永遠の真実追求者メシアのブログ(4ページ目)

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ASIOSの主張「下山事件にGHQの陰謀などなかった」──真実度?%

2025-04-02 07:04:38 | 陰謀論
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❗❗この記事の結論──下山事件研究の最高権威・柴田哲孝は、GHQ黒幕説など唱えていない。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

リネンちゃん──メシアの弟子。

 

リネンちゃん 懐疑論者の原田実さんはASIOSの『検証 陰謀論はどこまで真実か』の中で次のようなことを言っています。

 

 柴田氏の著書に限らず、国鉄三大ミステリーについてGHQ黒幕説をとる論考は、いずれもあいまいな根拠を思わせぶりな文章でつないでいくことでGHQが黒幕だったという結論にいたるという態のものである。そのような論考が、書評などで高く評価され、多くの一般読者の支持を得ることができたのは、たとえ明確な証拠を提示されていなくても、相手がGHQではしようがないという暗黙の了解が著者と読者に共有されていたからだ。GHQの機密性は、日米両国の政府だけでなくGHQ黒幕説の著者をも守ってきたといえよう。

 GHQ黒幕説は読者の反米感情に訴える。日本国民は皆、かつてアメリカに占領され、今も軍事や経済、外交などの各局面においてアメリカの方針に従わなければならないという事実により、内心に多かれ少なかれアメリカへの反感を抱いている。GHQ黒幕説は、その現状がアメリカの卑劣さによってもたらされたものだという認識を与えることで、読者に自己憐憫をもたらすことができる(このあたり、最近の日本でのアポロ陰謀論や9.11陰謀論の流行に通じるものがある)。

 また未解決事件をGHQのしわざとすることは、それらの事件について日本人の責任を追求しなくてもよい、ということである。これもまた日本人の心情に訴える要因となる。こうした感情的背景がある以上、GHQ黒幕説はこれからも廃れることはないだろう。しかし、そのような感情が日米関係の現状、さらに将来のあるべき姿への視野を歪ませていることもまた確かなのである。

 

メシア うむ。

 

リネンちゃん ではメシア様、原田さんの「下山事件にGHQの陰謀などなかった」という主張の真実度をパーセントでお願いします。

 

メシア それなんだけどねぇ。下山事件研究の最高権威だと私が思っている人物である柴田哲孝さんは、そもそもGHQ黒幕説なんて唱えてないんだよ

 

 よって判定は不可能と言わざるをえない。

 

リネンちゃん え〜。

 

メシア 柴田さんの主張は非常に複雑であり、私も完全には理解しきれていない。

 

 柴田さんの主張を簡単にまとめるとこういうものになる。

 

 《真の黒幕はCIAで、CIAは他殺説で事件を追っていた警視庁捜査二課を利用し、キャノン機関黒幕説をでっちあげて真犯人を守ろうとした》。

 

リネンちゃん えっ!

 

メシア この説はキャノン機関のバリー・サイキ将校も認めており、彼の言葉にこういうものがあるんだ。

 

 キャノン機関には鉄道工作の専門知識を持った者はまったくいなかった。キャノン機関は怪事件の責任を負わせるのに便利なスケープゴートになった。

 

リネンちゃん そうなんですか……。

 

メシア しかし繰り返すように、柴田さんの推理は深く複雑なので、これ以上は私にもよくわからない。

 

リネンちゃん それは残念です……。

 

メシア というわけなので、ASIOSの「下山事件にGHQの陰謀などなかった」という主張の真実度は、?%と言うしかない。

 

リネンちゃん それじゃあ、下山総裁の自殺説の可能性はどうなんですか?

