生活環境

身の周りの生活環境は情報や知識・経験でどうにでも変化します。心の豊かさを求めて・・・

介護技術

2009-02-25 21:54:50 | 医療介護福祉
昨晩、ケアマネから「義母が口を開けず、夕食を食べない。奇声を発し、他の人に迷惑がかかっているので、話し合いをしたい」と夫に連絡が入った。
仕事で休めない夫に代わり、再度義母の様子を見に行く事にした。
昨晩は腰痛下肢痛で4時間弱の睡眠で赤い顔であり、雨の為、車椅子をタクシーに積めないので不便だが仕方がない。
遠方なのでタクシー代は往復1万円以上かかる。
食欲を増すようにプリン・ジュース・ミニ羊羹・お子様煎餅・ミニカステラ等を購入して向かう。
義母は12時前に食事が始まり、男性職員が義母の手を握りながらカレーを食べさせていた。口を開き、ちゃんと食べている。
途中で私が介助しカレーは中皿6割食べ、小鉢の刻み食もすべて食べた。
豆腐のみそ汁も美味しそうに頂いている。お茶は冷めていて「もういらない」と言い、少しだけ飲む。
男性職員は食後義歯をはずし口腔衛生をして下さる。スムーズに終わる。
男性職員はきちんと介助してくださり、ベテランとしての落ち着きもあった。
ケアマネと看護師が声掛けの為に来た。ケアマネは義母が「いたい」と奇声を発すると言う。今日私は全く聞いていない。
「今朝は食べました?」と職員3人に聞くと「把握していない」「7割食べた」「食べなかった」と3様の答えであった。
午後は入浴と言うので、TVの前で2人で寛ぐ。
「どこか痛い所ある?」と聞くと、「全部」と答える。
足元のズボンが膝までめくれているのを下げてフットウオーマーと靴下をしっかり伸ばす。これで下肢の保温が確保される。
奇声は単発にあったが、会話中の興奮で出たり、合図だったり、言葉の代わりのようだった。
日曜日に比べると眼脂のこびりつきはわずかであった。顔を拭いてくれたらしい。
机の上のタオルで遊びながらウトウト始めたので職員に依頼して離れた。
ケアマネに再度、保清と保温をお願いし、タクシーで実母のいる有料老人ホームに向かった。
遅い昼食をここで摂る。実母も足が外反母趾で指が化膿している。膝の調子が悪いと言う。
ゆっくりしたかったが夕方の混雑に巻き込まれないうちに帰宅する。
さすがに腰痛下肢痛と睡眠不足で、早目にベッドに横になる。




特養老人ホームにて

2009-02-23 14:54:11 | 医療介護福祉
土曜日に、夫から認知症の義母が奇声をあげていると聞いた。
日曜の昼に、ホームの義母の様子を見に訪ねた。
このホームは大学付属の施設で9人のユニットケアで合計100人定員の施設である。
ユニットに入ると、義母よりレベルの良い人たちの世話をスタッフが行っていた。
義母はひとりだけ、別テーブルに車椅子でおり、前方に配膳食が置かれている。
義母は配膳食を取ろうと手を伸ばすがとれないので奇声を発してイラだっている。
その姿は気の毒で涙が出そうになった。食べる直前にお膳を置けばよいのに
夫と食事介助をするためにテーブルを変えて義母の顔をのぞきこむ。
眼脂や耳垢等の汚れがひどい。ズボンは膝下まで持ち上がっている。
以前、あまりにも酷かったので、清拭綿を大量に購入して保清を依頼していた。
ケアプランの家族の要望にも、「認知症であっても、尊厳のある生活をさせてほしい」そのためには「保清と保温にも注意してほしい」と記入してある。
手を伸ばしても、あと3cmの所に配膳食があり、他者は食べ始めているのに車椅子に放置され、すべてを後回しにされる辛さは痛いほど解る。
先に食べている別のおばあさんは義母に向かって「うっさいんだよ」と遠くから罵り睨みつける。
傍にいるスタッフは知らんぷりをしている。スタッフもそう思っているような素振りであった。
手を握りながら食事をスプーンで口に運び、声がけしながらも周りの様子を見る。
意識のはっきりしている車椅子の別のおばあさんは介護者を相手にはっきりと容赦なく自分の意見をいっている。
義母は遅く食べ始めた為もあり、12時30分過ぎには他者は食べ終わり、義母は最後になった。皆食べるのが早い。
他者は、1時には入浴の支度をして移動を始め、また、義母は取り残された。
持参したコットンをお湯で温め、目・耳を拭いあたたかいおしぼりで顔や首を拭いた。
高齢者の食直後の入浴も疑問だが、介護者が配膳の食器洗いに専念しているのも不思議な光景だ。
誰一人、食後の口腔衛生をしている者はいなかった。様子を見るため義母の口腔衛生を依頼したが私達が帰る2時でもしない。
私が有料老人ホームのケアマネの時には、介護者は食事中の誤嚥や食後の口腔衛生などに集中して食器洗いは厨房の仕事であった。
支配人は介護・看護のスタッフに眼脂や食べこぼしの洋服などは家族がどんなに悲しむかと注意していた。
ここのスタッフは皆若く綺麗な人たちではあるが、自分が眼脂や耳垢だらけや身なりがだらしなかったらと想像しないのか?
大学付属の立派な建物であるが、責任者が各フロアーを巡回して、利用者や家族、外部に誇れる内容かを見極める必要があると思う。
勿論、身辺のお世話は大変であるが、この分では、口腔衛生や排せつや入浴も介護計画のとおりにされているか疑問を持つ。
ケアープランは作文ではない。介護度に応じたサービスを提供する必要がある。
夫は「他のおばあさんのように自分の気持ちが伝えられないので周りが気持ちをくんでほしい」と寂しげに私に言った。
私も悲しい。母を思う夫の優しさに心が痛む。



