のんびり茶屋

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2~3年前に超時空要塞マクロスを見た時のメモが出てきたので上げる。

2019-01-09 12:13:53 | 紹介・感想・レヴュー

2~3年前に超時空要塞マクロスを見た時のメモが出てきたので上げる。

●前提知識

・ほぼリアルタイム(1982年?)以来の視聴。

・4チャンネルで13時半から『愛の戦士レインボーマン』で
14時から毎週1時間放送してた記憶があるんだけどこれは記憶違いだと思う。

・レインボーマンなんて子供番組もう小学一年生なんだからまんまと乗っからないぜ。
もっとオトナなマクロスが楽しみなんだ。と、意識しつつも
見続けると面白いのは俄然レインボーマンで
まんまとレインボーマンに夢中でくやしかった記憶。

・マクロの空、が何なのかはいまだに知りたい。
とにかく稲妻が地球を打つ前に貫いたものとは分かった。

・宇宙のはるかかなたの爆発を
三日月状にする演出に斬新さを感じた記憶。

・いつも輝がカイフンに殴られていた記憶。

・中森明菜物語等々のアイドル物語で
「アイドルは裏では悲惨な職業だから安易に応援してはいけない」
という価値観を与えられた世代なのでミンメイには納得していない。

・ミンメイがあっさりデビューして
あっという間に人気物になるのに猛烈な違和感があった記憶。

・ゼントラーディと地球人のカップルのエピソードはほほえましかった記憶。

・イマイの可変バルキリーのプラモデルは憧れでした。
プラモデルのほかの記憶はポリキャップってなんだろうと思って組んだこと。
ポリキャップだと関節へたらねぇ、って感動に気づいたのは
もう少し後だったはず(バイファムあたりっぽい。)。

・プラモデルがクラスの男子多くにとっての嗜みだったのはマクロスが最後で
マクロス以降はクラスでプラモデルを続けたのはごく少数と記憶。

・高校生時代に朝再放送してたのは知ってて少し見たけどパッとしない記憶。
早瀬未沙と輝が洞窟でいちゃついててこんなアニメだったかと困惑した記憶。

●観た後

・OPの歌詞は不時着したマクロスの事を歌ってるんか。
(地球を撃った雷、は不時着したマクロスの比喩)
でもマクロの空、が何かはわからん。無念。広大な空?的な?

・ミンメイここまで悪女だったとは、ひどすぎる。
強いて弁護するならメンタルこじらせてあんなことしてるんじゃなくて
純粋に環境に恵まれてての天然と計算なんだなという点か。

ダグラムのリタと同じなんだけど
リタは自分の持っているカードだけでどうやって生き抜くかの結果
ああ振舞うしかなかったという点の違いが大きい。
そして異性に恋愛感情をあおらせる生き方を選んだリタの最期は
自身の異性への恋愛感情だったという皮肉。
ダグラムはその辺のまとめ方が本当にうまい。

・輝とミンメイが二人で暮らすシーンを
観てて平気かが以後の視聴の関門として成立していたと感じる。
この展開に耐えられたものだけが続きを見なさいと。

でもこれだけ(3週間?)一緒に二人での生活をしてたらどんな男でも惚れちゃうよ。
輝君の「惚れた弱み」という受難がこれから続くのかと思うと心が痛む。

・意外にマグロの展開は違和感なかった。
ミンメイ実家横浜だし輝君は明らか日本人だしで。じゃあマグロ大好きだし。
頭だったから兜煮できたしでしっぽじゃなくてよかった。

・輝とミンメイの声優さんのあの技量の緩さでの掛け合いが
だんだん癖になってくる。
フォッカーが神谷明なのがちょっと違和感だったんだけど
輝とミンメイのやり取りが続いて頭がラリりそうになった頃合いに
神谷明の演技が挟まると理性が回復できます。

・話は意外とするする見れるのよな。
ひどいとされる動画部分は見逃そうと思えは全然見逃せる。

・このリズムというか面白さは
車田正美やゆでたまごのそれと空気が似ている。
まさかマクロスにこのテンポを感じることになろうとは。

・ガンプラブームでロボットをAFVとしての方向性でディティールアップする流れができて、
ダグラムとザブングルがそう流れたのに対して
マクロスは航空機の方向に行ったのは企画意図としてすばらしい。
戦闘もスピード感とカッコよさが引き立っている。

やっぱり放送映像中のメカがかっこいいなぁ。
初代ガンダムしかり作中映像のタッチで立体化しようぜ。

リガードの雰囲気が記憶とだいぶ違うのが斬新。

・フォッカーとクローディアが交際しているはずなのに
全然一緒にいないのが気になる。

・舌打ちの演技がデフォルメなしのリアルな舌打ちで
しかもそれが結構な頻度であるのが違和感。
当時のアニメってこういうもんだったけど忘れてるだけ??

