
なぜなら江原啓之は4億円の豪邸に住んでいるからだ。
メシア──世界唯一のスケプティックハンター。インチキ霊能力者の嘘を暴く達人。
クラウディア──オカルト好きのハーフの美女。
クラウディア 江原啓之さんは『天国への手紙』という本の中で次のようなことを言っているわ。
「幽現界」を抜け出したたましいの多くは、まず「幽界」の下層部あたりに行きます。
前述しましたが、幽界はさまざまな階層(ステージ)に分かれています。最下層部には地獄のように暗くてどんよりとした世界があり、上層部はサマーランドと呼ばれる天国のように明るくのどかな世界が広がっているのです。
地獄といっても、閻魔大王がいるわけではありません。底意地が悪く、ケチで、自己顕示欲の強い人たちばかりが集まっているのです。俗世中の俗世といえるでしょう。ある意味で現世よりも俗世です。現世にも「闇の世界」は存在しますが、表面化はしていません。現世の闇の部分がすべて表面化しているのが、幽界の下層部だと考えてください。
メシア なにかの冗談かい?
自己顕示欲が強い人間が地獄に落ちるのなら、江原さんは地獄行き決定だよね?
クラウディア どういうこと?
メシア だって江原さん、4億円の豪邸に住んでるじゃない?
江原さんは4人家族らしいけど、それなら6畳ひとまのアパートで充分なはず。
普通になんの問題もなく生きていける。
人間が豪邸に住む理由というのは《自分の経済力を自慢したいから》──これ1つだけ。
江原さんは自分の経済力を自慢したくて自慢したくてしかたがないから4億円の豪邸に住んでいるのであり、自己顕示欲の塊の江原さんは地獄行き決定というわけさ。
クラウディア ああ、なるほど。
メシア ところで、自己顕示欲ってそんなに悪いものなのかなあ?
クラウディア え?
メシア 私はそうは思わない。
自己顕示欲、名誉欲、承認欲求があるからこそ《新しいなにか》が生まれ、世の中がおもしろい場所になり、人類を幸福にしてきたという側面もあるんだよ。
クラウディア へー、それはおもしろい考え方。
メシア もはや自己顕示欲なくして現在のこの《おもしろいことだらけの世界》はありえないと言っていいだろうね。
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