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永遠の真実追求者メシアのブログ

砂に埋もれた、知られざる世界の真実を見つけ出すブログです。よろしくお願いします。

コンノケンイチのブラックホール否定論を読解できない山本弘

2025-04-05 07:17:59 | 超科学
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❗❗この記事の結論──懐疑論者の山本弘はコンノケンイチブラックホール否定論を批判しているが、「アタマ大丈夫?」というレベルのものである。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

キヨシ──懐疑論者の大学生。

 

キヨシ 山本弘さんは『トンデモ本の世界』の中で次のようなことを言っています。

 

 コンノ氏はブラックホールの存在を否定する──というより、ブラックホールの概念が根本的に理解できない。

 コンノ氏はブラックホールの非合理性を読者に説明しようとするのだが、何しろ「特異点」と「事象の地平面」の違いすらわかっておらず、その解説は支離滅裂だ。

 

キヨシ メシアさん、これに対してなにか反論あります?

 

メシア 反論もなにも、山本さんは相変わらずコンノさんの主張を無視しまくっているので、呆れることしかできないね。

 

キヨシ は?どういうことです?

 

メシア コンノさんがブラックホールをどのように否定しているのか?

 

 コンノさんの『ホーキング宇宙論の大ウソ』から引用しながら説明する。

 

 アインシュタインが重力理論を発表した数ヶ月後、ドイツの天文学者カール・シュバルツシルトが重力場曲率の解を発表。

 

 それによってブラックホールは物理学者たちの現実的な論点となった。

 

 しかし、ブラックホールは仮想的なものであり、宇宙のどこにも存在しないと思われる。

 

 まず素朴な例えとして、太陽が自己収縮で圧縮され、シュバルツシルトの限界値をも超え、光さえ脱出できないブラックホールになったとする。

 

 実はシュバルツシルトの解そのものにも、アインシュタイン方程式のc定数という矛盾があるのだが、《正しい》という前提で話をすすめる。

 

 実験室で再現すると、太陽は自己収縮するにつれてシュバルツシルトの限界値に近づき、それを超えると空間に溶け込むように存在が消滅してしまう。

 

 天体がブラックホールと化すと、なぜ空虚な穴と化すのか?

 

 天体はあくまで凸となる物質塊であり、なぜブラックホールになると凹と化すのか?

 

 次に光さえ脱出できない天体なら、その天体からは重力も脱出できなくなるはず。

 

 光さえも脱出できない天体からは、なにものも脱出は不可能。

 

 ましてや虚無の宇宙空間に、ポッカリと黒い穴が視覚化されるわけがない。

 

 ホーキングはこの矛盾をトンネル効果でつじつまを合わせようとしているが、そんなもの数学的な知的遊戯でしかない。

 

 ……以上、これがコンノさんの主張なんだ。

 

 山本さんのツッコミが「アタマ大丈夫?」というレベルのものであることがわかってもらえたと思う。

 

キヨシ うぅ……。

 

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名古屋大学・早川幸男教授のビッグバン否定論を無視する山本弘

2025-04-05 07:12:39 | 超科学
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❗❗この記事の結論──我々にも山本弘にも、早川幸男教授の説明はチンプンカンプンである。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

クラウディア──オカルト好きのハーフの美女。

 

クラウディア 山本弘さんは『トンデモ本の世界』の中で次のようなことを言っているわ。

 

 コンノ氏は「ビッグバン(宇宙膨張)を証明する直接的な証拠は何ひとつ存在しない」と言う。ビッグバン理論の最大の証拠である3K背景輻射や、ヘリウムの存在比については、あきれたことに、「宇宙のあまりの広大さからいっても……ビッグバンの強力な傍証になるとは私にはとても思えない」と、あっさり切り捨ててしまっている!

