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女郎花の物語と石清水八幡宮

2018-09-22 13:22:35 | 木と野と花
インターネットを 小野頼風で検索して居ましたら 石清水八幡宮のホームページに 八幡様に伝わる女郎花の話しが掲載されて居りました


先程・私の知る限りの情報にて女郎花と小野頼風さんの物語を上げさせて頂きましたが 此方の八幡宮さんの方が素敵な話に成って居ますので 掲載させて頂きます

無断借用『若干編集』でございますし 一度・以前から伺いたいと思って居た神社で有りますので 後日・お詫びがてらに伺いたいと思って居ります。

男塚・女塚は 未だ有るのでしょうか・・・・・


むかしむかし山城という国に石清水八幡宮があり その男山のふもとに小野頼風という男が住んでおった

頼風は京で宮仕えをしておったが 何度となく都へ上っているうちにある美しい女と親しくなり『そなたが恋しゅうてならぬ』と頼風が思いつめるほどに深い深い恋仲になってしもうた

ところが日がたつにつれて頼風がとんとたずねて来なくなってしもうたので 女は『どうしたのでしょう。もしや病いにでもかかられたのでは』と心配ばかりしていたが とうとう思いが募って頼風の居る男山を訪ねてみようと思い立った

ところがところが 男山に来てみると 頼風の女房と名乗る女が居て『今、頼風は留守でございます』と冷たく京の女を追い返してしもうた。

あまりのことに気も狂わんばかりに驚いた女は 『ああ、これは何ということでしょう。あれほど いとおしがられ固い約束をしておきながら 

もう私のことなどお忘れになってしまわれたのか そんなお方だったのか』と頼風の心がわりを恨み 

あまりの悲しさに打ちひしがれてもう何もかも終わりだと嘆き とうとう泪川に身を投げてはかない最期をとげてしもうた。


それを知った頼風が『ああ私は何としたことか。取り返しのつかないことをしてしもうた。許してくれ・許してくれ・』と泣き泣き その女の亡きがらを手厚く葬ったのじゃ

女は身を投げた時着ていた美しい山吹きの重ねの衣を脱ぎ捨てたのじゃが その衣が朽ちると やがてその場所に一輪の女郎が咲き出てきた

頼風は その女郎花をあわれに思うて いとおしく懐かしさのあまりに思わず傍へかけ寄った。

すると花は恨み顔になびいて退いてしまう  『はて、おかしな事があるものじゃ』と思うて頼風が後ろへ下がると 花はまた元の場所に戻って咲いておる。

あまりの様子に心を痛めた頼風は これほどまでに私を怨んで死んでしもうたのか

『みんな私が悪いのだ。すまぬことをした』と悔やんで とうとう頼風も同じ川に身を投げて死んでしもうたのじゃ

すると、どうしたことか その川べりに一本のあしが生えてきて 不思議なことにそのあしは 大きくなるにつれて葉がどれも女郎花塚の方ばかり向いており いかにも『恋しい恋しい』とでも云うように たなびいて茂っておる

それからというもの このあしは 片葉のよし(片葉思いのよし)と呼ばれてただ一ヶ所だけ生えておるそうな

後に この話をあわれに思った世の人が 女郎花塚を建てたのじゃが これを女塚と云い

また頼風塚は男塚とも云われて 今でも松花堂庭園内に女郎花塚 八幡今田に頼風塚が残っておるそうな

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