シネマティックかふぇ

映画の感想を中心に日々更新中。是非おくつろぎを♪

もうマウスには戻れない。

2005年03月30日 | その他
今、職場でトラックボールを使用しています。

これ、使い慣れるとマウスより全然イイ!基本的にボールを人差し指か中指で転がし、親指と小指でクリックするという感じ。最初は親指ダブルクリックに戸惑うかもしれないが、数時間も使用していれば、もうあなたも中毒に♪

このボールの動きにポイントがスムーズに移動してくれて、最高の使用感を味わうことができるのであります。俺の周りでは、トラックボールにはまる人が続出中。一大ムーブメントを巻き起こしちゃっています。

もう戻れません、マウスには。さぁ、みんなで玉を転がそう

阿修羅城の瞳

2005年03月29日 | 映画レビュー
「恋をすると鬼になる ---- 超えてはいけない愛の結界。」

劇団☆新幹線の同名舞台劇を、「壬生義士伝」の滝田洋二郎監督が映画化。市川染五郎、宮沢りえ、渡部篤郎、樋口可南子などなど、かなりの豪華共演です。

まず見る前から不安だったのが、監督が滝田洋二郎ってところ。前作の「陰陽寺2」で清明を女装させて観客をのけぞらせた監督の次回作・・・やっぱ不安になるよね。でも、今回はそれほど悪くはなかったと思います。見るべき部分も多く、人によっては、最高に楽しめる作品かもしれない。正直なところ、僕はこのSF時代劇にちょっと乗れなかったけど・・・

とにもかくにも、この映画は宮沢りえに尽きます。その役者魂に驚かされっぱなし!既に大女優の風格さえ漂わせ始めた宮沢が、一部の者にとってある意味萌えなコスプレ女王様風の衣装に身を包み、我々の口をあんぐりさせる。いや、呆れるのではなく、既に輝かしい芸歴を持つ彼女の凄さを再認識させられたという感じ。かなりオーバーアクトな染五郎の演技は、舞台劇を意識したものでしょう。映画の前半、舞台上で再会する二人の掛け合いが最高だ。妙に色気を放つ二人のオーラが作品全体を覆っていて何とも奇妙な味わいです。ただ、舞台版を見ていないと十分楽しめないかもしれない。エピソードが分散化していてまとまりがなく、後半になると息切れ感がありました。VFXはさすがにチープ感は薄れてきたかな。「ローレライ」もそうだったけど、日本映画の特撮もハリウッド映画に見劣りしないレベルに近づいてきていると思います。

とにもかくにも、宮沢りえは凄いです(しつこい)。僕は清兵衛や伊右衛門な彼女が一番好きだけどね。 


独断評価:★★★

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サンドラ姐さん敗れる。

2005年03月28日 | 全米BOX OFFICE
≪全米BOX OFFICE 3/25~3/27≫



さて、今週はどんな作品がランクインしてるかな・・・

 1.Guess Who 
 2.Miss Congeniality2 「デンジャラス・ビューティー2」
 3.Thw Ring Two 「ザ・リング2」
 4.Robots 「ロボッツ」
 5.The Pacifier  
 6.Hitch 「最後の恋のはじめ方」
 7.Hostage 「ホステージ」
 8.Ice Princess
 9.Be Cool
10.Million Dollar Baby 「ミリオンダラー・ベイビー」

今週は、60年代にアカデミー脚本賞を受賞した「招かれざる客」のリメイク「Guess Who」が初登場1位。主演は、「オーシャンズ12」のバーニー・マックと「バタフライ・エフェクト」のアシュトン・カッチャーです。期待されていた「デンジャラス・ビューティー2」は、予想を下回る成績で2位に・・・残念。でも楽しみ♪

来週は、ジェシカ・アルバ、ブルース・ウィリス、ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット、、ブリタニー・マーフィ、クライブ・オーウェン、ミッキー・ロークなどなど、とんでもない豪華共演のアメコミ大作「シン・シティ」が公開されます。監督は「スパイキッズ」のロバート・ロドリゲス。これは楽しみ!






