アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Heroes 1-23 "How to Stop an Exploding Man"

2007年05月25日 | TV: Heroes
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2007年5月21日】※第1シーズン・フィナーレ。ヒーローたちはNYを救えるのか?

タイトルは第11話『Fallout』でのヒロのセリフ("How do you stop an exploding man?")への答になっている?

投票日の夜。ニューヨーク。

カービィ・プラザ・ビル。リンダーマン氏の執務室。騒ぎを聞きつけた警備員たちがドアを激しく叩く。ニキ・サンダーズは瀕死のDL・ホーキンズを励まし、壁抜け能力を使ってどうにか脱出する。

同ビルの42階のラボ。ベネット氏とモヒンデル・スレッシュは拳銃をお互いに向け、睨み合いを続ける。モリー・ウォーカーはベッドの陰に身を伏せ、ベッドの下から反対側を見て、床で唸っているのがLAPDのマット・パークマン巡査である事に気付く。モリーの両親がサイラーに殺された際、現場に駆けつけたマットはモリーを必ず守ると約束したのだった。ベネット氏とモヒンデルはとりあえず、銃をしまう。

ジッテツ・アームズの店先。中村カイトは息子ヒロの「友だちを見殺しにはできない」という熱意に負け、あらためてケンセイ・タケゾウの刀(黒い鞘)を渡して励ます。

アイザック・メンデスのアパート兼アトリエ。サイラーはトランス状態になり、念力を使って予知絵を描く。完成したのは自分自身とピーター・ペトレリがカービィ・プラザで対決する絵だった。(このシーンの映像は綺麗。)

ネイサン・ペトレリの事務所。アンジェラ・ペトレリがネイサンに「屋上にヘリの用意ができたわ」と告げる。来るべき爆発に巻き込まれないよう、NYから脱出しようというのだ。

カービィ・プラザ・ビル。ニキは怪我で動きがままならないDLを廊下に待たせ、1人でマイカを探しに行く。

同ビルのラボ。マットが「モリーの様子がおかしい」と、モヒンデルを呼びに来る。それと前後して、ベネット氏の携帯電話が鳴る。娘のクレアからだった。クレアはピーターとともに車で街に戻って来ているところだ。クレアは「テッドがサイラーに殺されたの」と告げる。つまり、どうやら、『爆発する男』はサイラーらしい。ベネット氏はピーターに「サイラーを倒せるのは君だけかもしれない」と言う。そして、隣の部屋のモリーを窓越しに見遣りながら、「今、追跡システムを修理中だから、直ったら、また連絡する。クレアの電話の近くにいてくれ。それから、クレアをきっと守ってくれよ」と言って電話を切る。

ピーターは車を地下駐車場に入れる。そこではなんと、ネイサンが待っていた(いつ連絡したの?)。クレアは「あの人はあたしの実父とはいえ、もう信用できないわ」と訴えるが、ピーターは「兄さんなら、俺を必ず助けてくれる」と言い張り、クレアを車の中に残して、1人でネイサンと話をする。クレアは隙を見て、ドアをそっと開けて逃げ出す。

ピーターはネイサンに「爆発を食い止めるのを手伝ってほしい」と懇願するが、ネイサンの「阻止は不可能だ」という思考を読み取り、やはりクレアの懸念が正しかった事に気付く。だが、ピーターが自分の車を振り返った時にはクレアの姿はすでに消えていた。

一方、クレアの行く手にはアンジェラが立ちふさがる。

ピーターは透明化し、クレアを探しに行く。だが、興奮したせいか、テッドから吸収したばかりの爆発能力が発現し始め、道端で気絶してしまう。

カービィ・プラザ・ビルのラボ。モヒンデルがモリーを看病する。モリーは容態が落ち着くと、地図帳と画鋲を使ってサイラーの場所を探り当てる。彼はなんと、このカービィ・プラザにいるようだ。なお、モリーにも見つけられない人物が世界に1人だけ存在するのだという。その人物はサイラーよりも凶悪で、しかも、「あたしがその人の事を考えると、逆に悟られちゃうの」とモリーは怯える。

ベネット氏がクレアの携帯電話の番号をかけるが、電話に出たのはアンジェラだった。アンジェラとネイサンはクレアを連れて安全な場所に避難するつもりなのだという。ベネット氏は「クレアに別れを言わせて下さい」と頼み、電話を替わってもらう。「クレア、今のところはその人たちと一緒にいた方が安全だ。いったん街を出たら、隙を見て逃げるんだ」

ピーターが意識を取り戻したのはデヴォー・ビルの屋上だった。それはピーターがチャールズ・デヴォーの看護を始めることになり、チャールズの娘であるシモーヌと出会った日だ。そこにはアンジェラや過去の自分自身もいる。ピーターはグリーンハウスの中から様子を窺う。チャールズはアンジェラと2人きりになると、「ネイサンよりもピーターに賭けるべきかもしれない」と言う。だが、アンジェラは「ピーターは弱すぎるわ。世界の人々はネイサンにリーダーシップを求めるようになるのよ」と決め付ける。

アイザックのアパート。安藤が赤い鞘の刀でサイラーに立ち向かうが、全く相手にならない。刀は床に刺さり、安藤自身も念力で窓に押し付けられてしまう。サイラーは「おまえの脳には用はないから、手足を引き千切ってやろう」と、不気味な笑みを浮かべる。安藤、危機一髪…という時、ヒロが現れ、床に刺さっていた刀を抜き、安藤を掴んで瞬間移動で逃げる。

東京。ヤマガト工業のオフィス。ヒロと安藤が姿を現す(なんで、誰もビックリしないの!?)。ヒロはケンセイの刀(黒い鞘)を「必ず戻って来るという証」として安藤に預け、赤い鞘の刀を持ってNYに瞬間移動で戻る。



