2012年2月19日 第1刷発行
2018年4月27日 第59刷発行
2009年1月、早川書房より単行本刊行
ずっと借りっぱなしで読めてなかった本。本を読むのはほぼ通勤電車の中だけなのだが、引っ越して通勤電車に乗っている時間が15分になってしまったこともあり最近本を読めていない。ずっと革のカバーをかけて持ち歩いていたのだが、それでも本がヨレヨレになってしまった。新しいのを買って返そうと思う。
本の内容はたいへん読みづらかった。高校生の由紀と敦子のモノローグが交互に続く形で話は進む。休日に時間を作って読もうとするのだが入り込めない。年寄りにはとっつきにくいか。なんか作りをいじりすぎている。物語は救われない内容なのだが救われない話と言えば吉田修一の「悪人」もそうだった。「悪人」は読後も考えさせられるのだが、こちらはパサパサしている。「悪人」は映画の出来も良かった。この「少女」も2016年に映画化されているそうだ。機会があったら観てみようと思う。
(2019年12月~2020年8月 野田文庫)