語を話すので、助かったがこの後、夕食は多くのフランス人が来て、ほとんどフランス語になってしまう。今のうちに、発散してしまおうと、ぺちゃくちゃしゃべりまくる。私たち夫婦以外は、未婚の30歳前後なので、どうしても女の子の話になる。彼らが何を考えてるか、聞くのがとてもおもしろい。

フランス人は、ワインをよく飲むが酔わない。それは、小さい時からならされているからだ。中学生ぐらいには、だいたい試飲をさせている。高校生では、普通に飲んで、自分がどれくらいで酔うのか、リミットを知っておけと教えられるようだ。基本酔って、気分良くなり女の子に話しかけるなど、はしたない真似はしない。ワインの飲み方を知ったうえで、大人になり、適切な飲み方にする。

お昼に、弟さんが学校から合流して、私たちと一緒にランチをした。その時に、普通にその17歳の男の子はビールを頼んでいた。で、私が質問したのだ。もちろん、親も店の人も何も言わない。

こうやって、温泉は社交の場になる。

日本の温泉に行くたびに、混浴にすればいいのにといつも思う。

じーと女子だけで、浸かって出てくる。面白くない。ああ、もう一度フランスの温泉に行きたい。