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みふうずらの縁側

へっぽこライダー
家族構成は犬・猫・人間、のんびり暮しています。

私的 カサンドラ症候群との付き合い方

2017-02-08 11:44:58 | 日記
世の中にはカサンドラ症候群に悩んでいらっしゃる方が本当に多いと感じています。
今は自分勝手なブログなどで憂さを晴らしていますが、今の心境に至るまではとても大変でした。

夫が高機能自閉症スペクトラムとの診断を受けたのは1年前。
診断基準は色々ありまして、テストをしたり、お医者さんと会話をしたり等々。
その結果、心のIQは5歳だと診断されました。
正直、ホッとしました。
自分だけが悪いわけじゃなかったと思えたからです。

夫とはお見合い結婚でして・・・若い頃はまだ変わった人、ちょっとおかしい・・・程度で済ませられました。
ですが、年齢を重ね、家族が増えたことによって、ちょっとおかしいどころでは済まなくなりました。

なにしろ、夫はいつまで経っても心のIQ5歳のまま。
私と子どもは順調に?年齢を重ねて行くわけですから、心の年齢の差は広がるばかり。

食事も自分の好きなものでなければ食べず、その代り自分で買ってきたお菓子やインスタントラーメンを自分で作って食べます。
でも好きなものは子供の分まで取って食べていました(笑)

朝食もどんなに他の物があっても、自分が決めたものしか食べません。
夕食を食べたら直ぐに眠くなるらしく、食べたらそのまま椅子に座ったまま眠ったり、毎日毎日ごろ寝、ひどい時には食べながら眠ったり・・・赤ちゃんならかわいいけれど、いいおっさんにそんなことされても・・・

結婚して二人になったけれど・・・
一人が寂しいのは当たり前、でも二人いるのに寂しいのはもっと寂しい。

語彙が少ない、人の心がわからない、夫婦として会話しようにも夫はなぜ会話をしなければいけないのか理解できない。
深く物事を考えられない(夫には何も相談できない)。
今自分が楽しければそれで良い。

最大の謎は、仕事用の脳みそは別口にどこかにあるらしいということです。

数え上げればキリがありません。

毎日泣いて、毎日離婚を考えました。
離婚するためには自分が一生懸命働くしかないと、一生懸命働いたつもりです。
無理なこともたくさんしました。
結果・・・気管支喘息を発症し、そののち免疫に係る今の持病にまでなってしまい、離婚の夢は叶わず現在に至ります。

今の私は夜になって、自然に眠くなるということはありません。
重度の不眠症で、2日間程度なら徹夜も平気です。
でも夫と過ごす時間を減らせる為に、薬で睡眠をコントロールをしています。

ストレスから記憶に障害があります。耳も普通の人ほどには聞こえません。
文章にできない悲しさ、苦しさは山のようにあります。

それでも夫に罪があるわけではなく、理解も気遣いもしてもらえないけれど、今の私の状態をそのまま何も言わず受け入れています。
暴力を振るわれることもありませんし、勝手に借金を作ってくることもありません。

今の状態の私に何かできるか?と考えたら、何もできないのです。
だったら、自分が変わって、上手に夫とつきあうしかありませんし、期待しないことで自分が救われます。

カサンドラ症候群は本当に理不尽なことばかり・・・私的にはカサンドラ症候群で苦しんだ果てに自殺を選んだ人もいるのではないかと思っています。

本当は上手に付き合うことなどできない。

だからと言って、今はまだ死にたくない。
結局、今の私に衣食住の保障があり、本当の意味で生きていられるのは夫がきちんと働いていてくれるからなのです。
そして夫もまた、こんな私でも居ないと普通に暮らすことはできないでしょう。

自分で言うのもなんですが、上手に共依存していると思っています。

夫に対して、愛情の愛はありません、でも情はあります。

カサンドラ症候群に悩んでいる方、一人違う苦しみを負っていらっしゃるでしょう。
明日こそ逃げてやる!とか、死んで楽になりたいと今この瞬間、思っていらっしゃる方もいるでしょう。

今は何の解決の糸口もないけれど、いつかきっと 時間が解決してくれる もしかしたら明日かも、そう信じています。

頑張らず、顔晴れ!(がんばれと読んでください)
晴れた顔にこそ幸せがやってくる(大切な人からプレゼントされた大切な言葉です)。

あくまでも、私流のカサンドラ症候群との付き合い方です。
カサンドラ症候群とはこれからもお付き合いするのでしょうが、夫と付き合うとは考えていません。

なので、今日もきっと一人で美味しく、飲んではいけないと言われる飲み物をいただく予定です。
隠れ酒の醍醐味というヤツでしょうか?(良い大人のすることではございませんね)