スポーツを見てて感動することはよくあることやと思うけど、
美しすぎて涙を流したのはシンクロの奥野史子の『夜叉の舞』だけ。
長年映像を見たくて検索してたりしてたんやけど、やっと見つけました。
1994-WC-Roma (ITA): Solo JAP Fumiko Okuno
それまではシンクロ=笑顔が常識だったのを、怒りの表情(女の情念)で演技して、初めて芸術点で10点満点をだした演技。
常識を覆すのは簡単なことじゃないし、
しかも保守的な日本人がそれをするのは、想像を絶する練習量だったんでしょうね。
この演技には彼女の表情を見て審判団が思わずのけ反ったとか、
演技の後、観客席から嗚咽が止まなかったとか、逸話が絶えない。
しかしこの映像、外国のテレビなんでカメラアングル悪すぎ…
それでもかすかに見える表情や指先からでも、『怒り』が伝わってくるのはすごい。
テデューの演技もすごかったけど、個人的には奥野史子のほうが数倍すごいと思う。
そしてこんな本まで持ってるオイラは『夜叉の舞』オタクです。