そもそも今回の自民党の総裁選には、出来レースである、来たる衆議院議員総選挙の事前運動であるなどの批判があった。
また本来わたしは、「誰が自民党の総裁になろうと同じさ」という立場である。
昨日、たまたまテレビを見ていると自民党の総裁選の結果が報道され、小池百合子、石原伸晃らがさっぱりした顔をしていた。「ああ、やっぱり出来レースだったんだ…」と露骨にわかってしまった。
アメリカの民主党の大統領候補指名選挙では、オバマとクリントンとが血みどろと言ってよいくらいの激しい闘いを繰り広げ、オバマが候補者指名を獲得した結果、クリントンの支持者たちが共和党の候補者へ投票するのではないかと言われた訳だが、それとは対照的ではないだろうか?
もちろん私は、アメリカの共和党vs民主党、日本の自民党vs民主党といった二大政党制、そして小選挙区制そのものに問題があると思っている立場であり、また一政党の総裁選をマスコミがここまでクローズ・アップすることに対しても批判的な立場なのだが、それにしても、ということである。
その後、書店で『週刊金曜日』を立ち読みしたのだが、4コママンガで麻生と思われる人物が『機動戦士ガンダム』のジオン軍のものらしき制服を着てあらわれ、「ジーク、ジミン!」などと言っている! 何とも「寒い」ギャグを…。しかし麻生が本当にやりかねないところが、また…。
また『週刊ポスト』を読むと、そこには麻生が、「野中(野中広務氏のこと)のような出身者を日本の総理にはできないわなあ」と発言したこと、「創氏改名は朝鮮人が望んだ」という発言、彼が社長をしていた麻生産業(現「麻生セメント」)が、かつては朝鮮半島出身者を強制労働させていたことなどが紹介されていた。もちろん個人主義の原則から言えば、親の責任を子が負わなければならないという訳ではない。それにしても、である。
『週刊ポスト』最新号
http://www.zassi.net/mag_index.php?id=51
麻生太賀吉(麻生太郎の父親 ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E8%B3%80%E5%90%89
〈朝鮮人強制連行と麻生炭鉱 -上-〉労働争議に警察、暴力団を動員[朝鮮新報 2006.4.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2006/01/0601j0405-00002.htm
麻生は、今年8月末の豪雨の際、「安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたら、この辺全部洪水よ」という失言をし、安城や岡崎の人々から顰蹙を買っている。
麻生太郎(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E9%83%8E#.E4.BA.BA.E7.89.A9.E5.83.8F
↑を見れば、出るわ出るわ失言のオンパレード。1979年、衆議院選挙に初めて立候補した際の演説で「下々の皆さん」と発言したり、2006年年7月、北朝鮮がミサイルを撃ったことに対して「金正日に感謝しないといけないな」と発言したり(しかもこの発言は広島で行なわれたものである)・・・etc。
しかし何よりも問題なのは、「野中のような出身者を日本の総理にはできないわなあ」という差別発言だろう。
日本国憲法第14条には「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とあり、また第99条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」とある。麻生太郎の差別発言は、これらの憲法の条文に違反している。
日本国憲法
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM#s3
前述の『週刊ポスト』の記事には「この男は宰相の器なのか」と書かれていたが、「器」の問題ではない。憲法を遵守しない人間には、国務大臣、国会議員をはじめとする公務員の適格性が欠けていると言うべきではないのか?
来たる衆議院議員総選挙においては、このような人物を総裁とする自民党へ“NO!”の声を突きつけなければならない。
また本来わたしは、「誰が自民党の総裁になろうと同じさ」という立場である。
昨日、たまたまテレビを見ていると自民党の総裁選の結果が報道され、小池百合子、石原伸晃らがさっぱりした顔をしていた。「ああ、やっぱり出来レースだったんだ…」と露骨にわかってしまった。
アメリカの民主党の大統領候補指名選挙では、オバマとクリントンとが血みどろと言ってよいくらいの激しい闘いを繰り広げ、オバマが候補者指名を獲得した結果、クリントンの支持者たちが共和党の候補者へ投票するのではないかと言われた訳だが、それとは対照的ではないだろうか?
もちろん私は、アメリカの共和党vs民主党、日本の自民党vs民主党といった二大政党制、そして小選挙区制そのものに問題があると思っている立場であり、また一政党の総裁選をマスコミがここまでクローズ・アップすることに対しても批判的な立場なのだが、それにしても、ということである。
その後、書店で『週刊金曜日』を立ち読みしたのだが、4コママンガで麻生と思われる人物が『機動戦士ガンダム』のジオン軍のものらしき制服を着てあらわれ、「ジーク、ジミン!」などと言っている! 何とも「寒い」ギャグを…。しかし麻生が本当にやりかねないところが、また…。
また『週刊ポスト』を読むと、そこには麻生が、「野中(野中広務氏のこと)のような出身者を日本の総理にはできないわなあ」と発言したこと、「創氏改名は朝鮮人が望んだ」という発言、彼が社長をしていた麻生産業(現「麻生セメント」)が、かつては朝鮮半島出身者を強制労働させていたことなどが紹介されていた。もちろん個人主義の原則から言えば、親の責任を子が負わなければならないという訳ではない。それにしても、である。
『週刊ポスト』最新号
http://www.zassi.net/mag_index.php?id=51
麻生太賀吉(麻生太郎の父親 ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E8%B3%80%E5%90%89
〈朝鮮人強制連行と麻生炭鉱 -上-〉労働争議に警察、暴力団を動員[朝鮮新報 2006.4.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2006/01/0601j0405-00002.htm
麻生は、今年8月末の豪雨の際、「安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたら、この辺全部洪水よ」という失言をし、安城や岡崎の人々から顰蹙を買っている。
麻生太郎(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E9%83%8E#.E4.BA.BA.E7.89.A9.E5.83.8F
↑を見れば、出るわ出るわ失言のオンパレード。1979年、衆議院選挙に初めて立候補した際の演説で「下々の皆さん」と発言したり、2006年年7月、北朝鮮がミサイルを撃ったことに対して「金正日に感謝しないといけないな」と発言したり(しかもこの発言は広島で行なわれたものである)・・・etc。
しかし何よりも問題なのは、「野中のような出身者を日本の総理にはできないわなあ」という差別発言だろう。
日本国憲法第14条には「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とあり、また第99条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」とある。麻生太郎の差別発言は、これらの憲法の条文に違反している。
日本国憲法
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM#s3
前述の『週刊ポスト』の記事には「この男は宰相の器なのか」と書かれていたが、「器」の問題ではない。憲法を遵守しない人間には、国務大臣、国会議員をはじめとする公務員の適格性が欠けていると言うべきではないのか?
来たる衆議院議員総選挙においては、このような人物を総裁とする自民党へ“NO!”の声を突きつけなければならない。