病院にて

2009-02-22 01:34:09 | 医療介護福祉
先日、金曜日は病院の受診であった。
昨年3月に玄関の自走用車椅子の配置が不便なことを院長に直訴した。
その後改善されて、毎回不便なく利用できて本当に感謝している。
朝、各部署を回られている院長先生に会えたので車椅子のお礼を申し上げた。

内科の検査は、事前の副院長先生のオーダーで、無駄なくスムーズに終了した。
以前、同じ検査を希望した際、受付の手続きミスで関係者に迷惑をかけ長時間掛かった。
今回は、副院長先生のご配慮で確実に短時間で終わった。心から感謝している。
コミュニケーションをとるとは「心を分かち合う」と言うことだと思う。

会計が済み、頂いた診断書の住所が5年前と同様に2文字分脱落しているのに気がついた。
相談窓口に「診断書の住所の○○の部分が抜けているので、以前も同様だったので患者原本がPC入力で脱落していませんか?」と聞いた。
事務員は「それが、何か都合が悪いですか?」と言う。
「・・・・・じゃ、結構です。」と答え車椅子ですごすごと離れる。

私は以前の職場で患者台帳をカードシステムとファイルメーカソフトで作り、1万人分の患者情報を科の職員にPC入力させていた。
カードとの2重チェックで更新管理し、デジタルファイルや予約システムに運用していた。
専門職で事務職ではなかったが、診断書や予約業務には不可欠な住所登録であることを知っている。
「住所のマンション名の途中が脱落しているのが、何か不都合があるのか」との言葉には「そんなもんか~」と内心思う。
社会保険庁の年金問題は大量の誤入力が原因だった。しかし、現場はびくともしない現象もこれと同じかな。
私が少しおかしいのかな? まあ大したことはないと思うように慣れよう。
内心は大きな問題だと思っているが、それは私だけの問題だ。




何か変だ?

2009-02-21 23:44:53 | 社会環境
冬眠をしていましたので記録の更新がとても遅れています。
1月から毎週、東大の受講が続き、先週はさすがにバテテしまった。
頂いた修了証を眺め、これからも、もっと勉強をしなければと思っている。
京成電車で、上野から東大に行く時はタクシーを使うが、気になることがある。
「東大病院までお願いします」と言えば、龍岡門から入ってたどり着く。
「東大正門までお願いします」と言うと、どこだか分からないと言う。
「東大武田ホールまでお願いします」と言うと、やはり分からないと言う。
正門は赤門と農学部の中間だと、私の道案内でたどり着く。
武田ホールに初めて行った時は、私の知っている情報をすべて羅列して言った。
「弥生門・工学部・先端知ビル・浅野門・根津駅から3分」勿論、番地も言う。
それでも分からず、無線や大学の守衛さんに聞いて、やっと、たどり着いた。
タクシーの運転手さんは上野駅から、わずか10分の場所が分からないと言う。
勿論、料金は通常より余分に払わなければならない。
上野駅は成田から直通の乗降駅で、海外からも東大にはお客様も来るであろうに。
これから、オリンピックを東京に誘致しようとしているのに、このプロ集団は?
夫の車で東大に行く時は、どの門でも、初めてでもそれほど分からない事はない。
タクシー運転手は、カーナビ掲載でも分からないと言っている。
5回も同じ経験をする。運転手はせめて地元の拠点を記憶する必要があるのでは?
大量の駐車の時間はオリンピックに向けて、英会話の勉強でもしているのであろうか?
3年前、JR上野駅で車椅子の為にタクシーに乗車拒否をされて辛かった思い出がある。
上野駅界隈だけは、業界の乗務員教育がいまだになされていないのかも知れない。