嫌味

春の天皇賞をダービー馬の意地で制したメイショウサムソン。
彼は今、上機嫌だ。


サ『いや～(´▽｀*)
　　ダービー馬が翌年の天皇賞を勝ったのはあの、あのスペシャルウィークさんだけらしいですねぇ～
　　そりゃめでたい

　　こうなったらあれか？もうスペシャルウィークさん級の活躍は保証されたか？
　　フフフ』


そんな上機嫌の彼だが、遠くでなにやら噂をしている馬が２頭。


メ『聞いたかいムーンくん？』
ム『もちろんだよメインくん
　　聞いてあきれちゃうよね┐(´∇｀)┌』
メ『まったくだよキャサリン』
ム『キャサリン(￣□￣;)!?
　　ご・ごめんメインくん、いきなりそんなビバリーヒルズ青春白書ばりの
　　ノリでこられても対処できないよってかいつの間にそんなキャラに・・・』


相変わらずバカな会話をしているのはアドマイヤ軍団２騎。メインとムーンである。
なにやらメイショウサムソンの勝った天皇賞について言いたいことがあるらしい。


メ『いや～この間の天皇賞見たかい？』
ム『ボクは香港に行ってたからＶＴＲで見たよ。
　　なんとも言えない結果だったね』
メ『そうさ、まったくなんとも言えない結果だったのさ～

　　まず勝ったのがメイショウサムソンってんだからこれがまたねぇ～キャサリン』
ム『オゥ、サムソンくんじゃダメだって言うのかいディラ～ン』
メ『オゥ、よく乗ってきてくれたキャサリ～ン
　　いいか～サムソンは昨年の菊花賞で何着だったか知ってるか～？？』
ム『え～と、え～と５着だったかな？？』
メ『っと～４着だぞ～勉強が足りないぞ～こいつめ～』
ム『ご・ごめんよディラ～ン』
メ『いいんだいいんだ、ボクがわるかったキャサリン。
　　で、そのときボクは何着だったか覚えているかい？？』
ム『もちろんだよディラン
　　あなたは３着という微妙な着順だったわ』
メ『正解だ～さすがはキャサリン
　　でも、最後の微妙っていうのはいらないぞ～』
ム『ごめ～ん』
メ『そう、ボクは３着だったんだ。
　　ということはどういうことだ？もちろん、距離が２００ｍ違うだけの天皇賞でも
　　着順は変わらなかったはずだ～』
ム『その通りだわ～ディラン』
メ『だから本来ならボクが春の天皇賞馬になっていたはずだったんだけどね』
ム『私も言いたいことがあるわディラン( ゜д゜)ノ』
メ『ディランって？？』
ム『え？その設定終わり？はい
　　ボクが言いたいのはねぇ～なんか現役最強とか書かれてたことかなぁ～
　　まだ中距離にはこの世界のムーンがいるんですけどねぇ～』
メ『一理あるね。宝塚記念でボクらを倒してから凱旋門賞なんて言ってほしいね』
ム『ねぇ～(*´・ω・)(・ω・｀*)
　　きっとメジャーさんも怒ってるよ～』
メ『(*´・ω・)(・ω・｀*)ネー』


サ『わ・わざわざ聴こえるように長々と・・・』
メ『あれ？サムソンくんがこっちを向いているよ。聴こえちゃったかな？』
ム『あらら、そりゃ大変だ』
２頭『(´▽｀*)アハハ～』


サ『ま・負けないさ
　　勝って凱旋門行ってやるさ』


メイショウサムソン５月の誓いであった。


おしまい


天皇賞を勝っても宝塚記念はきついとみる。
ただ、ダイワメジャーが出走してくればね。絶対勝てないよ。自信アリ
アドマイヤムーンが出てきても、疲れが残っていそうでちと不安。
メインでは役不足で、やはり日本の現役最強はダイワメジャー。

まだメイショウサムソンの力は認めない。

写真はさんからいただきました
ありがとうございます
質は元より、量もすごく多いし、さまざまな視点から撮られた写真が一杯です
一度と言わず何度も訪れてみてください