本日先行放送の『ストレッチマンV』を視聴。
NHK教育のブログで知ってはいたものの
宇仁菅真さん演じるストレッチマンが
レギュラーから引退してしまう模様。
と、いってもゲストとかで
ちょくちょく出てきそうな感じではあるので一安心。
そして後任の5人が悪くない。
少なくとも先行放送分は面白かったです。
本当はこの機会にしんみりと
ストレッチマンの思い出話を書くつもりでしたが
全然そんな感じじゃありませんでした。
まぁ、『みてハッスルきいてハッスル』、『花影忍法帳コミ☆トレ』の
NHK大阪がそんなヘマをする訳がないのでして。はい。
以下、せっかくなので思い出話を書こうかと。
初めて見たのは96年度版
(黄色くなって一年目)の2学期の回で、
その頃自分の部屋のテレビはアンテナを引いていなかった
(ビデオやゲーム機のモニタとしての使用)のですが
偶然つけたテレビでストレッチマンを知って
次の日には部屋にアンテナ線を引きこんで
毎回録画するようになるほど入れ込んだ訳です。
元々ヒーローもののパロディネタには目がなく
ひいき目なのは事実なのですが、
# 脱線しますと山西惇の初主演作品は
# よみうりテレビが深夜にやってたウルトラマンのパロディ
# 『ウルトラドン』です。これ豆知識な。
ストレッチマンはネタだけで終わりのキャラクターではなく
ちゃんと実用ありきで、
結果としてネタになっているだけ、
というのがほんとに凄かったのです。
以下箇条書きでストレッチマンのすごいところ。
・ストレッチのやり方の説明の時に
注意部分を自然に伝えるところ。
・ストレッチに必要な「呼吸を止めない」を実行するために
1から5まで数を数えさせるというアイデア。
(本当はもっとさせるほうがいいんだろうけど
無理をさせずに5あたりが適切なのかと思う。)
・数え終わる最後の数字の5を
ストレッチマンのイニシャルのSとかけて
5まで数えることに意味合いをもたせようとしている所。
・「ストレッチパワーが○○にたまってきただろう」
という台詞で正しくストレッチが行なえたかの確認を行なう事。
(間違ったストレッチは効果がないだけならまだしも筋を痛める場合も)
・前半の自分の星でのストレッチと
怪人を倒す為のストレッチとで
左右のあるストレッチは各1回ずつやるという流れ。
・学校の先生が怪人を演じるのは
レクリエーションとして非常に正しい。
・障害を持った子供たちにストレッチは効果的、という認識を持っていた。
(ただしこれはなぜそう思っていたのかは覚えていないのですが…。)
# 後に公式では運動不足になりがちな
# 障害学級の子供たちに運動の機会を、
# という説明があったと記憶しています。
・あくまで怪人を倒すのは
子供たちとのストレッチパワーであるところ。
子供たちの参加要素の確保と
ヒーローの力だけに依存しないという表現。
・後に観た回ではストレッチパワーで
正気に戻す事で退治はしない、という回も。
ヒーローものによくある一方的な成敗にならない配慮も。
…と。とにかく大切な要素がみっしり入って
でも娯楽要素満載というストレッチマンには
本当に感動した訳です。
アンテナついてないテレビで録画したせいで
ノイズだらけのストレッチマンのビデオテープを持って
その日のうちに集められる劇団のメンバーを全員集めて
(当時劇団団長でした)
上記した説明を必死でしながら
ストレッチマンの上映会をやるほどに
当時は衝撃だったのです。
と、オチませんでしたがこんな感じで。
ストレッチマン。ほんとのほんとに長ーーーい間、お疲れ様でしたっっ!!!!
追記 : 上記エピソードのストレッチマンのビデオテープをキャプチャしました。若い!!