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受験生だす。

2005年03月27日 | その他
試験まで残り3週間。映画ばかり見て全然勉強していませんです、はい(笑)

世の中には色んな資格がありますが、SEやプログラマーの為の資格に情報処理技術者試験というものがあります。うちの会社って、資格試験については結構うるさい。別に持っていなくても問題ないんだけど、昇進に関わってくるし、資格手当てももらえるので持っていた方が何かとお得なのだ。一応、「ソフトウエア開発技術者試験」まで合格しているので、お次は「テクニカルエンジニア(データベース)試験」に挑戦してみようかなと。何でこれを受けるのかっていうと、ただ単に俺が現在開発しているプロジェクトでSQLサーバーやWEBでのデータベース管理システムを設計しているから。でも、参考書は買ったけど、一度も開いていないというやる気のなさ。あ~また受験料5100円がムダになりそうな予感バリバリ・・・

ホントは2年連続で玉砕している旧ネットワークスペシャリスト試験を今年こそは受かりたいと思っているのだが、なかなか勉強する時間なくてね~ってやる気がないだけなのかも。勉強意欲が急速に失せつつある30代SEの為に、年に1回しか受けられないシステムを何とかしていただきたい。

誰か、やる気を出す方法とオススメ参考書を教えてほしいです。

ドッジボール

2005年03月26日 | 映画レビュー
「負け犬たちが ボールで 人生をつかみとる!」

ベン・スティラー主演のスポ根コメディ。スポ根ものは数あれど、ドッジボール映画は珍しい。

ベン・スティラーの映画は、日本では受けが悪い。ここ最近の数作は、未公開のままDVD化してしまっているのが現状。ベタベタなギャグが日本人の感性に合わないからだろうけど、彼の出演作は意外に拾い物が多いのだ。「メリーに首ったけ」が日本では有名かもしれないが、「ズーランダー」なんか最高にオススメだ・・・って、個人的に好きってだけかも!?

さて、「ドッジボール」はベン・スティラーのアクの強さが良い意味で爆発している、とっても楽しい作品です。スポーツ・ジムを経営している主人公(ヴィンス・ボーン)は、半年間もの滞納でジムを差し押さえられてしまう。1ヶ月以内に5万ドル払わなければ、大切なジムが買収されてしまうことに。悩んだあげく、彼は個性豊かなジムの仲間たちとともに優勝賞金5万ドルのドッジボール大会に出場することになるというストーリー。言わば、ドッジボール版「フル・モンティ」な感じ。太ったおっさんやらが頑張る姿に、思わず熱くなれることでしょう。ベンステは卑劣な敵チームのリーダー役。悪役に徹していて、メチャクチャ嫌な奴です。でも、彼があれだけ暴れまわってるにもかかわらず、物語が破綻しないところは、脚本のおかげでしょうか。普通に楽しめる作品だと思います。

この映画のベンステを見てたら、「ヘビーウェイト/サマー・キャンプ奪還作戦」の彼を思い出した。って、この映画を知っている人っているのかなぁ。太っちょ少年達に地獄の減量トレーニングを強要する超強烈キャラを演じています。ベンステ・ファンは必見ですぞ。

この映画で描かれているドッジボールのルールは、俺が知っているルールとかなり違っていました。これが標準なんでしょうか。日本で行われているドッジボールとは、まるで違うスポーツに見えます。

ベンステの新作は、全米で驚異的なヒットを記録した「ミート・ザ・フォッカーズ」。何と、3月末現在、歴代コメディ映画史上1位の興行収入を上げた「ホーム・アローン」に迫りつつあります。マジでトンでもない作品になりました。そう、これはタイトルからおわかりの通り「ミート・ザ・ペアレンツ」の続編だ。日本でも年内に公開されるだろうから、楽しみに待ちましょー♪


独断評価:★★★☆

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vsイラン戦

2005年03月25日 | その他
W杯アジア最終予選第2戦。強敵イラン戦は、1-2で敗退・・・あー残念

ヒデが約1年ぶりに帰ってきてくれたのは嬉しかったけど、負傷中の川口がいないのは少なからず不安でした。福西のシュートがイランゴールに突き刺さった時は思わず熱狂!

