Jun Sweets

主婦のレース編みと日々の出来事

サイン 第8話(ネタバレあり)

2019年09月06日 | 日々の出来事

北見永士(横山涼)を殺したのは島崎楓(森川葵)と確信する柚木(大森南朋)たち。

しかし証拠もないし、真相を知る会田(猪野学)は姿を消していた。

会田はホテルに身を隠していた。ドアがノックされ、恐る恐る覗くと慌てたように廊下に出る。

廊下には北見の写真があった。そこへ楓が現れる。

その後会田が遺体となって発見される。遺書はないがホテルの窓からの飛び降りと思われた。

会田が殺されたと考える高橋(高杉真宙)は二人で捜査するには限界があると。

しかし管理官・和泉(松雪泰子)はこれでこちらからも攻められると言う。

会田の死が島崎サイドが関わっている事を立証できれば追い詰めることが出来ると考える。

佐々岡(木下ほうか)は電話を受け、激しく興奮する。また楓が勝手な行動をしたからだ。

佐々岡は飛び降り自殺の疑いのある会田の司法解剖を伊達(中村トオル)がするよう要請する。

伊達は佐々岡に言う。「約束はお忘れではないですよね?

島崎議員(小木茂光)が総理大臣になった暁には、法医研究院を独立機関にしていただくという約束です。」

「先生は賛同者を集め、予算の確保に動いています。前向きに検討することをお約束しますよ」と答える佐々岡。

それに対し伊達は「あなたは自分の立場をわかっていない。

我々は一心同体と言ったが、私にはあなた方を道連れにして地獄に行く覚悟がある。」

と言って約束は必ず守ってもらいます!と強く言う。

中園の妹は心臓の機能が弱っており、移植か人工心肺を入れるかしないかぎり生存が難しい。

費用が賄えないと頭を抱える中園の父に対し、

 中園(飯豊まりえ)は「優は自分の声に反応した。絶対に諦めない」と答える。

ホテルで聞き込みをした高橋は従業員から19時頃、会田が泊まっていた同じフロアで楓を見たと言う証言を得る。

その時間は会田の死亡推定時刻の範囲内だから楓を事情聴取したいと下山課長(利重剛)に直談判する和泉。

下山課長は正確な死亡時刻が発表されていないからと無理だと答えるが和泉は引き下がらない。

永士の事件の時に裏に何かあると感じていながら組織の意向に従ったせいで、

新たな事件が起きてしまった、もうこんなことは嫌なのだと。

下山課長にお前は?と聞かれて高橋は「管理官についていきます」と答える。

二人の勢いに負けた下山課長は、ここからは俺の独り言だと言って話し始める。

遺体安置室にいる柚木。会田のネームの入った扉を見つめていた。そこへ和泉が現れる。

「また遺体を盗む?そんなことしたら今度こそ首よ」と言う。

「伊達は明日の解剖で会田の死を自殺と判断するつもりだ。簡単には覆せない。」と言う柚木に

そうならないように手は打ったと言う和泉。

高橋が会田の妻に接触する。会田の物の整理を手伝う。何か思惑があるよう。

和泉から話を聞いた柚木は「正気か?お前こそ首になるぞ」と言うと「そうかもね」と答える和泉。

上を目指していた和泉だが、キャリアをふいにしてでもこの事件を解決しようと考えていた。

帰る和泉に柚木はこの事件が終わったら食事でもしようと和泉に声をかける。

