降着ルール

ようやくルール考え直したか、と思ったらこの結果か。

・到達順位を尊重する

・代わりに騎手への罰は重くする


今のルールは曖昧で、対象馬の馬主によってはJRAが無視してるのでは？とも。

なんか微妙なんだよね。


で、今回の変更。

これも微妙な気がする。

到達順位を尊重するってことは、是が非でも勝ちたい場合は何やってもいいってことになるんだよね？

罰がどれだけ重くなるのかわかんないけど、JRA的には騎乗停止６ヶ月とかありえないだろうから、

極端な話、宝塚記念がどーしても勝ちたいという馬、騎手がいたとして

他馬にめちゃ迷惑をかけたけど、１着でゴールした場合でも降着じゃなくて１着は確定、だけど騎手は２ヶ月騎乗停止、

とかになるわけだ。


でもリーディングを狙っている騎手でも無い限り、宝塚のあとは夏競馬だから秋のGI戦線には戻って来れるわけで、

実際に起こる可能性があると思うんだよなぁ。

有馬記念もしかりだけど、こっちは注目度がハンパないから、世間様からの批判がすごいだろうけど、

「到達順位を尊重」としてしまうと、ある程度強引な競馬して勝っても（今なら降着レベルでも）１位で確定する。

その対価として騎乗停止を受ける。これはどーしても勝ちたいからある程度は仕方ない、って騎手が出てくる気がする。

特に外人騎手とかね。



実際にヨーロッパでは、ムチの使用制限があってそれを破ると騎乗停止になるけど、

（勝ちたいから）故意に使う場合があるからね。武豊もゼンノロブロイのときそうじゃなかったかな。つい最近も合った気がする。

一概に「到達順位を尊重」ってしない方がいいと思うんだけどね。




罰はどれくらい重くなるのかな。

今は、有力馬に乗る騎手はよっぽどのことをしない限り、目標のレースに乗れるように騎乗停止期間が決まってる気がする。

例えば今なら岩田が、ここ数週になんかやらかしてもジャパンカップには支障ないようになるだろうし。

そんなことやってるからJRAは客との距離感がつまらないんだよなぁ。


１回競馬ファン共同で、「競馬場に行かない日」ってのやってみて客の大切さを思い知らせられると面白いんだけど。