 

メシア 『ホーキング宇宙論の大ウソ』を読めばわかることなんだけど、コンノさんがビッグバンを否定する根拠は「宇宙があまりに広大だから」、これ1つだけではない。

 

 コンノさんの「宇宙のあまりの広大さから言っても……」の文は『ホーキング宇宙論の大ウソ』の96ページに出てくるんだけど、次の97ページから数ページにわたって、本格的なビッグバン否定論が展開されているんだ。

 

クラウディア そうなんだ。

 

 山本さん、そんなこと1文字も書いてないけど……。

 

メシア まず、コンノさんは名古屋大学・早川幸男教授の論文を引用している。

 

 ビッグバンの傍証とされる3度K黒体輻射への早川教授の反論は次のようなものだ。

 

 ビッグバン宇宙論は正統派宇宙論といってよい。これは一般相対論に基礎をおくフリードマン宇宙を枠組みとして、初期の火の玉(宇宙卵の爆発)が冷却したという3度K黒体輻射を血肉とするものである。日本では京大の佐藤文隆が正統派の代表で、このパラダイムを作り上げるのに先導的な役割を果たしてきた。彼の強い影響力もあって、わが国の宇宙論研究者の多くは、正統派のパラダイムを信じている。本稿では、これに反旗をひるがえす方向の説を述べよう。

 2-G図は、D・ウッディとP・リチャーズによる宇宙の黒体輻射と呼ばれるスペクトルである。黒体輻射がビッグバンの名残りと証明されるには、スペクトルがプランクの法則に従うことを示さなければならない。

 波長0.4ミリまでは、ほぼプランクの定数と合うように見えるが、短波長測では2.7度Kの黒体スペクトルより強度が高い。差はスペクトルの極大付近で最大となり、温度は3.1度K相当になる。全体を合わせると2.96度Kだが、単一温度のスペクトルと結論するのは少々苦しい。この実験は技術的に難しいので、2-G図を確定的結果と受け取るのは尚早だが、宇宙の背景輻射が黒体輻射ではないことを示唆している。

 

クラウディア え、えーと、そのぉ……。

 

メシア わかるわかる(苦笑)。

 

 言うまでもなく、我々にはなんのことやらチンプンカンプンだ。

 

 そして無論、山本さんもチンプンカンプンだと思われる。

 

 だからこそ早川教授の論文を無視し、『トンデモ本の世界』に1文字も紹介しなかったのだ。

 

クラウディア そうだろうね。

 

メシア ちなみにコンノさんは巨大構造や特異点の存在など、ビッグバンの矛盾をつく根拠をいくつもあげている。

 

 最後に科学雑誌『オムニ』(1985年8月号)に掲載されたアンケート調査の結果を紹介する。

 

 それはアメリカの天文学者、物理学者650人を対象におこなわれたもので、質問は「フリードマン宇宙は正しいと思うか?」「3度K黒体輻射はビッグバンの名残りだと思うか?」というものだ。

 

質問①「フリードマン宇宙は正しいと思うか?」


 信じる──20.2%
 半信半疑──58.2%
 信じない──7%

 

質問②「3度K黒体輻射はビッグバンの名残りだと思うか?」


 信じる──69%
 半信半疑──24%
 信じない──7%

 

 この調査をおこなった科学史家のコップは言う。

 

 「新しい事象の発見や理論の矛盾が拡大すれば、正統派と異端がひっくり返る可能性は充分あるだろう」 

 

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コンノケンイチの膨張宇宙論批判を読解できない山本弘

2025-04-03 07:37:12 | 超科学
 
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❗❗この記事の結論──懐疑論者の山本弘は「コンノケンイチは膨張宇宙論を理解できていない」などと言っているが、完全に的が外れている。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

クラウディア──オカルト好きのハーフの美女。

 

クラウディア 山本弘さんは『トンデモ本の世界』の中で次のようなことを言っているわ。

 

 では、アインシュタインやホーキングに真っ向から挑戦するコンノ氏の宇宙論とは、いったいどのようなものなのか?1991年に出た『ホーキング宇宙論の大ウソ』(徳間書店)を中心に紹介していこう。 

 第一に、コンノ氏は宇宙が膨張しているという説を否定する──正確に言うなら、膨張していることを理解できない。

 膨張宇宙論の基本的な考えとして、「膨張する宇宙のどの点から見ても、その点を中心として他のすべての点が離れてゆくように見える」というものがある。たいていの解説書では、風船の表面にたくさんの点を描いて、それをふくらませる、という比喩が使われている。これを見れば誰でも、「どの点を中心にしてみても、中心から離れるほど点の広がる速さは大きくなる」という概念が理解できるはずである。

 ところが、コンノ氏はどうしてもこの説明な飲み込めない。膨張の絶対的中心は確認できるはずだという彼は、膨張しているという考えは間違いで、膨張の証拠としての赤方偏移(遠ざかる星の色がドップラー効果で赤く見える現象)も起きるはずがないと頑固に主張するのである。

 

メシア 申し訳ないけど、山本さんこそコンノさんの説明をよく飲み込めていないようだね。

 

クラウディア え?どういうこと?