よし、いけるっ

って思ったんだけどな。すかさずイランにゴールされて、ガックリきて動きがちょいと鈍くなった日本代表。押し気味でイイ感じの試合内容だったとは思うけど、最後まで攻めに徹したイランに分があったようで・・・。次は、30日19時からキックオフのバーレーン戦。こちらも大注目戦だ。

だが、MF中村はシステム変更見直しをジーコに直訴予定、MF小野が今回2度目の警告を受けた為に次のバーレーン戦は出場停止だとか・・・キツっ!大丈夫でしょうか。バーレーン戦は負けてはなりませぬぞ。

30日は定時帰りして応援しましょうね。頑張れ、日本代表。

クライシス・オブ・アメリカ

2005年03月24日 | 映画レビュー
「全ては、あなたの知らないところで コントロールされている!」

デンゼル・ワシントン、メリル・ストリープ、リーブ・シュライバー共演のサイコスリラー仕立てなサスペンス大作。「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミが監督したってところに御注目。

しかし、なにこの邦題・・・ウィル・スミスの「エネミー・オブ・アメリカ」の真似?ジョン・ボイト出てるし。タイトルに問題ありですな。ここ最近のデンゼル・ワシントン主演作は、ひどい邦題ばかり付けられている気がする。

そこで、ここ最近のデンゼル映画3本を見てみよう

「THE MANCHURIAN CANDEDATE」⇒「クライシス・オブ・アメリカ」
「MAN ON FIRE」⇒「マイ・ボディガード」
「OUT OF TIME」⇒「タイムリミット」

う~ん、ひどすぎる・・・どれだけ最低な邦題を付けられるか競争しようぜって感じ?ダサイ邦題で、作品的価値を下げないでほしい。この映画は、原題のままだと「マンチュリアン・キャンディデイト」と読みにくいし、意味がわかりにくい。だから邦題を付けるのが必然だが、もう少しマシな邦題ぐらい誰でも付けられそうなものなのにね。

さらにさらに、上映されるのは「全国ユナイテッド・シネマで独占公開!」?どういうつもりなのだろうか。この映画を見せたくないとしか思えない。大半の人は、ユナイテッド・シネマってどこにあるの?状態だと思うんだけど。ユナイテッド・シネマは、全国では11箇所しかないんですよ。東京だと、「としまえん」にしかない。デンゼル・ワシントン主演、ジョンサン・デミ監督の大作映画にも関わらず、こんな扱いするなんてUIPさんは何をお考えなのだろうか。もう俺にはわかりませぬ。

さて、この映画はジョン・フランケンハイマー監督、フランク・シナトラ主演の「影なき狙撃者」と同じ原作の映画化だとか。かなり昔に見たような気がするんですが、どういう話かは忘れていました。今回の作品は、設定を大幅に変えてあるそうですね。湾岸戦争の英雄が、マインドコントロール、いわゆる洗脳で副大統領候補にまで仕立て上げられていく。洗脳された者が政界に進出し、アメリカ内部に深く入り込んでいくという恐ろしい内容です。政界には様々な陰謀が渦巻いているのだろうが、この映画で描かれている内容は、そのまま現ブッシュ大統領に当てはめることもできそう。去年の大統領選挙が操作されたものであるかどうかの真実はマイケル・ムーアに任せておけばいいが、裏で様々な動きがあったことは確かだろう。”湾岸戦争症候群”なども扱っており、なかなか衝撃的内容でした。

相変わらず上手すぎのメリル・ストリープは、ゴールデン・グローブ賞で助演女優賞候補に。鼻に付くほど上手いもんね。それにしても、今回のメリルンはちょっと恐ろしいっすよ。


独断評価:★★★★

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2005年超期待作3 「Mr.&Mrs.スミス」

2005年03月23日 | 新作映画プレビュー

さて、期待作3作目は、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの2大スターが初共演することでも話題の「Mr.&Mrs.スミス」。

この映画はタイトルからは予想できないけど、かなり製作費がかかったサスペンス・アクション大作です。ブラピは「トロイ」で、アンジーは「トゥームレイダー」でアクションができることは証明済み。監督は「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマンなので、スパイものは演出済み。かなり激しいアクションがありそうだけど、コメディタッチに語られていそうな感じです。

ブラピとアンジーは、静かな家庭生活に飽き飽きしている夫婦。だが、二人には互いに知られてはいけない裏の顔があった。二人とも世界を股に掛けて飛び回る暗殺者であり、しかも敵対する組織に属していたのだ。やがて、お互いが次なる暗殺のターゲットとなってしまい、凄まじいバトル(というか、命がけの夫婦喧嘩?)が始まるのだった!

