今日はおよそ1か月ぶりでゴルフをしました。日本人4人の仲間と。でも、心はアメリカにありました。トランプショックがまだ覚めやらないのです。まさかという結果でしたから。
昨日のエントリーで、トランプ次期大統領の活躍を私が期待しているというふうに思った方がいるとすれば、それは全く逆です。昨年からの長い選挙戦を遠くの地からウォッチしていた一人の傍観者としては、トランプはまるで悪魔のように見えていました。こんな人物がまかり間違ってもアメリカの大統領になることはないだろう、いや、アメリカ国民はそれほどの阿呆ではないだろうとずっと思っていました。でも悪夢が現実になってしまいましたね。
これほどまでに、アメリカ合衆国の国民の多くが(白人のミドル以下の層ですが)閉塞感を覚えていたのか、というのが率直な感想です。究極のポピュリストともいうべきトランプの術中にはまってしまった人が何と多かったことでしょう。ヒラリーが決定打を放てなかったことも大きいです。各種メディアの世論調査が、終盤になっても僅かながらもヒラリーが優勢だと言い続けていたことも陣営の緩みを助長したかもしれません。
でも、当選が決まった途端、ごく普通の人のような反応をするトランプがありました。まず、クリントンの敗北宣言と祝福を素直に受け入れたこと。日本を含む各国の首脳の祝福メッセージにもごく普通の反応をしたこと・・・これまでのトランプのイメージとは相当にかけ離れていますね。
先のことは全く見通せなくなっている、というのが真実ではないでしょうか。TPPもそうです。TPPは認めないというのですけれど、トランプはやるんでしょうか?本気でこれまでの主張を実行に移すとすれば、移民の問題などアメリカ国内のことだけではなく、世界は大混乱に陥ることは避けられません。いい意味でも悪い意味でも、そこまでの信念を持った人物なのかどうか、世界の指導者が固唾をのんで見守っているというのが、ここ数か月の世界情勢ではないでしょうか。それくらいアメリカ大統領選挙は世界的な問題だと私は思います。そして各国の指導者だけでなく、多くの人々がトランプのこれからを見ているのです。
これからも、トランプは大統領になっても勘違いしなくて、ごく普通の人でいてくれる方がいいような気がします。中国との向き合い方、北朝鮮との向き合い方ではトランプの個性を発揮して、手に汗握る駆け引きを展開してほしいと思うのですが、まず無理ですかね・・・
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今回の米大統領選、トランプ陣営の選挙参謀が、ヒラリー氏を倒す、鬼手として様々な花火を揚げたのではないかと勘ぐっています。
早々と下記の記事も出ています。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6220487
自民党の石破氏も同氏を評して、「小泉元首相を彷彿とさせる」と述べています。
君子?は豹変する・・・???
「オマケ」
トランプ氏が言う「強いアメリカ」、それに
http://jp.wsj.com/articles/SB11842517604067003472604582427101919045074
から推測すれば、FRBは来月利上げに踏み切るとみる。
ブログ主殿は潤沢な円資産をお持ちの様だったので、余裕の円資金の一部を今、バーツ転するならドル転の方が良いのではないか?
お子様が来年のサマー・キャンプや将来の留学を希望するやも知れず、その為にも今が円高最後のチャンス?と、
要らぬお節介を申したまででした。
一瞬サプライズでもマケートは歓迎しているようです。
ヒラリーがメール問題などで国民の人気がないのと、オバマのチェンジスローガンでも何も変らなかったから、より変化をトランプに求めたのでしょうか?
仰るように、トランプが君子かどうかは別にして、豹変しなければアメリカも世界も大変なことになります。熱狂的な一部のトランプファン以外は、ほとんどの人がそう考えるのではないでしょうか?
今が円高かどうかは、さまざまな見解がありますね。トヨタを代表とする大企業にばかりメリットのある円安ならば、ちょっとどうかという気もします。株価もそうですが、ほとんどの庶民にとっては、海外在住か否かにかかわらず、縁遠い話なのでしょう。
オバマは「change!」でしたよね。思い出しました。
トランプは「オバマのレガシーをぶっ壊す!」というわけですが、さてどうなりますかね。「オバマはいい男だ」と言ってるみたいですけど・・・
日本では、かつて「自民党をぶっ壊す!」と威勢よく雄たけびを上げたり、「抵抗勢力」という一流のレッテル貼りで相手を攻撃し国民の共感を得た人物がいましたね。