 

メシア コンノさんの『ホーキング宇宙論の大ウソ』から引用しながら、私が可能な限りわかりやすく説明する。

 

 ホーキングをはじめとする膨張宇宙論者とは「風船が膨張するにつれて表面のどの2つの斑点をとってもその間の距離は増大していく」と言うが、それはありえないんだ。

 

 まず膨張宇宙論は、2つのケースを考えなければならない。

 

 ちなみに風船ではなく、ぶどうパンで例える。

 

 ケース①──ぶどう粒(我々や銀河などの物質集団)の大きさは変化しないで、パン(宇宙空間)のみがふくらんでいく。

 

 ケース②──ぶどう粒もパンと一緒に当比例でふくらんでいく。

 

 一般の解説書に書かれているのがケース②で、ホーキングもこちらを支持している。

 

クラウディア うん。

 

メシア たしかにそのケースなら膨張の中心点は存在しないし、「どの銀河から見ても宇宙は同じに見える」ことになる。

 

 しかし、それを確認・証明することはできないんだ。

 

クラウディア どういうこと?

 

メシア 大きさが1000分の1のプラモデルの船があり、自分がその乗員だったとする。

 

 そして船と一緒に自分自身も、原寸大に膨張していく過程を想像してみてくれ。

 

 我々の現実世界には外的な基準物があるので、船に乗っていない人たちはもちろん、船に乗っている自分自身も船の膨張を確認することができる。

 

クラウディア うん、わかる。

 

メシア しかし、宇宙空間には外的な基準物などないので、船の膨張を確認することはできない。

 

 もっと言ってしまうと、地球と自分自身が宇宙とともに膨張しても、宇宙のあらゆる存在も当比例で膨張しているので、地球が膨張しているという現実はぜったい認識できない。

 

 よってホーキングをはじとする膨張宇宙論者の主張は間違いだということになるんだ。

 

 これがコンノさんの主張なんだよ。

 

クラウディア なんてこと……。

 

メシア これで山本さんのツッコミが、大きく的の外れたものであることがわかってもらえたと思う。

 

クラウディア たしかにそうね。

 

メシア 最後に、米カリフォルニア大学・カーネギー研究所のアラン・ドレスラー博士が発見した《宇宙のグレートアトラクター》というものを紹介する。

 

 ドレスラー博士によると我々の銀河は秒速600キロという猛スピードで、1億4000万光年先に存在する巨大な重力圏に引き寄せられているそうだ。

 

 つまり、宇宙の全銀河が一ヶ所に集中されているわけであり、宇宙膨張とは逆の現象が起きているというわけなんだ。

 

クラウディア そうなんだ。

 

メシア ちなみにこの話もコンノさんの『ホーキング宇宙論の大ウソ』に載っているものなんだけど、なぜ山本さんはまったく触れようとしないのだろうか……?

 

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コンノケンイチの宇宙論と同じ考えを持つ有識者たち

2025-04-03 07:28:34 | 超科学
 
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❗❗この記事の結論──アインシュタインやホーキングの理論に異を唱える専門家は、世界にたくさんいる。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

リネンちゃん──メシアの弟子。

 

メシア 山本弘さんは『トンデモ本の世界』の中で次のようなことを書いている。

 

 現代日本における疑似科学者として最も有名なのは、なんといってもコンノケンイチ氏であろう。 「空間物理研究家」を自称するコンノ氏は、自分が宇宙の謎を解明したと思い込んでおり、アインシュタインやホーキングといった一流の学者の説を、ことごとく間違いだと決めつけている。

 

メシア コンノさんの『ホーキング宇宙論の大ウソ』を読んだことがない人がこの文を読んだら……

 

 「コンノケンイチという素人がたった1人の力でまったく新しい宇宙論を発見したと思い込んでおり、アインシュタインやホーキングといった雲の上の学者たちを否定しているのか。おめでたい人だな……」

 

 ……と、思ってしまうのではないだろうか?

