アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Heroes 2-11 "Powerless" 【前半】

2007年12月07日 | TV: Heroes
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2007年12月3日】※バイオハザードは防げるのか?ヒーローとヒーローが対決。タイトルの「powerless」は「無力な」と「特殊能力が使えない」をかけている。

早朝。ニューヨーク。マンハッタン。モヒンデル・スレッシュのアパート(613号室)。

モヒンデルが慌しく帰宅する。モリーは無事だろうか?

※モヒンデルはなぜ、サイラーが待っていると知りながら、単独で乗り込むのだろうか?ザ・カンパニーに助っ人を送ってもらうよう頼むべきなのではないか?

サイラーは「しーっ!モリーが起きちゃうよ」と、からかうように言ってから、マヤ・ヘレラを紹介する。
サイラーことゲイブリエル・グレイの素顔を知らないマヤは呑気に朝食を作っていた。
彼女は「スレッシュ博士」に会えて心底嬉しがる。
「お父さんの著書を読ませて頂きました」

※マヤはいつの間にか、シャンドラ・スレッシュが死んだという事実を知っている?

モヒンデルはマヤの様子に違和感を覚え、「こいつは人殺しなんですよ」と言う。
マヤはこともなげに「はい、知っています」と答える。
「えっ、知ってる!?」
マヤはサイラーが「母親を誤って殺した」と主張している件についてしか知らない。
モヒンデルは勝手に「マヤはあれだけ多くの殺人を犯しているサイラーの味方をしている」と思い込み、とりあえず様子を見ることにする。

やがて、3人はテーブルにつく。
マヤは自分の呪われた殺人能力を無効にしたいという望みをモヒンデルに伝える。
一方、サイラーは自分が失くしてしまった特殊能力を取り返したいと思っている。
空気が次第に張り詰めていく。
モヒンデルがテーブル・ナイフを掴んで立ち上がるのと、その顔にサイラーが拳銃を向けるのがほぼ同時だった。

Maya: Hey! You're nothing like you said you were. Alejandro was right about you all along.
Sylar: You wanna get rid of your powers, I want mine back. After Suresh fixes me, I'll gladly take yours off your hands.

サイラーの恐ろしさを悟ったマヤは殺人パワーを解放する。
だが、ピンポイント攻撃は(少なくとも現時点では)できないから、サイラーだけでなく、モヒンデルと、さらには隣の部屋で寝ていたモリーまで死の苦しみに襲われてしまうのだった。
マヤはパワー解放をストップする。

NYPD。

釈放されたアンジェラ・ペトレリは息子のネイサンとマット・パークマンに30年前の出来事を明かす。
ザ・カンパニーの創設者たちは最初、アダム・モンローの「世界人類を救おう」という呼びかけに感銘し、集まった。
だが、しばらくすると、アダムは「人類は救うに値しない」と思うようになり、シャンティ・ウィルスの変異種(No. 138)を使って人類を全滅させようと図った。
だから、創設者たちは彼を監禁することにしたのだ。

Angela: It all went so wrong. 30 years ago, a group of us came together to change the world, to fix it. And Adam... had a perspective on history that was compelling and we believed in him. I did. Linderman. Your father.
Nathan: Bob said you locked him away.
Angela: No, not at first. In the beginning, I helped him.
Nathan: You what?
Angela: And in the end, Adam decided that the world just wasn't worth fixing and that it needed to be wiped clean with an unstoppable virus. Just before it was too late I um... I came to realize how wrong it was.
Nathan: Did you? You and Linderman wanted to blow up New York to save the world. Doesn't sound to me like you've changed much at all, Ma.