・検索して見つけたWebサイトのマクロス感想。
http://kaedeko.sakura.ne.jp/3d/sen/mac.html
> 「カタログアニメ」・・・・それが、今は亡きアニメック誌が、マクロスに与えた称号であり、評価であった。
> その意味するところは文字通りで、つまり視聴者は、マクロスという作品のお気に入りの部分を、それぞれに楽しめばよいということである。
> SFっぽい設定(イヤミです(^^))を楽しみたい人、美少女キャラを楽しみたい人、カッコイイ変形メカニックを楽しみたい人、他愛もないラブコメを楽しみたい人、迫力ある戦闘シーンを楽しみたい人等々が、めいめいお好みの要素を楽しめばよく、実際マクロスという作品は、舌足らずながらもそれらの要素をデパート的、カタログ的に取りそろえた造りになっている。

ちょっといじわるな視点だけど
こういう事を言いたくなる気持ちはわからないでもない。

・安原君が言うほど突っ込みで楽しめる感じはなかったなぁ。
どちらかというとぐったりする突っ込みが多かった。
後述する次回予告とか。

・輝君ってカイフンに会うたびに殴られてた印象だったのに
全然そんなシーンなくておどろいた。
悪態ついてるだけだった。いや、それも大概か。

・事前に思ってたほどお話自体は迷走してると感じなかった。
どう進んでどう収めるんだろう?って思いながら観れたので退屈はしなかった。

・2部は最初はいい感じだったけど最後の方はネタ切れ感著しく苦しかった。

・物語が硬直した時はいつもカムジン頼みで実は一番の功労者。
で、最終回の扱いがあれではちょっと救われないなぁ。

・カイフンもドラマに都合よく悪人だったので
彼がああなった過去とか事情が絶対語られる回があると思って観ていたのになくてがっかり。

・ワレラ、ロリー、コンダの3人がマクロスに潜入してから
すごく観やすくなった。彼らとミリアの潜伏生活はもっと観たかった。
個人的にはワレラ達三人の生活費獲得手段はセリフで一言だけでいいのでほしかった。

・wikipedia『マクロスシリーズ』によると、

> それぞれの物語は、架空の世界(マクロスワールド)の歴史的出来事をモチーフにして後から作られた創作作品(フィクション)である。
> 史実をもとに制作されたが、描き方まで史実通りとは限らない。

との事で、
このアイデア初めて聞いたときは発明だって思ってけど

あまりにこの考え方の適用範囲が広すぎて
例えばこのあたりのくだりを見てると

> 登場するメカも架空の実在機を各作品のスタイルにアレンジして「出演」させたもので、本来の姿は別に存在する

段々「全ての批判は受け付けません」って子供な対応に感じられて良い気はしない。
アイデア自体はSF的というか現実のノンフィクションとされるもののメタ表現としてすっげぇ面白いんだけど。
(ノンフィクションとして世に出ているものも絶対に制作側の意思が介入する、という意味で。)

・あと2回で終わりっていうところの次回予告が
以下で本気で萎えて(終わらす気あんのか的意味で)
ここまで来た視聴が途切れそうでした。

> 輝とミンメイは2年振りに2人だけの時を持った。
> しかしそれは未沙とのピクニックの約束を破った結果である。
> それとも知らず未沙は1人輝を待っていた。
> 次回『超時空要塞マクロス』『プライベート・タイム』。

・『愛・おぼえていますか』は
不本意なクオリティであったであろうTV版の雪辱戦と思ったので続けてみました。
子供のころ面白かったと思った映画独特の力押しなシーン運びが懐かしい。
ここは懐かしく楽しまないと損かなぁ、と思いながら観た。

正直作画に興味はないのでコメントはできかねるのだけど
巨人のミリアを見たマックスの「美しい」のシーンはこの画質で見れて良かった。
大画面前提の演出多めだったから劇場で観たら化けるだろうな、とも。


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