 

リネンちゃん はい。

 

メシア しかし、それはまったくの誤解なんだ。

 

 山本さんにそのように思わされているだけなんだよ。

 

リネンちゃん どういうことですか?

 

メシア 実はコンノさんとほぼ同じ考えを持つ専門家や有識者は、世界にたくさんいるんだ。

 

 『ホーキング宇宙論の大ウソ』に紹介されている名前をあげるだけでも……

 

 ●旧ソ連のロケットの父、ツオルコフスキー

 

 ●旧ソ連科学アカデミーのY・ジーゲリー博士

 

 ●ベロロシア科学アカデミーのA・ペニック

 

 ●オーストリア・ウィーン大学の数学者、クルト・ゲーデル

 

 ●米カリフォルニア大学・カーネギー研究所のアラン・ドレスラー博士

 

 ●英オックスフォード大学のS・クリップ

 

 ●天文学者のアーサー・スタンレー

 

 ●応用物理学者のウィリアム・ハッセル

 

 ●理学博士のリチャード・モリス

 

 ●ノーベル賞受賞者のド・ブローイ

 

 ●フィジカル・レビュー・レタース編集長のスタンレー・ブラウン博士

 

 ●アメリカ海軍天文台のトーマス・フランデルン

 

 ●東京大学講師の和田純夫

 

 ●京都大学の薮下信教授

 

 ●名古屋大学の早川幸男教授

 

 ●東北大学の竹内栄名誉教授

 

 ●ロシア科学アカデミーの早坂秀雄博士

 

 ……このようなそうそうたる権威者たちがコンノさんと同じように、アインシュタイン理論やホーキング理論に異を唱えているんだ。

 

リネンちゃん す、すごすぎます……。

 

メシア コンノさんの主張は彼らの考えを参考にしたものであり、コンノさんが1人の力でアインシュタインやホーキングをくつがえそうとしているわけではないんだよ。

 

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コンノケンイチのことを《アホ》だと思わせようとする山本弘の手口

2025-04-03 07:23:34 | 超科学
 
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❗❗この記事の結論──懐疑論者の山本弘はチェリーピッキングを使って、コンノケンイチをおとしめようとしている。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

リネンちゃん──メシアの弟子。

 

リネンちゃん 山本弘さんはと学会の『トンデモ本の世界』の中で、異端のサイエンスライターとして一世を風靡したコンノケンイチさんのことを次のように紹介しています。

 

 現代日本における疑似科学者として最も有名なのは、なんといってもコンノケンイチ氏であろう。

 「空間物理研究家」を自称するコンノ氏は、自分が宇宙の謎を解明したと思い込んでおり、アインシュタインやホーキングといった一流の学者の説を、ことごとく間違いだと決めつけている。ファンも多く、著書を出すたびに何十万部も売れ、すっかり徳間書店のドル箱スターとなった感がある。(中略)

 では、アインシュタインやホーキングに真っ向から挑戦するコンノ氏の宇宙論とは、いったいどのようなものなのか?1991年に出た『ホーキング宇宙論の大ウソ』(徳間書店)を中心に紹介していこう。

 第一に、コンノ氏は宇宙が膨張しているという説を否定する──正確に言うなら、膨張していることを理解できない。(中略)

 コンノ氏は「ビッグバン(宇宙膨張)を証明する直接的な証拠は何ひとつ存在しない」と言う。ビッグバン理論の最大の証拠である3K背景輻射や、ヘリウムの存在比については、あきれたことに、「宇宙のあまりの広大さからいっても……ビッグバンの強力な傍証になるとは私にはとても思えない」と、あっさり切り捨ててしまっている!

 第二に、コンノ氏はブラックホールの存在を否定する──というより、ブラックホールの概念が根本的に理解できない。(中略)

 第四に、コンノ氏は高等数学を否定する(=理解できない)。宇宙の真理は高等数学など使わなくてもわかる単純なものであるはずだ、というのがコンノ氏の信念だ。

 これについては、疑似科学者の奇説・怪説を集めた『奇妙な論理』(社会思想者)の著者マーチン・ガードナーは、的確にも「もちろん筆者はそういう数式を理解できないので、自然はいつも簡単な数学的法則に従うのだと主張することによって自分の無知を合理化するのである」と書いている(欧米にもコンノ氏みたいな人は大勢いるのだ!)(中略)