不死身で不老不死であるアダムを殺す方法はただ1つ、「頭を撃つこと」だ。
ネイサンとマットはシャンティ・ウィルスが保管されているというテキサス州のプライマテック製紙会社ビルに向かうことにする。
アンジェラはマットにだけわかるように、頭の中で「必要なら、ピーターも殺しなさい」と指示する。

テキサス州オデッサ市。プライマテック製紙会社の倉庫。

多くの従業員が忙しく立ち働いているところに、ピーター・ペトレリとアダム・モンローが到着する。
ここは一見、普通の会社のようだが、地下3階にはザ・カンパニーの金庫室がある。そこにシャンティ・ウィルスがあるはずだ。

突如、アダムや従業員たちの動きが止まる。
中村ヒロが現れたのだ。ヒロは刀を持っている。

ピーターは「ボクとアダムはウィルスを破壊するために来たんだ」と話す。
ヒロは詳しい話はせずに、「その男はボクの父さんを殺した報いを受けなければならない」とだけ言う。
ピーターは左手に電光波を溜める。
ヒロは刀をふりあげ、突進する。

ピーターが電光波をヒロに向かって放とうとした時、ヒロの姿が消える。
一瞬後、ピーターは背後から羽交い絞めにされ、刀を首に突きつけられていた。
首を切られてしまったら、ピーターも蘇生できなくなる。

しかし、ピーターは慌てずに刀を素手で掴み、電気ショックでヒロを気絶させる。
時間が再び流れ出す。

ピーターはアダムに簡単に経緯を説明する。
アダムはヒロの隣に落ちている剣聖タケゾウ・ロゴの刀を拾い上げる。
「これは俺のものだよな」
この刀を手にするのは何百年ぶりだろう。

Adam: I believe this is mine, carp.

ピーターとアダムは地下の金庫室に向かう。

カリフォルニア州コスタ・ヴェルデ市。ベネット宅。

サンドラ・ベネットは娘のクレアに「ザ・カンパニーのことを表沙汰にするのはやめて」と頼むが、クレアの決心は揺るがない。

ニューヨーク州ハーツデイル市。ザ・カンパニーの施設(=プライマテック・リサーチ?)。

ボブ・ビショップは娘のエルを叱る。エルはノア・ベネットの捕虜になったばかりでなく、クレアの監視任務も満足にこなせず、逆に怒らせてしまったからだ。
「今後、おまえはベンチ入りだ!」
つまり、外での任務はおあずけというわけである。
子どもの頃からほとんど外に出られなかったエルにとって、これほど辛いことはない。

エルは捕虜になった際にノアに言われた事を思い出し、ノアの独房を訪ねてみる。
他に話し相手がいるわけでもないし...。

※ノアはロイド眼鏡をかけている。ザ・カンパニーの施設にスペアを用意してあったのか?第一、クレアの血液のおかげで視力も治っているはずだが...?

ノアはわざともったいぶってから、エルが7歳の頃の話を聞かせてあげる。
ザ・カンパニーは「エルはどの程度の電力を発することができるのか」を確かめようと実験を重ねた。
懐中電灯は点けられるか?街灯は?街全体は?...と試すうち、エルは何度か失神し、「今日はこれまでにしておこう」という声も出たが、その度にボブは「いや、私の娘はもっとタフだ」と主張し、実験を継続させたものだった。
親なら誰しも自分の子どもが苦しむのを見たくはないはずなのに、ボブだけは例外だった。

Noah: They wanted to see how much wattage you could discharge enough to power a flashlight, streetlamp, an entire city block. During the testing, you'd pass out from the strain. We'd all want to call it a day, but Daddy said, "No. My girl's tougher than that." You were seven. The hardest thing a parent ever does is to have to see their child in pain... most parents.

ノアがそこまで話した時、ボブが顔を出し、「エル、ここで何をしてるんだね?」と訊く。
エルは「今、出て行くところよ」と答えて、立ち去る。

Bob: Elle, what are you doing here?
Elle: ... Leaving.

※ノアの話がどこまで本当なのかは不明。

ボブはノアに「クレアが駄々をこねて困ってるんだ」と言う。
クレアがザ・カンパニーの秘密をバラさないよう、どうにかしてくれというのである。

ルイジアナ州ニューオーリンズ。ドーソン宅。

マイカ・サンダーズは母ニキに「モニカを救うのを手伝って」と頼む。
ニキは「あたし、ウィルスのせいで、特殊能力を失ってしまったのよ。でも、今日、スレッシュ博士が治療薬を持って来てくれることになってるんだけどね」と打ち明ける。
「じゃあ、車の運転だけしてくれる?」
マイカには何か策があるようだ。

オデッサ。プライマテック製紙会社の地下通路。

ピーターとアダムは警備員の群れをそれぞれ念力と刀で倒し、奥へ進む。

※アダムはミネ打ちを使ってるのかな?

