イサーンへの旅も4日目になりました。ウドンタニでは週末3泊し、月曜日に帰路ピサヌロークあたりに寄ってから、火曜日にチェンマイへ帰ることにしました。それでちょうど1週間です。
さて、最初にウドンタニの宿をご紹介しておきましょう。ピチットと同じく「リゾート」に泊まりました。リゾートと言っても郊外にあるのではなく街の中で、鉄道のウドンタニ駅のすぐそばでした。これが、なかなかに緑に囲まれた素晴らしい環境のリゾートでした。
金曜日は、男女の大学生30人くらいのグループも泊まっていました。彼らはタイ人で、夜騒ぐこともなく、静かな環境で過ごすことが出来ました。もし彼らが、東アジアの某国から来ていたなら、静寂は保証されなかったかもしれませんね。
広い敷地内には、馬、羊、うさぎ、それに犬が飼われていました。うさぎは5~6匹芝生で放し飼いですが、体調が思わしくないのは檻に入れて休ませていました。
誰とでも仲良くなる特技をもった妻は、この「インタラ・リゾート」の社長さんとも毎朝言葉を交わしていました。この社長、とにかく動物好きです。専属の動物係を雇っているだけでなく、自分でも毎朝世話していました。
ちなみに宿泊代は、エキストラベッドを入れて3人がゆったり眠れる広い部屋で、1泊500バーツでした。最初の2泊はAさんの好意に甘えることにし、3泊目だけ自己負担しました。安いだけあって、朝食はセルフサービスのコーヒーとトーストくらいしかないのが難点です。
この日は朝9時にAさんが迎えに来てくれました。
トーストだけでは腹が満たされないので、ウドンタニ市内の名所のひとつ、ノン・プラチャク公園沿いのお店で、お粥や麺類を食べました。翌朝も立ち寄りましたが、安くて美味しいお店が軒を連ねています。
ノンカイに向けて出発する前に、プラチャク公園のすぐそばにあるお寺(厳密にはwatではなく、shrineのようです)に参拝しました。ウドンタニがこれからも平和で繁栄するには、市内のこの位置に神社がなければならないと、タイ人ではなくファランが進言して建立されたそうです。
さて、ウドンタニ市内からノンカイまでは50キロ余り、40分ほどで到着しました。やはりここでも何はさておき、お寺参りです。タイ人と一緒に行動するとこうなります。私なら何はさておき、メコン川と、向こう側のラオスを見るのですが・・・
ワット・ポーチャイです。近日中に何かの祭礼が行われるらしく、その準備が進んでいました。
内部は夥しい数の小さな仏像が配置され、一体一体が紐で結ばれています。
その大元はこのご本尊でした。まるで蜘蛛の巣を張り巡らせたような状態になっていました。
お寺の外には記念撮影用の場所がありました。ちょっとふざけた仕草をしてみたら、Aさんも即座に呼応してくれました。後でこの写真をLINEで送ったら、すごく気に入ったそうです。でも、よく考えてみると、キスしようかというポーズなのですから、私がAさんから逃げ腰になるのは不自然で、むしろ迫っていくべきでした。
お寺の後は、いよいよラオスを望む場所へ移動かと思いきや、Aさんも妻も全然興味がないようで、まずお昼ご飯を食べましょう、ということになりました。
「デーン」というベトナム料理のお店です。超・有名店らしいです。
まだお昼前だというのに盛況です。さすが有名店。
ベトナム料理店は、60年以上も生きているのに、日本で1回か2回しか行った記憶がありません。麺のフォーと生春巻くらいしか知りませんでした。名前は忘れました。竹輪みたいなのは豚肉料理です。
春巻きの皮に肉・野菜などの具材を色々のせて、「こうやって食べるのよ」とAさんが教えてくれました。
ベトナム料理の定番、生春巻きです。でも妻は肉が禁止されているので、肉抜きを注文しました。タレが決め手なのでしょうが、なかなか美味しかったです。私はもちろんビール付きです。
娘はベトナム料理には全然興味がなく、ずっとケータイを触ってばかり。最初は何も口にしませんでした。ところが、「これ豚肉なんだよ」と言って「竹輪?」を切り、無理やり一口突っ込むと、「えっ?これ美味しい!!」と言ってパクついてくれたので助かりました。「私の食べるものがないから、100バーツ頂戴。外の屋台で何か買ってくる。」と我儘を言っていたのです。扱いが結構難しい子です。
実はこのお店、メコン川のすぐそばにあります。窓から向こう側のラオスが丸見えでした。
向こう側の首都・ビエンチャンへ陸路で行くには、ノンカイ市内の少し手前のところで左折して遠くに微かに見えている「フレンドシップ・ブリッジ」を渡るらしいのですが、そこまでは行きませんでした。パスポートは所持していても、私は現在リエントリー・パーミットを取得していないので、一度タイを出てしまったら、更新して間もない1年ビザが無効になってしまいます。
メコン川を見た後は、商店街で買い物です。
買い物と言っても、とくにお目当てはなく、妻は1本70バーツの扇子とお土産のバナナ菓子を買っただけ。娘は、友達から頼まれたからと言って、握りこぶしくらいの大きさの「音の出る黒い石」を2つ買いました(1個で200バーツ、2個で300バーツ)。
ノンカイから午後3時過ぎにウドンタニに戻りました。この日は夜再びAさんとご主人のNさんに連れられて、ウドンタニ名物のナイトマーケットで遊びました。
向こうに見えているビルはウドンタニ市役所のようです。この写真ではよく見えませんが、随分と近代的な建物なのが印象的でした。
ナイトマーケットというのは、タイのあちこちにあり、とくにチェンマイの「サンデーマーケット」が有名ですね。ウドンタニのナイトマーケットは金・土・日の週3回開催されるようですが、規模と内容ともに、やはりチェンマイに軍配が上がるでしょうか。
この夜は、ナイトマーケットの一角で、焼き鳥などの屋台の料理を買って食べました。前日の創作タイ料理のお店での食事とは対極ですが、たまには露店で買い食いというのもいいものです。
さて、次回はいよいよウドンタニ県北部にある素晴らしいお寺をご紹介します。Nさんによると、タイで最も見るべきお寺だというのですが、どうでしょうか。チェンマイの超有名なドイステープとは全く趣の異なる小さなお寺でした。でも、その内部には・・・
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「デーン」レストラン、懐かしく思い出しました。料理の名前はナム・ヌンですね。私も「デーン」ですっかりナム・ヌンのファンになりました。
料理の名前、ちょっと思い出せなくて竹輪?と書きました。ちょっと見は似ていますね。味は、やはり豚肉かな?ベトナム料理はあまり油っこくなくていいですね。
電車だと12時間くらいかかります。バスで9時間ほどです。
チェンマイ市内は空港や駅以外では普通のタクシーはほとんどないので、ソンテオという赤い乗り合いバスを利用します。トゥクトゥクという三輪自動車もあります。でも、どこでも利用できるわけではないので、不便でしょう。
もし乗れるならバイクを1ヶ月レンタルするのも手です。月決めで3000バーツくらいからあるそうです。