夫婦でスパイと言えば、「スパイキッズ」シリーズや「トゥルーライズ」を思い出すけど、お互いに素性を知らないという設定は今までにないかな?

「Mr.&Mrs.スミス」は全米では6月10日公開、日本では12月公開予定です。


期待指数:★★★★
不安要素:特にない感じ。



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生茶が・・・

2005年03月22日 | その他
映画とは関係ないけど、ちょいとショックなことが。



生茶の味、ちょっと変わってません?生茶が新しくなったとかで、松島菜々子がCMで宣伝していますが、出たばかりの時に飲んでみたところ・・・

味が変わってる!?

なんでも、「かぶせ茶・深蒸し茶・玉露を中心とした厳選茶葉を純水でじっくり丁寧にいれました」とのこと。

そんなの入れなくていいから~!

従来にあった生茶本来の”生っぽさ”が薄れてしまっているではないか。余計な成分を追加したせいで、あの味が薄れてしまったのだろうか。もうあの味は味わえないんですね・・・(泣)一応、冷蔵庫には、まだ昔の生茶ペットボトル1リットルがあるので、最後の味をかみしておくとしよう。

最近、これっていうお茶がない気がする。最近発売されたコカコーラの「一(はじめ)」はおいしいが、あまり特徴のある味でもない。伊藤園の「お~いお茶」と変わらないじゃんって人もいるかも。去年発売された「伊右衛門」は好きなんだけどね。お茶好きとしては、斬新なお茶を求む

サマラ再び!

2005年03月21日 | 全米BOX OFFICE
≪全米BOX OFFICE 3/18~3/20≫



さて、今週はどんな作品がランクインしてるかな・・・

 1.Thw Ring Two 「ザ・リング2」 
 2.Robots 「ロボッツ」
 3.The Pacifier
 4.Ice Princess
 5.Hitch 「最後の恋のはじめ方」 
 6.Hostage 「ホステージ」
 7.Be Cool
 8.Million Dollar Baby 「ミリオンダラー・ベイビー」
 9.Diary of a Mad Black Woman
10.Constantine 「コンスタンティン」

おー、今週初登場1位となったのは、「ザ・リング2」!!中田秀夫監督のハリウッドデビュー作となる本作は、「THE JUON/呪怨」のオープニング成績とほぼ同じ素晴らしいスタートを切りました。これで、ジャパニーズホラーの人気は更に増すことでしょー♪日本映画の監督にも集客力があることが、ハリウッドでも完全に認められたことになりますね。本作は前作と同様にナオミ・ワッツ主演ですが、ストーリーは完全にオリジナル。ハリウッドの貞子=サマラは、今回どんな活躍を見せてくれるのか。

中田秀夫監督は、何とトム・クルーズが製作するホラー映画「the EYE【アイ】」のリメイク版の監督に大抜擢されたとか。凄いです!



デンジャラス・ビューティー2


来週は、俺が個人的に超楽しみにしている「デンジャラス・ビューティー2」が拡大公開!サンドラ・ブロック主演で大ヒットしたアクション・コメディの続編です。



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デスノート

2005年03月20日 | その他
少年ジャンプで絶賛連載中の「デスノート」。大場つぐみ原作、「ヒカルの碁」の小畑健が絵を担当しています。

これね~実は読みたくなかったんですよ。だって、評判を聞いて面白いのはわかってるし、読んだら絶対はまるのは確実だったから。こういうのは、連載が終了した時に一気に読むに限るのだよ。友達が、「メチャ面白いから読んでみそ!」って、頼みもしないのに貸してくれて・・・今日は暇だったので読んじゃいました。

あ~~~!ヤバイ、面白すぎる!(泣)

購入決定!こんな面白い話を途中で投げるわけにはいかない(笑)

「デスノート」は、死神が人間界に誤って落とした”デスノート”をめぐるサスペンス。殺したい人の名前をノートに書くと、本当にその人を殺すことができる恐ろしいノート=”デスノート”を、超優等生の高校生が拾ったことから物語は始まります。

この主人公が激ヤバ!

