今日は子供たちを学校に送った後、建築中の家がある地域の役場へ行きました。妻のバート・プラチャーチョン(国民証明書またはIDカード、要するにタイ人であることを証明するための身分証明書です)の期限が4月の誕生日で切れたので、更新するためです。
役場は朝8時に開きます。7時半に行くと2人だけ先客が外で待っていましたが、8時を過ぎても空いています。のんびりした田舎の役場といった感じでした。
バート・プラチャーチョンは15歳以上のタイ国民に義務付けられていましたが、昨年7月に法律が変わり、7歳から保持することになりました。ご覧のように、日本国籍の息子も、タイ人でもあるので、昨年娘たちと一緒にこのカードを作りました。家族でこれがないのは、私だけになりました。
このカードはタイでは何をするにも必要です。たとえば、学校に入る時もこのカードのコピーが親子とも必須ですし、飛行機に乗る時も、国内線であればこのカードを提示します。レンタルビデオ屋さんの会員証を作ってもらう時もこれです。日本のように免許証を身分証明に使うことは、タイ人の場合はまずありません。ほとんど全てこれです。
役場でバート・プラチャーチョンを作っているところです。顔が映るので、写真撮影の現場は避けましたが、ご覧のように、中央の奥にある撮影ブースには身長を示すゲージがあって(左の写真)、カードにも、顔の背景としてそのまま身長が写り込みます。
また、このカードを作るときには指紋も登録しなければなりません。妻は右手の指に包帯を巻いていたので左手で済ませました(右の写真)。また妻は抗がん剤の副作用によって髪の毛がありません。今日だけかつらを被って撮影しました。やはり薬の副作用で顔も腫れていますので、実に奇妙な写真となりました。当然、これは公開できません。
今日妻が更新したIDカードの有効期限は2021年の誕生日の前日までとなっていましたから、有効期間は約9年ということですね。8年という説もありますが、必ずしも正しくないようです。
ところで、タイに住んでいる外国人はこのようなIDカードを保持できないので、基本的にはパスポートをいつも持っていなければ法令違反になります。ただし、タイの免許証があれば、パスポートに代えることができるそうです。私も新居に移って住所が確定したら、タイの免許証を取得するつもりです。
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夫の休みが取れるまで、しばらくお預けです。
たとえば、私一人だけで銀行に定期預金口座を開設しに行ってもダメですが、誰かサインしてくれるタイ人が横にいればOKですね。