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ヒンドゥ教の三大神さまとその妃

2010-08-29 17:44:16 | ネパール
 ネパールの宗教はヒンドゥ教が 約80% とその多くを占めています。 仏教 10% その他イスラム教、キランティ教、キリスト教などが約10%です。


 ヒンドゥ教の神さまといっても別名とか化身とか一人でたくさんの名前をもっていてとてもややこしいです。

 私が見たり聞いたりしたものを少し整理してみました。 ・・が本などを読んでいると、このほかにもいろいろ出てきたりしますのでこれでも一部かもしれません。



1. シヴァ(宇宙破壊神)  首にコブラを巻き 額に第3の目、頭に月を頂き、男性エネルギーに溢れています 
                 手は4本あります。 シヴァの乗り物は聖牛ナンディです。 

      別名  サンカール  マヘイソール  マハデヴ  ボレナート  ハラ 

      化身  バイラヴ  パシュパティ  ルドラ


  妃・パールヴァティ(良妻賢母の神)

      別名  バッサリソワール

      化身  タレジュ  ドゥルガー  ヴァグワティ  アンベ   バルクマリ  ルドラヤニ  カリ(シッ
          ディカリ バドラカリ等)

シヴァと聖牛ナンディ  カトマンドゥ・ダルバール広場  ?寺院  2009年出来たばかり?




2. ヴィシュヌ(宇宙維持神)  ヴィシュヌの乗り物は鳥人・ガルーダ(顔・体は人間  羽があって飛べる。)

      別名  ナラヤン  ケシャヴ  ハリ  ブダニールカンタ

      化身  ヴィシュヌは10もの化身を持っています。

         ①マッツャ(魚) ②クルマ(亀) ③ヴァラハ(猪) ④ナルシモ(顔・ライオン  体・人間) 
         ⑤ヴァマン(司祭)  ⑥パルシュラーマ(戦士)  ⑦ラーマ(ラマヤンの主人公)  
         ⑧クリシュナ  ⑨仏陀(お釈迦さま)  ⑩カルキ(これから生まれてくる)

        上記以外の化身 
 
          ジャガンナート  ヴィラトソルーパ(ヴィソルプともいい⑧番目のクリシュナが教え子アルジェナに
                                                           顕した化身)

    妃・ラクシュミー(吉祥天・・財産の神) 

写真はチャングナラヤンにある’バイクンタナラヤン’像ですが、ヴィシュヌがガルーダにまたがっている図です。  
10ルピー札に描かれています。


ヴィシュヌの乗り物、ガルーダはこちらの方がよく知られているかもしれません。  パタン・クリシュナ寺院前のもの。




3.  ブラマー(宇宙創造神)  いつもサラスワティーを見ていられるようにと5つの顔を持っていましたが、シヴァ
                    と口論をした際、バイラヴに変身したシヴァに一つ切り落とされ今は4つの顔しか
                    ありません。 (4面4臂)  こちらも手は4本。 ブラマーは宇宙を創造したあと、
                    その維持をヴシュヌに任せてしまったため人気はイマイチだそうですが・・・。


   妃・サラスワティー(弁財天・・学問の神) 孔雀に乗りシタールという楽器を持っているのが特徴。



 以上が三大神さまですがネパールにはもっと身近に慕われている神さまがあります。 それがガネシュです。




 ☆ ガネシュ (縁起のいい神)  シヴァとパールヴァティの息子  (頭・ゾウ  体・人間)

      別名  ヴィナヤク  ガナパティ

   妃・リッディ と シッディ の二人。

    ガネシュとこの二人の妃が一緒にいる像をバクタプールにあるプジャリマート(現在は木彫美術館になって
    いる)で見ることができます。

これはカトマンドゥ・タメル地区で見かけた ガネシュ像 です。

 
 なぜこんな姿?   

 それにはこんな話が・・・

 シヴァは一度出かけると何年もの間家を空けることが多かった。シヴァが出かけた後に生まれたガネシュは父であるシヴァの顔を知りません。
 
 ある日ガネシュは母のパールヴァティが入浴する際 「誰が訪ねてきても家に入れてはいけない」 と言いつけられました。

 そんなところへシヴァが何年かぶりに戻ってきました。 が、ガネシュはそれが父とは知らず母の言いつけどおり家に入るのを断ってしまいました。

 すると怒ったシヴァはガネシュの首をはねてしまったのです。 後で自分の息子と知りあわてて近くを通りかかったゾウの首を切りガネシュの首につけたのだとか。

 ・・・ この話を聞いたら、ガネシュ神がどれだけネパールの人々に愛されているのかがわかるような気がしました。




 ※ブラマーや妃たちの写真が見つからずのせることができませんでした。

  それと、もう少し見やすくしたかったのですがうまくできません。 申し訳ありませんが我慢して下さい。

 

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