(3)銃の威力と危険範囲
①銃の口径
1)銃の威力は口径の大小と 必ずしも比例するものではなく、自分の所持する銃の威力を知ることは事故防止上大切である。
2)散弾銃の口径は、通常 12 番、20 番というような表示方法が使用される。
3)散弾銃の番径の数字は、その口径の長さを直接示しているわけではなく、一種の重量表示法である。
4)散弾は号数によって粒の大きさが決められている。
5)ライフル銃の口径表示には、様々な種類があるので、自分が所持しているライフル銃に使用できる実包について確認する必要がある。
6)空気銃の口径は、4.5 ミリメートルと 5.5 ミリメートルのものが一般的である。
7)空気銃の標的射撃をする場合、競技規則で使用できる口径は 4.5 ミリメートルと定められている。
②弾丸の最大到達距離等
1)猟銃や空気銃を所持した場合には、使用する前に、弾丸の威力や、弾丸がどのくらい飛ぶかを理解しておく必要がある。
2)自分が所持する猟銃等の威力や最大到達距離を知ることは、銃所持者の責任である。
3)ライフル銃には、指先ほどの弾丸で巨大なゾウを倒すことができる威力を持つものもある。
4)散弾銃は、一粒一粒の散弾はライフル銃よりも威力が弱いものの、散弾が広範囲に広がるといった特徴がある。
5)空気銃も人を傷つけるおそれのある銃であるため、その所持者は、空気銃の威力を正しく把握しておく必要がある。
6)銃の威力を過小評価することは絶対にあってはならない。
7)発射される弾丸によって人や動物などを傷つけるおそれがある場合には、これを危険範囲としなければならない。
8)発射された弾丸の飛翔距離は、追い風等の状況により通常よりもさらに遠くまで飛ぶ場合がある。
9)散弾銃の散弾の最大到達距離は、約 515 メートルとされている。
10)散弾銃でライフルドスラッグと呼ばれるものを使用した場合には、最大到達距離が約 700 メートルに及ぶものもある。
11)ライフル銃により発射された弾丸には、最大到達距離が約 4,000 メートルに及ぶものもある。
12)散弾銃の最大到達距離は、銃の番径ではなく、使用される散弾の号数によって決まる。
13)ライフル銃の最大到達距離は、主として使用される実包の種類によって決まる。
14)ライフル銃は、数千メートルの射程が あり、国内ではこのような遠距離まで人や動物が全くいない地形は少ない。
15)ライフル銃を使用するときは、危害防止のため、バック・ストップ等を利用して、弾丸が必要以上に遠くまで飛ばないようにしなければならない。
16)大気中では、発射角度が 30 度のときに最大射程となることなど、猟銃や空気銃の所持者は、どのような場合に最も遠くまで弾が飛ぶかを知っておく必要がある。
17)猟銃や空気銃の所持者は、有効射程内はもちろんのこと、最大到達距離までの範囲は危険距離であることを認識しなければならない。
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