世界中の凶悪犯罪者をデスノートで正義の裁きをくだし、世界をより良い世界に浄化させようと企んでしまう。そして、自分の存在を世界に知らしめ、「新世界の神」になろうと考えるかなりキテるやつ。いくら犯罪者だろうと人間を殺してはいけないという倫理観は、彼にはない。悪人のいない理想の世界を創る為・・・と自らの行為を正当化。で、実際に正義の裁きをくだしてしまう。何百人もの凶悪犯罪者が原因不明で死んでしまったんだから、当然、不審に思う者が現れる。そっから、彼と彼を探そうとする者との真理ゲームが始まるって展開。デスノートの使い方が、次々と新しいアイデアで描かれていくところも楽しいです。

サスペンスの組み立て方が非常に巧み。こういう斬新なストーリーは、ジャンプでは珍しいかもしれない。本格推理小説が好きな俺としては、はまり要素が抜群にありました。読んでいて、原作者の頭の良さが凄くよくわかる。この人は、他にどんな作品を書いてるんでしょうか?

ただ、この主人公、やってることは連続殺人なので、健全なお子様が読む少年誌で描くにはどうなのかって感じもするけどね。今後、どんな展開になっていくのか楽しみな作品です。読んで損はないけど、一気に読みたい症候群に陥るので、それに我慢できる人にのみオススメ!

独断評価:★★★★☆(5巻までの評価)

鉄人28号

2005年03月19日 | 映画レビュー
「最後に勇気をふりしぼったのは、いつですか?」

ロボットアニメの原点でもある横山光輝の名作「鉄人28号」が何と実写映画化されてしまいました。リコモン式で動く巨大ロボットの雄姿を、大スクリーンで見ることができる♪そんな興奮を隠し切れない昔からのファンも多いよね。

で、実際の出来はどうなのか?去年の「東京国際ファンタスティック映画祭」で見たんですが、うーん、これは大人の鑑賞には堪えられない作品ですぞ。これでは、現代のお子様方にも、鉄人28号の魅力は伝わらないだろう。泣き虫正太郎君に感情移入するどころか、ウジウジしすぎちゃって、「さっさと立ち上がって戦えよ!」と観客のイライラ感が劇場内をたっぷりと埋め尽くしそう・・・。「ローレライ」以上にCGが浮きまくる映像も、映画後半になれば目が慣れる・・・こともない。リモコンのデザインに、往年のファンは大激怒するかもしれない。

去年、世紀の駄作「デビルマン」という映画が誕生してしまいましたが、あそこまで酷い映画ではないです。それなりに迫力があるので原作ファンの方なら満足できる部分もあると思います。中盤、ひどくダレる場面もあって睡魔に襲われるかもしれないが、何とか耐え抜けば鉄人28号の雄姿をちょっとだけ楽しむことができます。


独断評価:★★☆

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ハウルが渡米

2005年03月17日 | 映画レビュー
記録的ヒットになった「ハウルの動く城」が全米公開されるそうです。全米公開済みの「もののけ」や「千尋」と違って、舞台が日本ではないだけに受け入れられやすい作品かもしれないですね。それにしても、お世辞にも映画の出来が良いとは言えないこの作品が、何でここまでヒットしたんだろ?それが一番の謎。意味不明で辻褄の合わない物語、観客に不親切な描写の数々、既視感のある映像・・・キャラクターの面白さと豊かな映像表現だけで、ここまでヒットするかなぁ。まぁ、ヒットの要因の一つは”宮崎ブランドだから”でしょうけど。

ハウルの声は、クリスチャン・”4代目バットマン”・ベールが吹き替えするそうな。

というわけで、俺的宮崎アニメベスト9を挙げてみました~

1.「天空の城ラピュタ」
2.「カリオストロの城」
3.「風の谷のナウシカ」
4.「紅の豚」
5.「魔女の宅急便」
6.「千と千尋の神隠し」
7.「となりのトトロ」
8.「もののけ姫」
9.「ハウルの動く城」

って感じかな。あくまで個人的な嗜好が入ってます。でも、やっぱりラピュタが一番でしょ♪

ちなみに、「魔女の宅急便」がハリウッドで実写映画化されるという企画が挙がっているそうです。キキは一体誰が演じるんだろう~?ジジはフルCGか?