楓が北見の事件に関与しているのでは?というネット情報が流れ、島崎の元に取材陣が殺到する。

ネットのデマでしょうと言って猛攻をかわし、車に乗り込む島崎。

これで島崎に説明責任が生まれた、捜査の妨害がしにくくなりますと記事を見ながら言う和泉。

「馬鹿な独り言だった。後悔してるよ」と言う下山課長に、

「課長にはご迷惑をおかけしません。すべての責任は私が取ります」と答える和泉。

伊達が会田の解剖準備をしている所へ、和泉と高橋、柚木が入ってくる。

解剖室が見える場所には佐々岡がいる。

和泉がこの解剖には柚木先生にも参加していただくと言う。

伊達は執刀医の決定権はこちらにあると言うが、

ご遺族の希望です、奥様が解剖を気にされていて信頼できる人にやってもらいたいと。

「何を馬鹿な」と伊達が言うも、「遺族のケアは法医研にとっても大事な仕事です。

希望が通らなければ、奥様はマスコミに何を話すかわかりませんよ」と。

佐々岡が追い出してくださいとマイクに向かって話す。

伊達は執刀医は譲ることは出来ませんと答えると

柚木は執刀医は伊達院長で構いません、自分は助手に入りますと言う。

伊達が承諾し、解剖が始まる。解剖の結果、二人の見解は異なった。

伊達の見解は頭蓋骨骨折による頭蓋内損傷、高所から落下した際に受けた損傷と思われると。

それに対し柚木は死因はその通りだが、左側頭部に不自然な挫創があり、

転落した際、路面からの打撃で出来たとは考えにくい。これはハンマーなどの凶器で殴打された可能性が高い。

院長、これは自殺ですか?と言う柚木に、

 伊達は「違う。これは自殺ではない。鈍器で殴打された後、

気を失った状態で高所から落とされ死に至った。これは柚木先生の所見通り事件性が疑われる」と答える。

解剖を終えた伊達に佐々岡が「自殺にする予定を反故にした理由を!」と食って掛かる。

「我々を本当に道連れにするつもりか!?」と言う佐々岡に、「指導権はこちらにある」と答える伊達。

島崎サイドが楓の任意聴取に応じると連絡が入る。

中園が柚木に食事を届けに来る。楓の聴取を気にする中園に「お前はこれ以上関わるな」と言う伊達。

他にもしなければいけないことはたくさんある。この事件だけに囚われるな、と。

部屋で「遺体から真実への標を聴く」と書かれた紙を見つける中園。

柚木は「お前は道を誤るな。お前には将来がある」と言うが、

「北見さんの事件の真相を突き止めたいんです。私の初めての解剖だったから」と返す中園。

「止めても無駄なの知ってると思うので止めないでください」と更に言う。 

楓が任意聴取を受ける。北見永士とは恋人だったのですかと聞くとハイと答える楓。

事務所社長の会田と面識があるかと聞くと佐々岡の方を見たと思ったら、

ハイと答え、何度か会いましたと。

会田に脅迫されていた。告発すると言われた。私が永士を殺したことを。

もちろん事実無根ですけど、と話す楓。

捜査でライブ会場にいたことはわかっていますと和泉が言うと、

「いました。でも永士には会ってません」と答える楓。それもにこやかに。

それは通用しないでしょうと高橋が言うも、佐々岡が楓が永士に会ったという証拠があるんですか?と返す。

会田に最後に会ったのはいつですか?