 コンノ氏の哲学を要約するなら、「私に理解できないものは間違いだ」ということであろう。理解できないのは自分の勉強不足のせいだとは思いもしないのだ。

 

メシア これだけを読むと「コンノって人、ただのアホなの?」と誰もが思うことだろう。

 

 では次にコンノさんの『ホーキング宇宙論の大ウソ』の196、197ページの文をかなり長くなるけど引用する。

 

 「光線もやはり時空の測地線(筆者註、最短距離)をたどる。この場合にも、空間の湾曲のために、光は空間の中では直線的に伝わるようには見えなくなる。つまり一般相対論は、光は重力場によって曲げられると予測するのである。たとえばこの理論の予測では、太陽に近い点の光円錐は太陽の質量(筆者註、重力)のせいで内側に少しすぼむことになる。そのため、遠方の星からくる光がたまたま太陽の近くを通るようなときには、小さな角度ではあるが屈折し、地球上の観測者にはその星が違った位置にずれて見える。言うまでもないが、ある星からくる光がつねに太陽の近くを通るとすれば、光が屈折しているのか、それともその星が現に見えているような方向にあるのが、われわれには区別できない。しかし、地球が太陽のまわりをめぐっている間に、いろいろな星が太陽のうしろを通るように見え、その光は屈折させられる。これらの星はそのために他の星に対する相対的な見かけの位置を変えるのである。

 この効果は普通、見るのがとてもむすかしい。太陽の強い光のために、天空で太陽の近くに見える星は観測が不可能なのである。しかし、日食で太陽の光が月にさえぎられると観測が可能になる。光が屈折するというアインシュタインの予測は、1915年にはただちに検証できなかった。第一次大戦の最中だったからである。やっと1919年になって、イギリスの調査隊がアフリカ西部で日食を観測し、光が理論の予測通り太陽によって屈折(筆者註、1.75度)することを示した(中略)光の屈折はその後の観測によって精密に確証されている」(中略)

 ホーキングは「太陽が有する高質量のため光は屈折するとのみ説明しているが、「空間物理」の立場から補足説明すると、

 「太陽が有する高質量(高重力)のため周囲の空間は歪み、そこを通過してくる星の光は曲げられ、地球から観測すると実際の位置より星はズレて見える」となる。

 ご注意いただきたいのは、ホーキングがいう「ある星から来る光が常に太陽の近くを通るとすれば、光が屈折しているのか、それともその星が現に見えているような方向にあるのか、われわれには区別できない」という点である。

 このことは、「われわれには歪んだ空間を通ってくる星の光を観測しても、その位置に実際に星が存在するのかどうか区別できない」と言っているのだが、これは大変なことを意味している。

 知っての通り、宇宙に存在するのはわれわれの太陽だけではない。われわれひとつの銀河系だけでも恒星(太陽)の数は1000億個、その銀河でさえ宇宙には1000億個以上も存在する。この膨大な天体間を縫って地球に到達する遠方の星の光は、あらゆる大小の空間の歪みを通過したあげく、やっと地球で観測されるわけである。

 

メシア いかがだろうか?

 

 この文を読めばコンノさんが、大変頭のいい人であることがわかると思う。

 

リネンちゃん そうですね。

 

 ただ、難しすぎて私にはよくわかりませんが……。

 

メシア ちなみにコンノさんは山本さんと同じ高卒ではあるが、国立大学に合格している人なんだ。

 

リネンちゃん そうなんですか。

 

メシア またコンノさんは『ホーキング宇宙論の大ウソ』の34ページで、アインシュタインの言葉をやさしく説明したりしており、専門用語で煙に巻く人でないことも伝わってくる。

 

リネンちゃん では、山本さんのあの書き方はなんなんですか?

 

メシア 山本さんはまともに戦ったら勝ち目がないため、都合の悪い部分を無視&隠し、都合のいい部分だけを抜き出してねじ曲げ、コンノさんをおとしめようと印象操作をおこなっているんだ。

 

リネンちゃん サイテーですね。

 

メシア では次から山本さんのコンノケンイチ批判を、1つ1つ具体的に検証していこうと思う。

 

🌏このブログをと学会に笑い者にされながら他界した偉大なる空間物理研究家、故・コンノケンイチ氏に捧ぐ。