「全ては、あなたの知らないところで コントロールされている!」
デンゼル・ワシントン、メリル・ストリープ、リーブ・シュライバー共演のサイコスリラー仕立てなサスペンス大作。「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミが監督したってところに御注目。
しかし、なにこの邦題・・・ウィル・スミスの「エネミー・オブ・アメリカ」の真似?ジョン・ボイト出てるし。タイトルに問題ありですな。ここ最近のデンゼル・ワシントン主演作は、ひどい邦題ばかり付けられている気がする。
そこで、ここ最近のデンゼル映画3本を見てみよう
「THE MANCHURIAN CANDEDATE」⇒「クライシス・オブ・アメリカ」
「MAN ON FIRE」⇒「マイ・ボディガード」
「OUT OF TIME」⇒「タイムリミット」
う~ん、ひどすぎる・・・どれだけ最低な邦題を付けられるか競争しようぜって感じ?ダサイ邦題で、作品的価値を下げないでほしい。この映画は、原題のままだと「マンチュリアン・キャンディデイト」と読みにくいし、意味がわかりにくい。だから邦題を付けるのが必然だが、もう少しマシな邦題ぐらい誰でも付けられそうなものなのにね。
さらにさらに、上映されるのは「全国ユナイテッド・シネマで独占公開!」?どういうつもりなのだろうか。この映画を見せたくないとしか思えない。大半の人は、ユナイテッド・シネマってどこにあるの?状態だと思うんだけど。ユナイテッド・シネマは、全国では11箇所しかないんですよ。東京だと、「としまえん」にしかない。デンゼル・ワシントン主演、ジョンサン・デミ監督の大作映画にも関わらず、こんな扱いするなんてUIPさんは何をお考えなのだろうか。もう俺にはわかりませぬ。
さて、この映画はジョン・フランケンハイマー監督、フランク・シナトラ主演の「影なき狙撃者」と同じ原作の映画化だとか。かなり昔に見たような気がするんですが、どういう話かは忘れていました。今回の作品は、設定を大幅に変えてあるそうですね。湾岸戦争の英雄が、マインドコントロール、いわゆる洗脳で副大統領候補にまで仕立て上げられていく。洗脳された者が政界に進出し、アメリカ内部に深く入り込んでいくという恐ろしい内容です。政界には様々な陰謀が渦巻いているのだろうが、この映画で描かれている内容は、そのまま現ブッシュ大統領に当てはめることもできそう。去年の大統領選挙が操作されたものであるかどうかの真実はマイケル・ムーアに任せておけばいいが、裏で様々な動きがあったことは確かだろう。”湾岸戦争症候群”なども扱っており、なかなか衝撃的内容でした。
相変わらず上手すぎのメリル・ストリープは、ゴールデン・グローブ賞で助演女優賞候補に。鼻に付くほど上手いもんね。それにしても、今回のメリルンはちょっと恐ろしいっすよ。
独断評価:★★★★
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