今日の記事は、これまで以上に犬が多く登場します。犬の嫌いな方は見ない方がよろしいかと思います。わが家の近所は犬だらけで、今日お見せするのは、そのごく一部です。
最近妻と散歩する時は、食パンを持参することが多くなりました。今年になってから子犬を産んだ犬が近所に2頭いて、子犬は野良犬化してきました。だから、お腹を空かした犬が多くなってきたのです
タイでは飼い犬と野良犬の境目はほとんどありません。たとえば、この画面の中の一番前の犬は、最近4匹の子犬を産んだお母さんで、一応飼い主がいます。でも、その飼い主は、後ろにいる子犬を飼うつもりがなく、自分の敷地内では寝させないようにしています。
そうは言っても、これらの犬は飼い主の家の周辺を縄張りにしています。はじめは、私たちが通ると一斉に出てきて吠えたのですが、最近は、一斉に出てくることは同じですが、目的が食パンですから全く吠えなくなりました。そして、パンを持たないで通っても、尻尾を振ってじゃれついてくるようになりました。
この写真は、犬たちに縄張りがあることを如実に示しています。いまパンを与えている場所は、お母さん犬やその子犬たち6~7頭の縄張りですが、その30メートルほど向こう側は別のグループの縄張りになっています。ですから、別のグループの犬は、遠くでこの様子を見ているだけで、どんなにパンが欲しくても寄ってくることはありません。画面左上に小さく見えている2頭の犬は、ある一定の線からこちらに来ることはまずありません。
わが家のあるムーバーンはまだ空き地が多いのですが、現在30戸ほどの一軒家が建っていて、中に50頭くらいの犬がいます。そのうちラッキーのような囲い込まれた明確な飼い犬は10頭くらいしかいません。あとは飼い犬とも野良犬とも区別のつかない犬たちです。それらの犬は、だいたい4~7頭くらいで徒党を組んで縄張りを作ります。そして縄張りを主張するグループは7つくらいあって、それぞれ自分たちの縄張りに入ってくる人間や犬に対して集団で威嚇します。威嚇されないのは車だけです。バイクや自転車はいつも追いかけられています。
ところで、どう見ても所属のはっきりしない明らかな「野良」は、ラッキーとよく遊んでいたキーだけだと思われます。キーはどの犬とも徒党を組まず、いわば一匹オオカミとしてこのムーバーンで生きています。キーも縄張りを侵すと他の犬に吠えられることが多いですが、仲間として通行を許容しているグループも存在します。
2月ごろまでわが家に出入りしていた野良犬のキーですが、最近は体の大きいハッピーに締め出されてしまい、わが家の前で寝転ぶ姿もほとんど見られなくなりました。キーがわが家に近づくと、ハッピーが追いかけて行って大喧嘩になるのです。じゃれ合いでなく、オス同士の本気モードの喧嘩です。この写真は、草むらでハッピーと決闘する直前です。(決闘の瞬間は、私が慌てたのでビデオのスイッチを入れそこねました。)
軍人さんの家で飼われているハッピーは放し飼いですが、2頭で飼われているのでキーのような「一匹オオカミ」とは言えません。ここ数日は、またわが家で寝泊まりするようになり、ラッキーともだんだん仲良しになってきました。
ハッピーは背中が痒いので、コンクリートに体を擦りつけています。ラッキーは、じゃれ付こうとして飛びかからんばかりです。狙っている場所がちょっと微妙ですけどね(笑)。でもハッピーは昨日から、ラッキーがじゃれ付いてきても怒らなくなりました。交尾するタイミングはとりあえず終わっているんですが、だんだん仲良しになりつつあります。そのかわり、これまで仲のよかったキーは遠ざかって行ってしまいました。オスの犬の世界は厳しいものがあります。
昼寝中のラッキーとハッピーです。ラッキーは目を離すと、庭のあちこちを掘り返すので、一日の大半は檻の中です。ハッピーは勝手な行動をしない性格なので敷地内に入れてほったらかしてもまったく問題なしです。でも、よそ様の飼い犬なんです。わが家に入り浸ってばかりでは困りますね。
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キーも気が強くて、喧嘩して力では負けそうでも、絶対に引き下がりません。根性が座っています。でもわが家から距離をとるようになったので、寂しいですね。果たして仲直りできるでしょうか???
5頭もいれば大変でしょうが、楽しそうですね。
今のところ近所にはどうみても狂犬病の犬はいないようです。タイでは知らない犬には極力注意が必要ですね。
妻と子供2人は、犬ではなく猫に咬まれたことがあり、狂犬病のワクチンを何回か受けました。私はまだ動物に咬まれたことがありません。甘いお菓子の付いた人差し指を、ラッキーが間違えて少し噛んでしまったことはありますが。