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本来、国家というものは

2016-02-21 19:12:00 | 過去記事
本来、国家というものは
支配する者達が、支配される者達を
いかに効率よく増やしていき、搾取するか
というものとして利用されてきたわけですが、
ここに、支配者側が幻想を持ち込んだわけです。
国家というものは、国民のためにある、
と、おおきな勘違いをさせてきたわけですね。

そこで、国民は、国家に期待するし、
国家が自分達に不都合なことを
するはずがないし、
国家は信用に足るものだと信じているのです。
本来、国家とは支配する者達の
収奪システムである、と理解しているのなら
収奪の対象である家畜同然の国民に対して
国家が、支配者が、自腹を切って何かを
やるとか、
国民という家畜のために、何か良いことをするなど
あるはずがないのです。

伝染病にかかった家畜が
いっせいに処分されますね。
あれと同じ扱いを受けようとしているのですが、
どうしても理解できない人たちがいるのです。
政治家や官僚に対して
自分は何もしないけど、お前らは
しっかりやれ
と言う人がいます。そう言う、
「おまえがしっかりやれ」、という話ですね。
支配者層に対して「しっかりやれ」ということが
どれほど愚かなことかわかるでしょうか。

まず、国家とは幻想であるということ。
要するに「支配するもの」と「支配されるもの」
がいて、
支配するものが、効率よく搾取するための
手段のひとつが「国家」だということ。
ですから、国境というのは、
実際は「搾取する縄張り」を決めるものである
ということ、
その縄張りの中でそれぞれの支配者が
好き勝手に「法律」だの「司法」だのを使い、
支配を行っている、ということ。
これに気付いてください。
北朝鮮と日本は見た目のシステムは
異なりますが、
よく中を見てみると、
・言論統制
・国民の洗脳
・思想統制
・同調圧力を常に強化
・三権分立していない
・世襲制の権力
などなど、まったく同じであることがわかります。
このクニの場合、
独立国家という支配体系ではなく、
植民地であって、傀儡政権と傀儡官僚、
そして愉快な仲間達が
植民地の奴隷から搾取しつつ、
宗主国様の言う通りに支配している、
というのが実情です。

そして、植民地経営としては
そこそこうまくいったので、
植民地なりの豊かさができたとき、
縄張りの外にいる者達が
「わけまえをよこせ」と騒ぎ出したのが
郵政民営化であり、今回のTPPということです。

国家が愛国がなどと騒いでますが、
結局は国家にまったく依存しない
多国籍金融資本や多国籍企業が
国家の持つ縄張りを無視して
好き放題に搾取しよう。儲けようとしている、
その場所に選ばれているのが、
この島ということです。

国家が国家がと騒いで、愛国心を煽り
武器を売りつけ、戦争をさせようとする者達が
自分達はまったく国家に依存しない
というのも、笑える話ですね。
結局、犠牲になるのは国民と言われる人たち。
財産も命も奪われます。
さて、
それでは国家など幻想ですから、
支配するものの立場に立って
選挙に関して考えてみますと
他国で行われている選挙にしても
この島で行われている選挙にしても、
支配者が交代するわけにはいきませんね。
本当に公正な選挙が行われている
と思いますか?
今後、憲法改正や治安維持法に準じる法案、
徴兵制につながる動きなどが
活発になるでしょう。
東電原発事故の情報はますます不確かで
数も減るでしょう。
マスコミはどうでもいい話題しか流さず、
その裏で、とんでもない法案が数多く通るでしょう。
しっかり監視し、大騒ぎしていかなければ
すぐに戦前の状況にもっていかれます。
誰もが監視し、声をあげるべき時期です。

卑怯者と自己保身しか考えない者達が
先の戦争を支えました。
あなたも、戦争を支えるつもりですか?
「国家」に財産も命も家族もささげますか?
裕福な人が戦争を起し貧乏な人が戦争で死ぬ。

ジャンポール・サルトル

http://06020596.at.webry.info/201307/article_23.html