 

メシア それなら即答できる。

 

 0%で間違いなし。証拠は完璧だからね。

 

リネンちゃん やっと安心できました。

 

メシア それにしても原田さん、最後の最後まで卑怯な奴だったね。

 

 柴田さんの『下山事件 最後の証言』を読んでいて、柴田さんがGHQ黒幕説など唱えていないことを知っているくせに、ずれた方向に話を持っていくんだからね。

 

リネンちゃん 救いようがないですね。

 

『検証《陰謀否定論》はどこまで真実か パーセントで判定【下山事件編】』終わり

 

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下山事件の膨大な参考文献でこけおどしを狙うASIOS

2025-04-02 07:00:58 | 陰謀論
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❗❗この記事の結論──ASIOSは自分たちの主張にハクをつけるために膨大な参考文献をあげている。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

クラウディア──陰謀論好きのハーフの美女。

 

謎のマスター──メシアがよく通うバー《アレクサンドリア》のマスター。40代男性という以外、すべてが謎に包まれている。

 

メシア ASIOS『検証 陰謀論はどこまで真実か』の下山事件の項目を担当した原田実さんは、松本清張の『日本の黒い霧』を筆頭に、なんと22個もの参考文献をあげている。

 

クラウディア 敵ながらすごい読書量、すごい勉強量ね!

 

謎のマスター ……。

 

メシア 私もその点は認める。

 

 が……参考文献の膨大さのわりに、あんな的のはずれた薄っぺらいことしか書けないんだから、原田さんの力量の絶望的なまでの低さが伝わってくるよ。

 

クラウディア それを言っちゃったら……。

 

メシア ちなみに私が原田さんの嘘を暴くのに使った資料は……

 

 ●矢田喜美雄『謀殺 下山事件』

 

 ●柴田哲孝『下山事件 最後の証言』

 

 ……このたった2つだけ(笑)。

 

 《量より質》とは誰が言ったのか知らないけど、世界の究極の真理の1つだね。

 

謎のマスター ……。

 

メシア そういえばASIOS代表の本城達也さん、以前ブログで山口敏太郎さんの本を話題にとりあげ、「参考資料が少なすぎて内容がスカスカ」なんてことを言っていたね。

 

クラウディア まぁ……。

 

メシア ASIOSの必殺技の1つに《とにかく参考資料をたくさんあげる》というものがある。

 

 つまり、参考資料をたくさんあげることでハクをつけ、「ASIOSの言っていることは正しいに違いない……」と、読者に思い込ませようという狙いがあるんだ。

 

 まあ、一般の人はコロッとだまされるんだろうけど、世界唯一のスケプティックハンターである私には、そんな子供だましは通用しないよ。

 

謎のマスター ……。

 

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「柴田哲孝の『下山事件 最後の証言』は矛盾している」への反論

2025-04-02 06:58:19 | 陰謀論
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❗❗この記事の結論──懐疑論者の原田実は「柴田哲孝の『下山事件 最後の証言』は、単行本と文庫版で矛盾している」などと言っているが、苦しまぎれの重箱の隅つつきでしかない。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

クラウディア──陰謀論好きのハーフの美女。

 

クラウディア 原田実さんはASIOSの『検証 陰謀論はどこまで真実か』の中で次のようなことを言っているわ。

 

 ノンフィクション作家・柴田哲孝氏は自分の祖父がGHQの秘密工作にかかわっていた可能性を追求するうちに下山事件の真相に到達したと主張している。

 〈ここにひとつの図式が浮上してくる。日本政府は外資から国鉄を守るために、下山総帥を抹殺したのではなかったか。その謀殺の陰に米大統領の直属諜報機関であるCIAの関与が浮上すれば、スキャンダルにより後の『単独講和』と『日米安保条約』の締結が白紙に戻る可能性があった〉(単行本『下山事件 最後の証言』柴田哲孝著、442ページ)

 この箇所は文庫版では次のように改められている。

 〈ここにひとつの図式が浮上してくる。日本政府は外資の導入を加速させるために、下山総帥を抹殺したのではなかったか。その謀殺の陰に米大統領の直属諜報機関であるCIAの関与が浮上すれば、スキャンダルにより後の『単独講和』と『日米安保条約』の締結が白紙に戻る可能性があった〉(文庫版『下山事件 最後の証言』柴田哲孝著、562ページ)