やがて、金庫室の前に着くと、ピーターはあらためて、アダムの意思を確かめようとする。
ヒロに「アダムを信用しちゃいけない」と言われたからだ。
アダムは中村カイトを殺した事を認める。その理由はカイトを含むザ・カンパニーの創設者たちがウィルスで人類を滅ぼそうとしたからだ。
ピーターはアダムの話に納得し、金庫室のロックを念力で壊しにかかる。

マンハッタン。アイザック・メンデスのアパート兼アトリエ。

モヒンデルは「治療薬を注射するためには研究室に行く必要がある」と嘘をつき、サイラーを連れて来ていた。
マヤとモリーも一緒である。

※途中で誰かに見咎められなかったのかな?

ここはアイザックが死んだ後もザ・カンパニーが管理しているのか、予知絵が持ち去られている以外はほぼ以前のままだ。
床の中央にもニューヨークが核爆発で潰滅する予知絵が残っている。もっとも、その「未来」はヒーローたちの活躍で回避された。
サイラーは「ここでアイザックを殺したんだった」と楽しそうに言う。
今となっては、マヤにもサイラーが根っからの殺人鬼だった事がわかる。

モヒンデルは「まず、君の血液を検査する必要がある。シャンティ・ウィルスにもさまざまな変種があるから、それを特定しなければ治療できない」と嘘をつき、時間を稼ぐ。
実は彼は「誰にでも効く」治療薬を2回分、ずっと持ち歩いているのだ。
そのうちの1つはニキに与えるためのものである。

モヒンデルはサイラーの後方にある火災探知器をそっと見上げる。
その中には防犯カメラが隠されている。
ザ・カンパニーがこれを見て、救助に駆けつけてくれれば良いのだが...。

※隠しカメラのメーカーは当番組のスポンサーでもあるCisco。

ニューヨーク州ハーツデイル。ザ・カンパニーの施設。

エルはボブの執務室でコンピュータを勝手にチェックしていて、防犯カメラの映像を目にする。
画面に映ってるのはモヒンデルと、それから...サイラーだ!
サイラーをこの手で倒すか捕えるかすれば、父もあたしを認めてくれるだろう。

Elle: (独り言、「you」はBobのこと) Huh! Does Suresh know that you've got him on video surveillance? (Mohinderと向き合ってる男の顔を確認して) Sylar! (Bobの写真を見ながら) Oh, Daddy, you're going to be so proud of me.

ニューオーリンズ。無人の建物。

マイカのバックパックを奪ったギャングがモニカを柱に縛り付け、ガソリンを撒き始める。
焼き殺すつもりなのだ。

※このところ、縛られるシーンが多いなあ。

ニューオーリンズ。路上。

車を運転するニキをマイカがリードする。
マイカは得意の機械操作能力でニキの携帯電話をGPSモニターに改造し、モニカの携帯電話の信号を追跡しているのだ。

オデッサ。プライマテック製紙会社の外。

ネイサンとマットが着地する。
ネイサンはマットを背負い、ニューヨークから自力で飛んで来たのだ。

Matt: Whoa! Whoa, whoa, whoa, whoa, whoa! Slow down, slow down, slow down! Aah!
(2人とも唸りながら背筋を伸ばす)
Matt: Okay, we don't talk about that ever again.
Nathan: Agreed.

※一体、空中で何があったのか?マットは重そうだけど...?

ちょうど、プライマテック・ビルから出て来たヒロが「フライング・マン!」と、両手を挙げて大喜びする。

Hiro: Flying Man!
Matt: Who's this guy supposed to be?

※マットは4ヶ月前のカービィ・プラザの対決でヒロを見かけているはずだが、ちゃんと顔を見るのは初めてなのかな?


(後半につづく)


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (小次郎(視力回復訓練中))
2009-05-23 15:38:11
こんにちは、こじろうです

ニューヨークマンハッタンで暮らす
小説ですか?
面白そうだと思いました
途中で英文もあったけど
英語かけるんですね。
すごいです
私もこんな生活して見たいと思いました
また来ます
返信する