奥州糠部 九戸四門~西門の歴史~

岩手県二戸郡の歴史と風景をご紹介します。浄法寺町を支配していた浄法寺氏とその先祖畠山重忠も扱っています。

曹洞宗 吉祥山福蔵寺

2009年05月19日 | 二戸市
現在の浄法寺町には二つの寺院があります。
一つは天台宗の八葉山天台寺です。同寺は瀬戸内寂聴氏が住職を務めていたことで知られています。
瀬戸内寂聴氏は住職を退任なされた現在も、名誉住職として年に数回法話をなされています。

石仏


もう一つは曹洞宗の吉祥山福蔵寺です。
同寺は天文十五年(1546年)に開創し、永禄元年(1558年)に盛岡の源勝寺7世朔圃が末寺として開創したと云います。
福蔵寺に纏わる話として、藩主南部信直公の葬儀が二戸の龍岩寺で行われた際に棺が舞い上がった、これを福蔵寺
五世大突住職が回向で静めたといい、これは住職の飼い猫の霊力と云われています。
境内に猫塚の碑が残されています。猫塚については現在残されておらず、どこにあったかもわからないそうです。

寺紋は武田氏の氏族が用いる四つ割菱です。

二戸市商工会 二戸の民話【猫塚物語】

福蔵寺に一戸氏の流れを汲む(野田氏?)武将の墓があるそうです。






北舘

本堂



地蔵(昔は首なしでした)

猫塚の碑




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