 下山を殺した者の動機が見事に正反対になっている。もちろん新たなデータに基づいて当初の結論が修正されるということは、いかなる研究においてもありうることだが、柴田氏の著書について文庫版で新たに増補された箇所を見ても、この結論の変更に結びつく新資料が提示されているわけではない。

 さらに推定された動機が正反対になるということは事件全体の構図を描く前提が変わるということのはずだが、単行本と文庫版で他に大きな論旨の変更は見当たらないのだ。つまりは柴田氏による動機の推定は、具体的な根拠を持たない憶測であることを、この変更が図らずも示しているわけである。

 

メシア 柴田さんの『下山事件 最後の証言』は450ページ以上の大著であり、最初の1ページから最後の1ページまで、下山総裁の自殺説がありえない強力な根拠が、これでもかこれでもかというほど出てくる

 

 私は柴田さんの本を参考資料にして原田さんの嘘を暴いてきたんだけど、今までの私の説明を読めば、柴田さんの本を読んだことがない人でもそれがわかると思う。

 

クラウディア うん。たしかにね。

 

メシア 原田さんがすべきことは、柴田さんの主張1つ1つを論破することなはず。

 

 しかし、「まともに戦ったら勝ち目がない……」と判断したのか、『下山事件 最後の証言』の単行本と文庫版のたった1箇所の文章のちがいにツッコミを入れるなんてことをしている。

 

 言うまでもなくこんなもの、ただの苦しまぎれの重箱の隅つつきでしかない。

 

クラウディア あらあら……。

 

メシア それも他殺説の可能性を柴田さんみずからが打ち消しているようなポカに対してならまだしも、「下山総裁を殺した者の動機が正反対になっている」などという、自他殺論争と比べればどうでもいいようなことにツッコミを入れている。

 

 厚顔無恥、ここに極まれりというところだね。

 

クラウディア メシアさんが敵でなくてよかった……。

 

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下山事件「佐藤一が他殺説の根拠をくつがえしてしまった」への反論

2025-04-02 06:55:17 | 陰謀論
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メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

謎のマスター──メシアがよく通うバー《アレクサンドリア》のマスター。40代男性という以外、すべてが謎に包まれている。

 

メシア 原田実さんはASIOSの『検証 陰謀論はどこまで真実か』の中で次のようなことを言っている。

 

 さて、下山事件について諸家の説を検討し、他殺説の根拠をことごとくくつがえしてしまったのが故・佐藤一である。彼はもともと松川事件の被告であり、自らの冤罪を晴らすための法廷闘争を通じて下山事件への関心を深めた。

 1964年、松本らが中心となって下山事件研究会を発足すると、佐藤もそれに参加し、真相究明のために調査を行った。ところが佐藤は調べが進めば進むほど他殺説の根拠は失われ、自殺説を裏づける証拠は増えていくことに気づいた。そのため、松本をはじめ他殺説(というよりGHQ黒幕説)の牙城となっていた下山事件研究会と袂を分かち、独自の研究を行うことになったのである。

 

謎のマスター ……。

 

メシア 一方、下山事件他殺派の『週刊朝日』記者・諸永裕司さんは、矢田喜美雄さんの『謀殺 下山事件』の解説のところでこのようなことを言っている。

 

 (前略)佐藤一氏に『下山事件全研究』(時事通信社)という大著がある。『謀殺 下山事件』の3年後に発表された。佐藤氏といえば、かつて松川事件の被告として、14年間の法廷闘争の末に無罪判決を勝ち取った人物だ。「下山事件研究会」に所属したころにはGHQ陰謀説をとっていたものの、調査の結果、自殺説に転じている。これは膨大な関係者から直接、聞き取りを重ねた労作だが、死体や物質が語る「他殺」という事実を覆し、いくつも残された謎や矛盾を解き明かすものとはいえない。

 

メシア 原田さんは参考文献に佐藤一の本を多くあげており、デバンキングのネタ元は大半が佐藤一の本なのだと思われる。

 

 しかし、今までの説明で、原田さんの主張に説得力はまったくなく、下山総裁は自殺などではなかったことがわかってもらえたと思う。

 

