このブログは弁護士や大学教授をやっていた私、徳岡宏一朗が、「ヒューマンファシリテーター」(Human Facilitator)という今までなかった新しい分野(私が創ったので当然ですが)に挑戦する過程を記録するブログです。
ところで、最近、ファシリテーションやファシリテーターという言葉を良く聞くようになりましたが、コーチやトレーナー、コーディネーターとの区別が意外と難しく、その違いがあまり意識されていない気がします。
これらについて日本ファシリテーション協会のHPによると
「ファシリテーション(facilitasion)とは、人々の活動が容易にできるように支援し、うまく事が運ぶよう舵取りすること。
集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習など、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。
その役割を担う人がファシリテーター(facilitator)であり、会議で言えば進行役に当たります。」
との説明があります。
この中で、私がファシリテーターのポイントだと思うのは次の2点です。
1 「集団による問題解決」
ファシリテーターは、コーチやトレーナーのように、メンバーを指導する役割を果たすものではないような気がします。
むしろ、組織やチームなどの集団が成長し、成果を上げることができる「場づくり」をするのが、ファシリテーターではないでしょうか。
つまり、ファシリテーターは、そのチームのメンバーが相互に刺激を与えあい、お互いに可能性を引き出しあって、目標を達成するのが可能になる「場」を創るのだと思います。
そこが、ファシリテーターとコーチやトレーナーのような「指導者」との違いだと思います。
2 「アイデア創造、教育、学習」
ファシリテーターは、さまざまなワークを通じて参加メンバー個人の成長を促します。私は、それが結果として組織の成長をサポートするというイメージを持っています。
私は、いわば、組織が成長する「過程」である個人の成長にコミットする(専念する、集中する)のがファシリテーターではないかと思うのです。
そもそも組織が目標とする結果はその組織と構成メンバーが達成するものです。
これに対して、ファシリテーターは組織の構成メンバーそのものではなく、伴走しながら援助をするサポーターです。
ですから、ファシリテーターは組織の目標とする結果自体にコミットするのではなく、その結果に至る過程、なかでも個々のメンバーの人間的成長に貢献するものだと私は考えています。
ここに、人間的成長という言葉が出てきましたが、この「人間的」(ヒューマン)という部分を最も重要にとらえるファシリテーションを行なうのが、私のイメージするヒューマンファシリテーターです。
たとえば株式会社という組織を例にとると、得てして会社組織の目標は利益を上げることや規模を拡大することとされ、従って、そのリーダーである経営者や管理職と構成メンバーである社員は、会社の利益に奉仕するものと捉えられがちです。
ですから、その中で個人に求められる「成長」とは、会社の求める成果をあげられる能力開発である、ということに矮小化されることが多いように感じます。
しかし、私が関わりたいのは、経営者や管理職や社員のそれぞれ個人個人が、自分の全人格的な可能性に気づき、それを伸ばしていく過程です。
一人一人が成長し、自分の成長を実感して満足することで、組織も成長し、その目標を達成するのが理想ではないかと思うのです。
もちろん、それは会社だけではなく、地域社会を活性化させようとするコミュニティかもしれませんし、市民運動である場合もあるでしょうし、あるいは親子や夫婦という最小単位の「組織」でもいいのです。
そして、私は、個人の成長とは自分に気づいて、自分の感情と行動を選択して変えられるようになることだと思います。
さらに、私は、人は自分を知れば知るほど、自分の中に他者への愛を見出すはずだと信じているのです。
ですから、ヒューマンファシリテーターは、究極的には人々の中にある愛に気づいてもらうお手伝いをする、愛のメッセージを伝える存在だと思っています。
このブログは、四半世紀にわたって法律の世界にいた私が、これまで知らなかったさまざまな分野の勉強をして、真のヒューマンファシリテーターになっていこうとする物語です。
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