拉致 北朝鮮 

人生楽なら苦はないさ(MUYOxpPRF.)

脱北日本人妻の不法入国幇助の件

2009年03月09日 | 未分類
個人的には、拉致と日本人妻の話は分けて考えている。
中国残留孤児の偽家族の例を出すまでもなく、当然起きるであろうと予測されてた事件であって驚きはないものの、この一件だけなわけがないだろうとも想像している。

先の寺越武志の話で、本人以外の渡航を人物確認なく可能にしてしまっていいものかと危惧していたつもりだが、うまく言えてなかったようだ・・・

何で東京在住の斉藤何某を大阪府警が?との疑問もあるが、警察の外事関係の仕組みがわからんのでこの疑問は寝かせておく。

罪は罪として法の判断を待つしかないが、このおばちゃんを非難する気にもなれない。
 (ネトウヨのキャラとしてならいくらでも売国認定できるが)
この事件の根本にあるのは、自力で北を抜けるには金が必要であり、その金を工面できない者は借金でも盗んででもいいから金をそろえるか、成功報酬として後払いにするか金銭以外の約束をするしかない現実があるのではないかと想像。

このおばちゃんが自分の事だけを考えていたならば、脱北が成功して日本に住んでしまえば約束など無視できただろう。
北にまだ残る者をさらに脱出させるためにも、脱北ブローカーからの要請を断るわけにはいかなかった・・・

なんて想像に浸ってたら徐々に詳細が出てきた。

中国人夫婦と不法入国計画か 脱北後の日本人妻 - 47NEWS(よんななニュース)

 府警外事課によると、斎藤容疑者は2001年2月にブローカーの男と脱北。池容疑者夫婦の自宅に案内された。夫婦は同年8月まで斎藤容疑者をかくまい「親族に成り済ましたら入国できる」などと協力を求めた。

 日本に帰国する斎藤容疑者と一緒に女が長女に成り済まして入国した。

 斎藤容疑者はその後、06年7月までに次男やめいとして入国した、女の弟金哲権容疑者(38)ら2人=同法違反容疑で逮捕=とはほとんど面識がなかった。同課は、池容疑者らに言われるまま入国審査に必要な家族構成などを口裏合わせしていたとみている。

asahi.com(朝日新聞社):脱北家族偽装 中国人容疑者、母国に1500万円送金 - 社会

府警は中国人4人が親族で、池容疑者と氏名不詳の女が一連の偽装入国を主導したとみている。

 捜査関係者によると、氏名不詳の女は池容疑者とともに千葉県柏市を拠点に風俗店で働いていた。
これまでの捜査で、01年以降に11回、計約1200万円を中国に送金していたことが確認されたという。

 また関係者によると、孝月容疑者も約2年半前から東京都新宿区の韓国料理店で勤務し、計約300万円を中国に送金したという。
同店の経営者(38)によると、孝月容疑者は「脱北してきて兄弟がまだ北朝鮮に残っている」と周囲に話しており、
中国に金を送る理由について「兄弟を呼び寄せるために1人あたり300万円ほどかかる。
中国に送金すると、そこから仲間が北朝鮮に送ってくれる」と話していたという。

中国人違うやん・・・事情も想像とは違ったような、まぁいいけどさ、朝鮮人が脱北して中国に入って、そこで金をつかんだら韓国に行きなさいよと。
(しかし、40代で風俗っていったい・・・しかも稼ぎになってるっていったい・・・)


この手の、家族の渡航に関すいる問題点は本人確認が自己申告で済まされているシステムにあるのではないだろうか。

現実として一目瞭然であるのは承知だが、帰国した拉致被害者の子供のDNA鑑定したかと。
他で問題が起こったときに、ルールの適用が曖昧で差別的だと揉めるので、最初から誰にでも厳格なルールに則っておけばいいのにと。
そうしておけば後で嫌な思いをしなくてもすむのにと。

というか、政府はこのおばちゃんに聞き取りしてないのか?
脱北が成功するまでの経緯を知っていれば、この事件など起こりえなかっただろが。
何なら政府が金を払って終わりにし、おばちゃんとの縁を切らせてもよかっただろが。(どうせ無駄に消える外交機密費だ)

この事件によって脱北日本人妻への世間の目は、疑いのフィルターをかけられる事になるだろう。このおばちゃんが日本人妻の救出活動をしてきた事にも。
その遠因を作ったのは日本政府ではないのだろうかと考えてしまうと、とても後味が悪い。
防げる犯罪を防がなくて何の防犯だ



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