シネマティックかふぇ

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デスノート

2005年03月20日 | その他
少年ジャンプで絶賛連載中の「デスノート」。大場つぐみ原作、「ヒカルの碁」の小畑健が絵を担当しています。

これね~実は読みたくなかったんですよ。だって、評判を聞いて面白いのはわかってるし、読んだら絶対はまるのは確実だったから。こういうのは、連載が終了した時に一気に読むに限るのだよ。友達が、「メチャ面白いから読んでみそ!」って、頼みもしないのに貸してくれて・・・今日は暇だったので読んじゃいました。

あ~~~!ヤバイ、面白すぎる!(泣)

購入決定!こんな面白い話を途中で投げるわけにはいかない(笑)

「デスノート」は、死神が人間界に誤って落とした”デスノート”をめぐるサスペンス。殺したい人の名前をノートに書くと、本当にその人を殺すことができる恐ろしいノート=”デスノート”を、超優等生の高校生が拾ったことから物語は始まります。

この主人公が激ヤバ!

世界中の凶悪犯罪者をデスノートで正義の裁きをくだし、世界をより良い世界に浄化させようと企んでしまう。そして、自分の存在を世界に知らしめ、「新世界の神」になろうと考えるかなりキテるやつ。いくら犯罪者だろうと人間を殺してはいけないという倫理観は、彼にはない。悪人のいない理想の世界を創る為・・・と自らの行為を正当化。で、実際に正義の裁きをくだしてしまう。何百人もの凶悪犯罪者が原因不明で死んでしまったんだから、当然、不審に思う者が現れる。そっから、彼と彼を探そうとする者との真理ゲームが始まるって展開。デスノートの使い方が、次々と新しいアイデアで描かれていくところも楽しいです。

サスペンスの組み立て方が非常に巧み。こういう斬新なストーリーは、ジャンプでは珍しいかもしれない。本格推理小説が好きな俺としては、はまり要素が抜群にありました。読んでいて、原作者の頭の良さが凄くよくわかる。この人は、他にどんな作品を書いてるんでしょうか?

ただ、この主人公、やってることは連続殺人なので、健全なお子様が読む少年誌で描くにはどうなのかって感じもするけどね。今後、どんな展開になっていくのか楽しみな作品です。読んで損はないけど、一気に読みたい症候群に陥るので、それに我慢できる人にのみオススメ!

独断評価:★★★★☆(5巻までの評価)