カービィ・プラザ・ビル。ニキはドアが半開きになっている部屋に気付き、入ってみる。中には実体化したジェシカ(?)がおり、床にはマイカの死体が転がっていた。ジェシカがニキに襲い掛かる。ニキは気が動転し、一方的にやられるままだ。だが、ガラスの欠片にもう1人のジェシカが映り、「それはあたしじゃないわ」と教えてくれる。ニキは怪力能力でジェシカ…いや、キャンディスをぶちのめす。キャンディスが意識を失うとともに、マイカの死体の幻影も消失する。本物のマイカは部屋の奥に閉じ込められていた。ニキとマイカは再会を喜ぶ。

ネイサンの事務所。クレアは「爆発を阻止して」と訴えるが、アンジェラ&ネイサン母子はそれを既成事実として捉えており、何もするつもりはないらしい。クレアは隙を見て、窓を突き破って外に飛び降りる。クレアは地面に激突するが、数秒後には立ち上がり、走り去って行くのだった。

カービィ・プラザ・ビル。モヒンデルとモリーは廊下で蹲っている男(DL)を見つける。モヒンデルがDLを助け起こす間、モリーがエレベータのボタンを押すが、どうやら故障しているらしい。そこにニキがマイカを連れて戻って来る。マイカが手をかざしてエレベータを直し、一同は階下に向かう。

過去(?)。デヴォー・ビルの屋上。アンジェラが去ってしまうと、チャールズは「そこにいるのはわかってるんだよ、ピーター。私にも透明能力があったら良かったなあ」と言うのだった。ピーターは驚く。自分は果たして、時間を跳躍して来たのか、それとも、これはヴィジョンなのか?チャールズは「そんな事はどうでも良い。君がここに来たのは世界を救う前にここに来て真実を聞く必要があったからだ」と微笑む。

「デヴォーさん、ありがとうございます」
「チャールズと呼んでくれたまえ」

気がつくと、ピーターは先ほどの道路の上にいた。ベネット氏が彼を見つけ、起こしてくれたのだ。ピーターはこれから、サイラーの爆発を阻止しなければならない。だが、もし、ピーター自身が爆発してしまうようだったら?ベネット氏は「その時は私が君を撃つ」と約束する。

「ベネットさん、ありがとうございます」
「ノアと呼んでくれたまえ」

Peter: Thanks, Mr. Bennet.
Bennet: Call me Noah.

※ベネット氏のファーストネームがようやく判明!

カービィ・プラザ。ピーターとサイラーが対峙する。先ほど、サイラー自身が描いた予知絵の通りだ。ベネット氏とクレアは息を飲んで見つめる。

ビルからちょうど出て来たマットがサイラーに向かって数発の弾丸を放つが、全て念力で跳ね返され、マットの腹部に命中する。マットはこのまま死んでしまうのだろうか?

モヒンデル、ニキ、DL、マイカ、モリーの一行もビルから出て来る(DLがいつの間にか回復している?)。

サイラーは駐車メーターを念力で引っこ抜いてピーターを攻撃するが、ニキの怪力攻撃に不意を衝かれ、よろめく。

ピーターの両手が赤く光り出すのと前後してヒロが瞬間移動で現れ、刀でサイラーを刺す。サイラーは事切れる寸前、念力でヒロを投げ飛ばす。ヒロは空中で消失する。どこかに瞬間移動したようだ。(サイラーは死んだように見えるが、果たして…?)

ピーターの全身が光り出す。サイラーとの戦いがキッカケで爆発能力が暴走し、制御できなくなっているのだ。ベネット氏が約束通り、ピーターに拳銃を向ける。その時、空の闇の中から飛来したネイサンが「その必要はありません」と言い、ピーターを抱きかかえて再び超高速で空に舞い上がる。

Nathan: You saved the cheerleader so we could save the world.

数秒後、上空で大爆発が起こる。



※拳銃で撃った方が良かったと思うけどなあ。

第1部、終了。


第2部『Generations』、開始。

ヒロが草原に落ちる。前方から馬に乗った鎧武者の軍勢が現れ、弓矢を構える。反対側をふり返ると、1人の武者…ケンセイ・タケゾウが丘の上に姿を現す。ヒロは1671年の日本(京都付近)に跳んで来てしまったのだ。



つづく…。


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3 コメント

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確かに・・・ (Shuji)
2007-05-26 20:45:55
はじめてコメントさせていただきます。

私もピーターを拳銃で撃ってれば誰も死ぬ(ネイサンは死んでないかもしれないけど…)ことなく、場は収まったんじゃないか?…と思いました。

でも超能力モノはなんでもアリなんでストーリーを辻褄に合わせるのは難しいんでしょうね

サイラーはどうなったのか?彼より恐ろしい人物とは
?謎だらけですが次シーズンが楽しみです。
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コメント感謝♪ (ジョウ)
2007-05-31 08:34:18
Shujiさんもそう思われましたか。

「なんでもアリ」といえば、ヒロの能力をしばらく封印してたのも、そういう理由からだそうです。

サイラーはまだ生きてるんでしょうか?「能力者たちの頭脳を具体的にどうするのか?(食べるのか?)」という疑問が未解決のままですから、まだ出て来るかもしれませんよね。
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怒涛のファイナル (モリー)
2008-03-16 00:16:08
ネイサンの離着陸シーンが随分とスムーズになっていました。
ヒロと最初に会ったときは止まりきれなかったのに(笑)。
とてもいいファイナルだったと思います。
第2部でヒロが過去へ飛ばされましたが、未来が変ったりしないのか気になります。
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