昨日、津波の被害を被った、旭市内飯岡地区のボランティアに参加して来ました。
新聞発表では、参加してくださったボランティアの数は1100名を超えたそうです。
本当にありがたい事です。皆様の善意に感謝の言葉もありません。
私は、農業資材を商う会社の倒壊した倉庫の片付けをお手伝いしてまいりました。
それこそ、私を含むボランティアの面々は限られた時間の中で、波を被った資材の
搬出、汚泥の掻き出しに黙々と取り組んでまいりましたが、心配なのは被災された
方の健康状態です。地震から1週間、疲労もピークに達しているようです。
「もう、長期戦を覚悟で、休み休みやりますよ。」お手伝いに赴いた先の奥様は
言っておられました。
私がお手伝いさせていただいたお宅は、海岸線から1本、引っ込んだ場所に
あったのですが、お昼の休憩に海岸線まで降りて様子を見に行ってまいりました。
・・・絶句です。私が記憶している景観はそこにはありませんでした。
海の方へ目をやると、何事も無かったように穏やかな波が日の光を受けて
キラキラと輝いています。ほんの1週間前に突然牙を剥いて街を破壊しつくした
とは到底思えません。でも現実には写真を撮る事もはばかれる様な光景が
目の前に広がっています。
どうか、被災者の皆様にはお体に気をつけていただきたいと心から願うばかり
です。
この未曾有の大災害の中、東北関東では物資の不足が深刻です。特にガソリン
の不足は連日ニュースでも取り上げられているように復旧作業ばかりでなく、日常
生活にも暗い影を落としております。そんな中、ペット霊園協会のお仲間の横浜の
ペット霊園の社長さんから電話がありました。「石毛さん、ガソリン大丈夫?
届けようか?」聞くと、関東の状況を憂いて同じく協会のお仲間の大阪の社長さん
が、自らガソリンを届けてくれたとの事。ありがたい話です。
福島の原発事故の復旧作業に、「意味が無い」「無理だ」との発言を繰り返し、
対案を述べない専門家に対して、ネットで批判が相次いだと聞いております。
誰かが困っている時に、自らすぐに行動に移せるその姿勢に、尊敬と共に
あらためて感謝しております。
昨日のブログにも書きましたが、他者を思いやる気持ちがある限り、東北は
もとより、日本は必ず再興すると信じています。
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