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伊達 純のヒロシマ日記

反戦・反核・反基地などの平和運動、反原発運動、反貧困運動、グローバリゼーションの問題などについてヒロシマから発信する

麻生首相、今度は集団的自衛権について従来の政府解釈を尊重?

2008年10月04日 07時16分17秒 | 憲法
<麻生首相>集団的自衛権「政府解釈を尊重」(毎日新聞 10月03日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081003-00000070-mai-pol

↑この記事によると、『3日の参院本会議で、集団的自衛権について「行使は憲法上、許されないとの解釈を政府はとってきた。現在でもこの立場は変わっていない」と述べ、従来の政府解釈を尊重する考えを強調した』とのこと。

 しかしゴマ化されてはならない。同記事には9月25日、ニューヨークで麻生首相が、「基本的に変えるべきものだ。ずっと同じことを言っている」と語ったことも書かれている。

麻生首相:「集団的自衛権の憲法解釈見直しを」国連演説後(毎日新聞 2008年9月26日)
http://mainichi.jp/select/seiji/aso/archive/news/2008/09/26/20080926k0000e010024000c.html?inb=yt

 何よりもアメリカのブッシュ政権で国務副長官だったアーミテージが、集団的自衛権の行使を違憲としてきた従来の憲法解釈を変更するよう日本政府に求めてきており、また集団的自衛権が行使できるように研究するための「有識者」による「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」というものもつくられている。この間、日米両政府は、一貫して集団的自衛権を行使できるように憲法解釈を変更しようとしてきたのである。ちょうど戦争放棄・戦力不保持を謳った憲法第9条を改悪しようとしてきたように。あるいは教育基本法を改悪しようとしてきたように。このことは「麻生首相の集団的自衛権の憲法解釈見直し発言」でも書いた。また、アメリカがイラク・アフガニスタンで行なっている軍事行動は侵略であり、それを日本の自衛隊が後方支援するのは集団的侵略ではないかということも、集団的自衛は容易に集団的侵略に転化することも。

麻生首相の集団的自衛権の憲法解釈見直し発言
http://blog.goo.ne.jp/jundandy_2007/e/a2095409d0431e06d68994628938f680

↓以下の記事では、麻生が、自衛隊の海外派兵恒久法のことを「日本が迅速かつ効果的に国際平和協力活動を実施していくために望ましい」と発言したことが書かれている。

麻生首相、恒久法制定「望ましい」=自衛隊の海外派遣-参院代表質問
(時事通信社 10月03日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081003-00000113-jij-pol

↓元レバノン大使の天木直人さんが次のように書いている。

民主党が政権を取った時、真の国民的争点は何になるのか
http://www.amakiblog.com/archives/2008/10/02/#001165

 来たる衆議院総選挙で民主党が政権を取り、政権交代が実現しても、集団的自衛権、自衛隊の海外派兵恒久法、そして憲法をめぐる闘いは続く。


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