じゅうのblog

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『天国に行きたかったヒットマン』 ヨナス・ヨナソン(著),中村久里子(翻訳)

2024年08月12日 21時18分13秒 | ■読書
スウェーデンの作家ヨナス・ヨナソンの長篇ミステリ作品『天国に行きたかったヒットマン(原題:Mordar-Anders och hans vanner (samt en och annan ovan)、英題:Hitman Anders and the Meaning of It All (translated by Rachel Willson-Broyles))』を読みました。
ヨナス・ヨナソンの作品は4年半前に読んだ『国を救った数学少女』以来ですね… 久しぶりの北欧ミステリです。

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すご腕の殺し屋が、バットを聖書に持ちかえた!?
デビュー作『窓から逃げた100歳老人』が全世界で1400万部を超えたブラックユーモア界の新星、ヨナソンが贈る第三弾は、聖なるハートウォーミング・コメディ!?

ヒットマン・アンデシュは、週3勤務で仕事に励む、やり手の売れっ子殺し屋。
そんな彼のマネジメントを買ってでた女牧師とさえないホテルの受付係は、まんまとおこぼれにあずかる平穏な毎日を送っていた。――あの日までは。
あろうことか、ヒットマンは信仰に目覚めてしまったのだ!
「イエスに会ったからには、もう隣人を殴ったり殺したりしない!」と宣言するヒットマンを、なんとか”改心“させ悪の道にUターンさせようと、ふたりはあの手この手を弄(ろう)するが、意外や彼の決心は固く……。

イエスの血(赤ワイン)が大好きな愛すべき殺し屋、神様嫌いな牧師、牧師以外の全人類が嫌いな受付係、彼らが最後に見つけた究極の幸せとは?
『窓から逃げた100歳老人』『国を救った数学少女』でおなじみ、ブラックユーモア界の新星ヨナス・ヨナソンが贈る第3弾は、聖なるハートウォーミング・コメディ!?

■世界各国・各メディアが”笑賛”の声!

●「乾いたユーモアが秀逸! ヒットマン・アンデシュは、ちょっとマヌケで悪事も働くが、なにより広く大きなハートを持ったトンデモヒーローだ」
  『DER SPIEGEL』ドイツ

●「もはやこれ以上のことは起こらないだろうと思ったまさにそのとき、物語はふたたび息を吹きかえし、思いもかけなかった方向へと展開する。
  ヨナソンの筆致の秘密は、彼が書くことを楽しんでいることにある。最高品質のエンターテインメント」
  『NERIKES ALLEHANDA』スウェーデン

●「ひねりを利かせたユーモアたっぷりに、ヨナソンは現代社会を映し出す鏡のような3人の落ちこぼれたちの物語を紡いでいる」
  『BILD』ドイツ

●「ヨナソンは辛らつで風刺に満ちた言葉を用いる。大人としてこれほど物語に夢中になって楽しめるとは……まるで子供に返った気分だ。
  この楽しい物語世界へと招待してくれたヨナス・ヨナソンにありがとうと言いたい」
  『FYNS AMTS AVIS』デンマーク

●「最高のエンターテインメント。読むと元気が出る」
  『REHEINISCHE POST』ドイツ
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『窓から逃げた100歳老人』、『国を救った数学少女』と同じく、コメディ&エンターテイメント要素が強い作品でしたねー 軽いミステリとして愉しめました… 信仰に目覚めた酒好きの愛すべき殺し屋、神様嫌いな女性の牧師、牧師以外の全人類が嫌いな受付係という、現代社会を映し出す鏡のような3人の落ちこぼれたちを主人公に据えたユーモアたっぷりで風刺に満ちた物語でしたね、、、

ただ、これまでに読んだ2作品に比べると物足りなかったなぁ……。
コメント
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