 よって軍配は諸永さんに上がると言っていいだろう。

 

謎のマスター ……。

 

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下山事件「旅館に現れた人物は替え玉ではなく下山本人だった」への反論

2025-04-02 06:51:49 | 陰謀論
 
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❗❗この記事の結論──懐疑論者の原田実は「旅館に現れた人物は替え玉ではなく下山総裁本人だった」などと言っているが、都合の悪い事実を無視しまくっており、説得力はまったくない。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

クラウディア──陰謀論好きのハーフの美女。

 

クラウディア 原田実さんはASIOSの『検証 陰謀論はどこまで真実か』の中で、下山事件の伝説を次のように紹介している。

 

 下山は5日午前、総裁公用車の運転手に何度も行き先を変えるように指示し、都内をぐるぐると回ったが、これは身の危険を察知した下山が尾行をまくためにとった行動と思われる。その直後、下山は行方をくらますが、警察は5日の晩、都内の旅館で下山によく似た人物がチェックインした直後に姿をくらましていたことを突き止めていた。これも下山本人ではなく捜査陣をミスリードするために殺害グループが用意した替え玉と見るべきだろう。

 

クラウディア これに対して原田さんはこう反論しているわ。

 

 自殺説に立った方がすっきりするのは5日の下山の行動である。他殺説の場合、5日の夜に旅館に現れた人物は下山の替え玉だったとされるわけだが、下山殺害の罪を共産党に着せようとした、もしくは下山の死を見せしめにしようとしたというのなら替え玉を立ててまで自殺にみせかけるメリットはない。5日早朝の行動も尾行をくらますためではなく精神的に追い込まれていたゆえの奇行だった。旅館に現れたのは替え玉ではなく下山本人だった。このように考えると死にいたる直前の下山の行動を無理なく説明できるのだ。

 

メシア まあ、メシア用語で言うところの《のべるくん》状態だね。

 

 (のべるくん──自分の意見を述べるだけで、論敵の主張をくつがえす作業はおこなわない人のこと。言うまでもなく、自分の意見を述べるだけならアホでもできる)。

 

クラウディア どういうこと?

 

メシア 矢田喜美雄さんの『謀殺 下山事件』と柴田哲孝さんの『下山事件 最後の証言』には、目撃された下山総裁らしき怪人物が本人ではありえない情況証拠が、これでもかというほど書かれているんだ。

 

 ちょっとあげてみる。

 

 ●目撃証人の1人であるとある機関士の証言に「荒川土手踏切近くに立っていた男を見たが、人相は5尺6寸ぐらい、年齢45、6歳ぐらい、体格よく肥えて腹が少し出て頭髪は分けていたよう。白っぽい洋服、携帯品はなく立派な男と記憶する」というものがあるらしいが、視界のきかない夜11時頃に、秒速14メートルはある貨物列車の中から瞬間的にこんなことを観察するのは不可能である。

 

 ●複数の目撃者が、下山総裁らしき怪人物が眼鏡をはずしたところを見たと証言しているそうだが、これこそ怪人物が下山総裁のニセモノの証拠といえる。

 

 下山総裁常用のアメ色セルロイド枠の眼鏡は、遠視0.5度、乱視0.8度で、他人がこれを長時間かけるとレンズの度が合わなくなり、苦痛に襲われるからだ。

 

 ●矢田喜美雄は辻一郎、三田喜代子、成島正男という3人の目撃者に取材をし、全員から「自分が言ったことと『下山白書』に書かれてあることはまったくちがう」という証言を得ている。

 

クラウディア なんてこと……。

 

メシア 原田さんがすべきことは、これらを論破することなはず。

 

 しかし原田さんは「まともに戦ったら勝ち目がない……」と判断したのか、旅館に訪れた下山総裁らしき怪人物の目撃証言しかとりあげていない。

 

 これで原田さんの主張に説得力がないことと、自殺派のよりどころとなっている《下山総裁らしき怪人物の目撃証言》がデタラメであることがわかってもらえたと思う。

 

クラウディア メシアさんが敵でなくてよかった……。

 

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