アビエイター

2005年03月16日 | 映画レビュー
「すべての夢をつかんだ時、いったい何が見えるのだろう。」

本年度アカデミー賞で最多5部門を受賞したマーティン・スコセッシ監督渾身の大作ドラマ。主演のレオナルド・ディカプリオとは、「ギャング・オブ・ニューヨーク」以来2度目のタッグ。残念ながら、作品賞はクリント・イーストウッドの「ミリオンダラー・ベイビー」が受賞してしまいましたね。3度目のタッグとなる次回作の「The Departed」でまたまたオスカーを狙ってきそうな予感。

”Aviator”とは、”航空士”という意味。本作は、空への夢を追いかけ続けた世界一の男ハワード・ヒューズの半生を描いた大作ドラマだ。ディカプリオの演技力は凄いの一言。極度の潔癖症で次第に気が狂っていくハワードを、後半では素っ裸になってまで大熱演。ここまで凄い演技を見せてるのに、オスカーが取れないんだよな~何だか可哀相。今回は「RAY/レイ」のジェイミー・フォックスに譲ったものの、演技者としてどちらが上手いかと言えば、ディカプリオの方だろう。まぁ、いずれはオスカー取るでしょうね。昔から演技力は抜群の人だから。そして、ケイト・ブランシェット。「エリザベス」など数々の作品で圧倒的な演技を披露してきた彼女が、ついに本作でオスカーをゲット。オスカーを4度も受賞したヘップバーンの大記録に迫れるかな。

ブランシェット演じるキャサリン・ヘップバーンについても、詳細に描いている感じで嬉しかった。背が高くて細身で決して美人ではないけど、男を引き付ける魅力があるキャサヘプ。スペンサー・トレイシーも登場させてほしかったな~なんて。

作品については少し不満がなくもない。奇行癖のあるハワード・ヒューズという人物像については興味深く見ることができた。映画は、大富豪、映画プロデューサー、そして飛行士になる夢を次々と叶えていくハワードのサクセスストーリーを描くとともに、女性関係や航空会社の経営問題などで落ちぶれていく姿も描き出す。ストーリーはわかりやすいが、どうも個々のエピソードのまとまりが良くない。そのせいか、やけに冗長に感じてしまいました。ケイト・ベッキンセールが演じた絶世の美女(マジで!)エヴァ・ガードナーとの関係なんて、適当に付け足したとしか思えないような大雑把な描き方。ベッキンセールが好きな俺としては、納得がいかない。オスカー作品賞を逃したのは、そのあたりが原因か。

と、不満を挙げはしたが、ディカプリオのオスカー級の圧倒的演技とインパクトのある映像だけでも、この映画を観る価値がある。かなり面白かったです♪

飛行シーンは、さすがに製作費がかかってるだけあって、かなりのド迫力。本作で撮影シーンが描かれているハワードの監督作「地獄の天使」が観てみたくなりました。DVDって出てるのかな~?



「地獄の天使」


独断評価:★★★★

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フライト・オブ・フェニックス

2005年03月15日 | 映画レビュー
「砂漠のど真ん中でたった一つのチャンスにかける10人の運命は…」

ジェームズ・スチュアート主演で1965年に製作された「飛べ!フェニックス」のリメイクです。砂漠のど真ん中に不時着した者たちが、生きる希望を失いかけながら、わずかな希望を抱いて脱出を試みサバイバル・アドベンチャー映画。厳しい状況の中、彼らは飛行機の残骸から新しい飛行機を作って脱出するという不可能とも思える挑戦に挑む!

オリジナル作品は見たことがないんですけど、この映画はなかなかの佳作だと思います。クライマックスでは、思わず

スゲ~!やったー!!

って感激してしまいました。

飛行機の墜落シーンがかなりのド迫力。「エネミー・ライン」の冒頭で本格的な戦闘機の空中戦を見せてくれたジョン・ムーアが監督しているせいか、そのへんの描写は気合いが入ってます。

主役のデニス・クエイドさんの鍛え上げられた肉体は、さすがアクションもできる俳優って感じですな。最近活躍が目覚しいです。紅一点のケリー役にはミランダ・”エオウィン姫”・オットーさんです。ドラマを盛り上げる憎ったらしいエリオット役に超性格俳優ジョアンニ・リヴィージ。ホント憎たらしい(笑)

希望溢れる終わり方のおかげで後味良し。凄いオススメというわけではないけど、2時間ダレることなく楽しめる作品だと思います。

独断評価:★★★★

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