会田が亡くなった夜、ホテルで楓が目撃されていると話す。

時間は19時過ぎ、会田の死亡推定時刻と重なると。

「はい会いました」と素直に答える楓。

佐々岡が割って入り、死亡時刻は19時頃と言ったがそれは本当なんでしょうか?と言う。

記者会見をしていた伊達が死亡時刻を23時頃と発表し、和泉にも連絡が行く。

23時頃となると楓にはアリバイがある。佐々岡が楓を促し、帰っていく。

「これがあなたの答えですか」と柚木が聞くと、伊達は「これまで多くの物を犠牲にしてきた。

私だけが楽な道を選ぶわけにはいかない。もう後戻りはできない」と。

取材陣の前で娘は事件とは何の関与もしていないと警察から話がありましたと目を潤ませながら答える島崎。

取材後、島崎は楓をひっぱたき、「何故一度ならず二度までも!!お前は一体どうしたんだ!?」と怒る。

「こんな娘でごめんね。パーパ」と言う楓に島崎は

「総理の椅子まであと少しなんだ」と言いながら楓の手に触るも振りほどかれる。

「亡くなった母さんの代わりにお前がファーストレディーになるんだ。

だから頼む。大人しくしてくれ」と懇願するように話す島崎。 

翌日、会見を見ていた解剖医から「会見に疑問がある」と言われる伊達。

「死亡時刻に疑問がある」と言われ、伊達は解剖医を集め会議をする。

柚木たちの意見を否定し、自分は19時だと思うと言う解剖医たちの声をねじ伏せ、

「統一見解」という言葉で立場ある自分の意見を通したのだ。

会田の妻から連絡があり、ボイスレコーダーを受け取る高橋。

会田と楓の声が録音されていた。

音声の中で凶器のぬいぐるみが残っていると話していることで、

中園が持っている繊維片と照合すれば、立件することができると話す和泉と高橋。

その様子を刑事が隠れて聞いていた。

大学にいる楓の元に柚木が現れる。何か用?と言われ、「二人の男を殺した女の顔を改めて見に来ました」と答える柚木。

それに対し、「こ~んな顔よ」とふざけた調子で言う楓。

「北見永士の解剖の様子について知りたがっていましたね、詳しく教えましょうか?」と言う柚木。

「私のために真相を暴くと言ったあなたの顔、笑っちゃうくらい真剣だったから楽しみにしていたの。

でも残念!私の勝~ち!!」と楽し気に言う楓。 

 「あなたの勝ちではありません。あなたを守った人間たちの勝ちです」と返す柚木。

「次に誰かを殺す時はもう少し自分の頭を使ってください」とも。

柚木を指さしながら「あなたのこと気に入った」と言う楓。

「おじさんだけど、永士とは違った魅力がある」と。

柚木が「あなたのことを教えてください」と楓に言う。私の何を?と聞かれ、全部ですと答える柚木

佐々岡に電話が入る。相手は高橋たちの話を立ち聞きしていた刑事だった。

凶器が残っていることを佐々岡に伝える。処分したと聞かされていた佐々岡は激高する。

楓の自宅で「何故北見永士を殺したんですか?」と尋ねる柚木。

「彼、華やかな舞台で死にたいといつも言ってた。望みどおりになって満足そうな顔してた。」

とソファーに寝転がって笑顔で答える楓。

「突然未来を奪われて、抵抗も出来ずに苦しんで死んだ人間が

本気でそんな顔してると思ってるんですか?」と問う柚木。

「私は何千もの遺体を見てきましたが、殺された人間たちの無念の顔は絶対に忘れることはない」と。

そんな柚木を見て立ち上がり「凄い執念」と言いながら楽しむ楓。

そこへ佐々岡から楓に電話が入る。「またこいつ、いいとこだったのに」と言いながら電話に出る。

奥の扉に気づく柚木。楓の様子が変わる。楓が扉の前に立つが、柚木が押しのけて入る。

そこには事件の凶器である青いぬいぐるみがあった。柚木は和泉に連絡する。

楓は「せっかく気が合いそうだと思ったのに」と言いながらベッドに横になっていた。

中園が高橋から連絡を受け、家に残してある物証を届けにいこうとする。

が、そこへ伊達が現れる。送って行こうかと言う。

それはとても重要な物だ、無事に法医研に持っていかなければならない。

証拠の隠匿は犯罪だ、君の解剖医の資格を奪うこともできると言って脅す。

中園は「解剖医としての道を誤るなと柚木先生に言われました。私はその教えを守ります。

資格を失っても後悔はありません。」と言って急ごうとする。

すると伊達は中園の妹のことを言い出し、自分なら妹さんを助けることが出来る、

と言われ「本当ですか?」と振り向く。伊達の差し出された手を見つめ、中園は迷い始めるのだった。

 

伊達、えらくあっさり解剖所見を柚木の見解通りにしたと思ったら、

やはり死亡時刻を変えるという酷いやりかたで頭に来ました

楓ですが、娘なのにどうも亡き母の身代わりにされている感じで、

父親を嫌っているように見えました。

色々な思いがあるかもしれませんが、だからって犯罪を犯すのは間違ってます。

そして中園、妹を思う気持ちはわかるけど、伊達の話に乗っちゃダメ!!

柚木の教えを忘れちゃいけない!!と思ってたら、

予告で伊達が繊維片を持っているシーンがあってガックリ

あの繊維片が偽物であってほしい~(>_<)