「ねぇ・・・」

「オバマって暗殺されそうじゃない？」

ワイドショーをボーっと見ていた妻の一言に少し驚いた。

俺も同じことを思っていたからだ。
はっきりと意識して自覚してたわけじゃないし、誰にも言った事もない。
増してや政治の話など夫婦で交わしたこともない。

でもなんかあいつ、殺されそうだよなぁ。

なんでだろう・・・
妙にクリーンなイメージで公明正大っぽい感じがどうもかのJFKとダブルからだろうか。

米大統領ともなると狡猾さとしたたかさと決して見せない裏の顔がないと・・
とつい思ってしまうのは映画の見すぎだろうか。
(いやでももう何年も映画なんてちゃんと見てねーし)

大ヒットドラマ　24 -TWENTY FOUR-　の影響もあるのだろうか。
(いや俺、全然24見てねーしストーリーも知らんけど)

黒くて若く正しい大統領と白くて老獪で邪悪な闇の抵抗勢力がぶつかり、
正義は悪の前に無念で非業な死を遂げる。

安易と言えばあまりにも安易でベタな展開だがどうも彼は暗殺で幕を閉じ、
世界はしばらくの間、闇に覆われる・・・気がしてならない。

政治のこともアメリカの現状も何ひとつしらない異国の東洋人に
こんな風に思われてしまうオバマが不憫ではある。

大丈夫だよ、バラク・オバマ。
君の死は決して犬死にではない。
義憤に駆られた米国民のガッデムパワーがきっと世界を良い方向に変えてくれるさ。

アメリカってそういう国だもの。


あーぁ、早くも弔辞読んじゃったよ。　合掌。