庭の植木がなくなっちゃう！？

わが娘のラッキー、いよいよゴールデンレトリバーの本領を発揮し始めたようです。 ゴールデンの特質として、ボール遊びや水遊びが大好きなことがありますが、もうひとつ、木をかじる習性があるのです。家の中で飼っていると、家具がボロボロになるそうです。庭で飼うと、植木の運命は風前の灯なのでしょうか。

ラッキーの最近の犯行現場を検証してみましょう。

菊ですけど、これなんて序の口です。実は、半分くらい倒されてしまいました。根こそぎ抜かれてしまったのもあります。７月初めから、もう３か月以上咲き続けてきましたから、そろそろ終わりかなという時期なので、まあ良しとしましょう。

これは怪しい行動です。

案の定、右側の幹が４０度くらい右に傾きました。根っこが傷んでいるかどうかですね。

これは赤い斜線のところに葉っぱがあったのです。かじり取ったんですね。

この木は今朝、私の目の前でやられました。この木に水をやったら、直後にガブリです。一体何を考えてるんでしょうかね。犬だから何も考えてない？そりゃそうでしょう。考えてたら、証拠が残らないように、あとでコッソリやりますよね。

すぐに家の中にいた妻を呼びました。「大変だよ～。お前の大事にしてる木をラッキーが折っちゃったよ～。」すると、妻が飛んできてラッキーを調教し始めました。

妻の調教のやり方はこうです。

まずラッキーを折れた木に近づける。タイ語で「これ見なさい！」と強い調子で言ってから、折れた枝を指さして「噛んだらダメ！」と口で叱る。ラッキーは叱られていることを自覚するので「伏せ」の姿勢になって、実に申し訳なさそうな態度を見せる。写真はないですが、可愛いですよ、これ。

次に妻は、隣にある同じ種類の木にラッキーの顔を向けさせ、はじめに手で「噛めるものなら噛んでみろ」というような仕草をする。ラッキーは思わず枝を噛みそうになる。その瞬間に妻が「コーイ！（待て）」と大きな声を出す。するとラッキーは「伏せ」の姿勢に戻って、噛む素振りをやめるのです。それから「これはママのものだから、噛んだらダメだよ」と優しい声で言って、妻はラッキーを撫でました。

つまり、妻の調教法は、噛ませたくないものをラッキーから取り上げるのではなく、まったく逆をやっています。ラッキーが欲しいものを目の前に置いて、取りそうになると「コーイ（待て）！」と強く言ってやめさせるのです。見事に一言でやめます。食べ物でもこの一言で動かなくなります。「コーイ」という言葉自体を覚えさせたのは妻ではなく、犬の学校の先生です。妻はそれを応用しているわけです。

ラッキーには、先生のところでお土産にもらったマプラオを与えて噛ませています。それでも、やっぱり庭の植木を狙うんですね。

妻の調教が本当に効果があるかどうか、それはこれからのお楽しみです。

草くらい、いくら噛んでもいいから、植木は絶滅させないでくれよな、ラッキー。頼むから！

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